2025年産の古樹白茶と古樹白牡丹を発売

[2025.07.17] Written By

2025年産の古樹白牡丹と古樹白茶、2種類を発売しました。
いずれも無農薬・無肥料で作られたお茶です。
実は少し前から販売していましたが、公式にはお知らせしていなかったため、本記事を書きました。

生産者と共に作り上げるお茶

今年も私たちはシーズンを通じて約2ヶ月間現地に滞在し、白茶、プーアル茶、紅茶の生産に直接携わりました。
生産者とは長年の付き合いがあり、基本的な製法は彼らが熟知していますが、私たちは日々の製品を逐次チェックし、生産中の各種パラメーターの調整、最終製品の確認、包装までを行いました。

今年は生産管理に加え、流通方法も大きく改善し、輸送時の結露を完全に防ぐことが可能となりました。これにより、製茶時の香りをそのままの状態でお届けできるようになりました。

今年の白茶は、清らかで優しい香りに仕上がっています。

晴天続きで実現した理想の仕上がり

今年はシーズンを通じて比較的雨が多い年でした。
但し、白茶の生産シーズンである3月下旬〜4月中旬までは、全く雨が降らなかったため、理想的な条件で白茶を仕上げる事が出来ました。
白茶の生産期間中は、非常に乾燥しており、湿度が低かったことから、今年の白茶は特に好条件で製茶することが出来、全体に鮮やかな緑色に仕上がっております。

雲南省のお茶の質が高い理由

私たちは質の高い原料を求め、雲南省の高地で白茶を作っています。
質の高い原料とは何かというと、飲んだときに味が濃く感じられ、余韻が長く、後味がしっかりと残るお茶を指します。

この感覚は、お茶よりも果物や野菜を食べたときの方が分かりやすいかもしれません。質の高い果物や野菜は、ただ甘いだけ、ただフレッシュなだけではなく、味そのものが濃く感じられます。

例えば、肥料を多く与えて大量生産されたリンゴやミカンは、糖度はあっても味そのものが薄く感じられることがあります。一方、低肥料で育てたり、高標高の地域で作られた果物は、細胞が引き締まり、味が濃く感じられます。

お茶も同じで、質の高いお茶は、味が明らかに濃く感じられます。一度この感覚を知ると、平坦な味わいのお茶には戻れなくなります。

一般に、質の高いお茶は成長速度と関係しています。ゆっくりと時間をかけて成長したお茶は、細胞密度が高く、内部に成分がしっかりと蓄積されます。逆に、肥料を与えて急速に成長させたお茶は、細胞が大きく、組織が粗くなり、成分の蓄積が不十分になります。

中国の雲南省臨滄市の南西部にある永德(Yongde)や鎮康(Zhenkang)が理想的な産地である理由は、標高が2000mと高く、樹齢数百年の老木が豊富にあり、無肥料無農薬の茶園が多い点にあります。

無肥料に加えて、高樹齢、高標高という二つの条件は、お茶の成長速度をゆっくりにします。同じ茶園でも、樹齢が若い木は成長が早く、老木は成長が遅くなります。これが、原料としての質の差になります。

水出しとスパークリングが最強の白茶

白茶は水出しが非常に美味しいお茶です。
白茶の面白い点は、お湯で淹れるのと水出しにするのとでは香りが全く異なることです。これはお湯で淹れると白茶に含まれる酵素の影響で、お茶が発酵(酵素的酸化)をするためです。

今の暑い時期、白茶の水出しはとても美味しく、子供達にも非常に人気があります。
更に、もし自宅に炭酸水生成装置があるようでしたら、是非試していただきたいのが白茶ソーダです。
水出しの白茶を直接炭酸水生成装置で作るホワイトティーソーダは、想像を遙かに超える美味しさです。

古樹白茶

https://hojotea.com/item/w25.htm

HOJOの白茶を代表する商品です。
1芽2-3葉の茶葉から作る事で、香りが強く、また、透明感ある味わいと長い余韻が特徴です。
熟成した際に、ブドウのような香りを形成することから、未開封であれば長期熟成にもお勧めのお茶です。

古樹白茶のお買い物は此方から

袋入り:   50g / 価格 1,836円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

3袋セット:   150g(50gを3袋) / 価格 5,184円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

お値打ちパック: 600g (50gを12袋) / 価格 17,604円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

 

古樹白牡丹

https://hojotea.com/item/w03.htm

1芽1葉を中心に摘まれたお茶です。
芽の比率が高いため、口に含んだときにクリーミーな飲み心地が感じられ、優しく滑らかな印象のお茶です。
熟成による変化も楽しめますが、古樹白牡丹は芽の比率が高いため、古樹白茶ほどフルーツ香は形成されません。どちらかというと、新鮮なうち(1年以内)に飲むことをお薦めします。

古樹白牡丹のお買い物は此方から

袋入り:   50g / 価格 2,160円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

3袋セット:   150g(50gを3袋) / 価格 6,156円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

お値打ちパック: 600g (50gを12袋) / 価格 20,736円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

日本茶(緑茶)、中国紅茶、白茶、プーアル熟茶、プーアル生茶、ジャスミン茶、烏龍茶という厳選された茶葉7種のお試しセット

関連記事 RELATED ARTICLES

お茶に関する最新情報を確実にキャッチするには? SOCIAL NETWORK

1,Twitterをフォローする。2,FaceBookで「いいね!」を押す。3,メールマガジンに登録する。という3つの方法で、お茶に関する最新情報をキャッチすることができます。今すぐ下のツイッターフォローボタンや「いいね!」をクリック!

メールマガジン登録で無料サンプルをもらおう!
メールマガジンにご登録いただくと無料のサンプル茶葉のプレゼントや希少商品の先行購入など様々な特典がございます。ソーシャルメディアの購読だけでなく、メールマガジンへのご登録もお忘れなく!

HOJO TEAオンラインショップNEWS一覧を見る

2025年産の古樹白茶と古樹白牡丹を発売
2025年産の古樹白牡丹と古樹白茶、2種類を発売しました。 いずれも無農薬・無肥料で作られたお茶です。 実は少し前から販売していましたが、公式にはお知らせしていなかったため、本記事を書きました。 生産者と共に作り上げるお …
東山生茶2024年産餅茶を発売
東山生茶2024の餅茶を発売しました。2024年産の東山は、以前に散茶を発売し、短期間で売り切れとなりました。今回発売する2024年産の餅茶は同じ原料から作られたお茶です。餅茶は作りたては香りが比較的穏やかな傾向がありま …

最新の記事 NEW ARTICLES

2025年産の古樹白茶と古樹白牡丹を発売
2025年産の古樹白牡丹と古樹白茶、2種類を発売しました。 いずれも無農薬・無肥料で作られたお茶です。 実は少し前から販売していましたが、公式にはお知らせしていなかったため、本記事を書きました。 生産者と共に作り上げるお …
東山生茶2024年産餅茶を発売
東山生茶2024の餅茶を発売しました。2024年産の東山は、以前に散茶を発売し、短期間で売り切れとなりました。今回発売する2024年産の餅茶は同じ原料から作られたお茶です。餅茶は作りたては香りが比較的穏やかな傾向がありま …
雲南省の自然栽培茶を使った薪火釜炒り焙じ茶の開発
現在、私たちは雲南省に滞在し、お茶の生産に取り組んでおります。シーズンも終盤に差しかかっていますが、この時期は特に成長が遅く、質の高いお茶が収穫期を迎えるため、最後まで気が抜けません。プーアル茶と紅茶の製造を主軸としなが …
料理から見る雲南の多様性:少数民族・四川料理の交差点
雲南省に長期滞在してお茶を作っているわけですが、雨の日や生産予定の無い日は、近隣の街のホテルに滞在しております。 ホテルに滞在しているときは、外食するのですが、私達にとって、現地での食事はお茶作りと同等に興味があり、非常 …
渡辺陶三作:秋津無名異、野坂粗土急須他入荷
佐渡島の無名異焼作家、渡辺陶三氏の茶器が多種類入荷しました。 今回は、特に、秋津無名異酸化焼成と野坂炭化還元の急須・茶壺が多数入荷しました。 https://hojotea.com/categ/teaware.htm 秋 …
雲南白茶、理想を形にする現地生産
3月25日に雲南省に入り、現在まで白茶の製造に取り組んでいます。 本コラムでは、雲南省における白茶生産の実情や、その品質、管理のあり方についてご紹介します。 何故雲南省で白茶を作るのか 白茶といえば、まず思い浮かぶのは福 …
現地からのレポート:2025年の雲南省のお茶の状況について
3月25日より雲南省に来ております。 こちらには5月まで滞在し、現地でのお茶の生産や流通・品質管理を行います。 本コラムでは、今年2025年のお茶の生育状況、相場観などについてインプレッションを述べたいと思います。 気候 …
長期熟成をした緬境野生茶2014年産を再発売
緬境野生茶 2014(生茶)マレーシア熟成 緬境野生茶 2014は、マレーシアと日本で長期保存をしており、しっかりと熟成が進んだお茶です。 このお茶は数ヶ月間、有酸素で雲南省で保存し、その後無酸素にて追加熟成をしておりま …
自社開発した新製法にて自分たちで仕上げた野生紅を発売
野生紅のロットが2024年産に切り替わりました。 通常であれば特にお知らせすることはありませんが、今回の切り替えには大きな意味があります。 2024年産の野生紅から、私たちが開発した新しい製法を用い、私たち自身の手で作っ …
ミャンマー国境隣接地域産 鎮康古樹熟茶2022 発売
鎮康古樹熟茶2023を発売しました。 普段飲みに適した価格帯のお茶を目指し、非常に僻地の産地から茶葉を仕入れています。 https://hojotea.com/item/d154.htm ミャンマーとの国境を接する鎮康県 …

PAGETOP