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日本のルーツ雲南省
- [2010.05.07] Written By 北城 彰(Akira Hojo)
雲南省は中国でも南部に位置しており、どちらかというと日本とは縁のない土地と思われがちです。
ただし、多くの学説によると初期(縄文)の中国から日本への移民は、雲南省からであると言われており、その根拠としてDNA、歯形、骨格が極めて類似しているそうです。
雲南省は非常に広く、また、多くの少数民族により構成されております。
例えば、プーアル茶で有名な、西双版納などは、泰民族、つまりタイ人が多く占めており、タイ風の寺、タイの民族衣装、タイ料理があちこちで見られます。人によっては、中国語ではなく、タイ語で会話をしている人もおりました。
日本は後期(弥生期)になると、漢民族が多く移民してきておりますが、初期の移民の際には雲南省の少数民族が多く日本へと移民しているようです。
九州や沖縄の人々の彫りの深い顔は、少数民族の顔立ちと似ております。私も顔が濃い方なので、雲南省を旅している間中、少数民族と間違えられ、人々が気軽に話しかけてきました。
更に、今回の旅で驚いたのは、日本の文化と雲南省の文化において重複する部分が多くある点です。
例えば、普通に麺を頼んだところ、何と、味噌ベースの味付けでした。香り味共に、何処からどう見ても味噌でした。
このほかにも、雲南省では、大豆の発酵食品が多く、納豆に近い食品もあります。東南アジアでよく見かける、テンペ(大豆の発酵食品)も雲南省がルーツと言われております。
また、雲南省(特に少数民族)は床に座り食事をします。
この点も日本の食文化とかなり類似しております。
また、雲南省の少数民族の衣装は、日本の着物のように懐があります。
中国漢民族の服装にはこのような衣装はありません。
また、私は直接聴いておりませんが、少数民族の伝統的な歌は日本の民謡にとても近いそうです。
このように、雲南省を旅していると、日本と共通点を多く発見することが出来ます。
毎日朝食、或いは、街への到着が真夜中になったときの夕食はこのような麺を食べました。田舎へ行くほど、みそ味が日本の味噌と同じでした。
雲南省の田舎へ行くとこのような服装をした人々が当たり前におります。
写真は西双版納州の易武の村にて撮影。
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