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蜜香紅茶を発売しました。このお茶はHOJOのラインアップに入っているにもかかわらず、何年も品切れが続いており、多くの人からお問い合わせを頂いておりました。
今回紹介する蜜香紅茶は無農薬の茶園から仕入れました。
https://hojotea.com/item/b31.htm
蜜やマスカットの香りがするお茶
蜜香紅茶は文字通り、蜜のような香りがするお茶です。蜜香はマスカットの香りにも似ていることから、マスカテルフレーバーとも呼ばれます。
香り的には、東方美人や、マスカテル系のダージリンセカンドフラッシュに似ております。ただ、ダージリンセカンドフラッシュで蜜香紅茶のレベルのマスカテルフレーバーがするお茶は極め希だと思います。
蜜香紅茶は、値段も高く、仕入れようか悩みましたが、強い蜜香ゆえに我慢できず、仕入れを決断しました。
東方美人の産地
蜜香紅茶の産地は台湾の苗栗産です。苗栗は東方美人の産地としてよく知られております。
蜜香紅茶は青心大有という品種から作られております。
ウンカが茶葉を噛むことで形成される蜜香
蜜香紅茶の蜜香は特殊な製茶工程で形成されるのではありません。
蜜香のするお茶を作るためには、ウンカに攻撃された茶葉を摘む事が必須です。
植物は害虫の攻撃を受けると、ファイトアレキシンと呼ばれる、人間で言う抗体のような物質を形成します。
ファイトアレキシンには、植物によって色々な種類が有りますが、お茶の場合、葉がウンカの攻撃を受けると、テルペノイドという物質を形成します。この物質が東方美人や蜜香紅茶の蜜の香りの本体です。
製茶が安定している紅玉紅茶と製茶が不安定な蜜香紅茶
台湾の紅茶と言えば、紅玉紅茶が有名です。紅玉紅茶をご存じの方は多いと思いますが、多くの紅玉紅茶はとても上手に製茶されております。
一方、蜜香紅茶に関する限り、製茶に問題のあるお茶が非常に多いのが実情です。
私の経験上、蜜香紅茶のサンプルを取り寄せると、製茶に問題があるお茶がその殆どです。
何故、紅玉紅茶は上手に製茶されているのに、蜜香紅茶は問題が多いのでしょうか?
これには品種が深く関係してます。
紅玉紅茶は台茶18号という、アッサム系の大葉種から改良された品種です。
茎が太く、葉も大きく、水分の含有量が高いため、かなり高温にしても水分が飛びにくい特徴が有ります。
この為、発酵止め(殺青)を高温で行うことが出来、比較的簡単に制御することが可能です。
それに対して、蜜香紅茶の多くは青心烏龍や青心大有などの烏龍品種から作られます。
これらの茶葉は、茎が細く、水分量が少ないため、紅玉紅茶の様な条件で発酵止めをしたのでは、茶葉が焦げて、焙煎香が生じます。焦げた紅茶は、消費者から敬遠されます。
このような理由から、生産者は何としても焦がさないように温度調整をします。その結果、逆に、熱量が足らず発酵止めがきちんと出来ない(殺青不良になる)お茶が出来る頻度が上がります。
発酵止めが正確に出来てない場合、酵素が不活性化してないため、お茶は発酵しつづけます。その結果、過発酵と呼ばれる状態になり、ぞうきんのような蒸れ臭を形成します。
蜜香紅茶を仕入れるにあたっては、上記で述べたようなポイントを厳しく精査しました。今回紹介するお茶については、納得できるレベルで製茶できていると評価しました。
買い物はこちらから
袋小 : 20g / 価格 2,916円(税込み)
缶入り: 50g / 価格 6,912円(税込み)
袋大: 150g / 価格 20,304円(税込み)
お値打ちパック: 600g (袋大150gを4袋) / 価格 66,355円(税込み)
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