中国・台湾の出張から戻りました。

[2012.07.10] Written By

中国台湾の出張から戻りました。
今回は、福州でジャスミン茶白茶の買い付けをし、その後、急遽、安渓へ鉄観音を買いに行きました。
安渓から一旦、厦門に戻り、そこから潮州へ鳳凰単叢烏龍の買い付けに行きました。
潮州から再び厦門へ戻り、そこから直接台湾へと飛びました。台湾では一年分のお茶の買い付けを行いました。
今回の旅で特に良かったと思う成果は、3点あります。
1つめは安渓にて低農薬の鉄観音が購入できたことです。現時点で購入を決定しているのは、グリーンな清香タイプです。蘭の花のような、桃のような香りがします。更に、もう一つ面白いお茶を仕入れました。それは安桂の鉄観音の作り方に基づいて加工された肉桂です。肉桂というと武夷山が有名ですが、今回安渓で仕入れた肉桂は非常に面白い品質です。
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安渓の市場:ここでは良い品質のお茶がとても安く買えます。但し、農薬は全く管理されておりません。
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安渓に行くと至る所で見られる鉄観音の手選別風景
2つめは割と珍しい鳳凰単叢烏龍が買えた点です。今回は蜜蘭香を中心とする低価格帯のお茶と、ビンテージタイプのお茶に力を入れました。人気の蜜蘭香については更に沢山の選択肢が増えます。
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鳳凰単叢烏龍は一つ一つ手選別を行います。人海戦術で手選別が行われておりました。この時点では毛茶と呼ばれ、この後火入れが行われます。
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今回は100以上のお茶を試飲しました。
3つめは、台湾にて懸案だった伝統式凍頂烏龍 重発酵タイプが購入できた点です。台湾は工程数が少ない微発酵タイプのお茶が市場の中心を占めており、昔ながらの重発酵烏龍は入手がとても難しいため、数量限定で売って貰うことが出来ました。
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台湾では烏龍茶の製茶も実体験してきました。
各お茶の詳細については追ってブログで紹介したいと思います。

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