日本の茶器

[2010.02.04]
茶器の組み合わせがお茶を駄目にしておりませんか?

急須はそれを構成する土(ミネラル)により、お茶(水)の味を変えるという話を何度もしておりますが、 実際にお茶を飲む場合、複数の材質を茶器を無意識に組み合わせて使用しておりませんか?   例: やかん→冷まし→急 …

[2010.01.23]
釉薬の種類で変わるお茶の味

天目茶碗という茶碗をご存じですか。 天目とは、中国浙江省の天目山で使用されていた黒い釉薬のかかった茶碗を、お坊さんが日本に持ち帰ったことが由来とされております。 現在でも、天目茶碗は中国、台湾、日本で作られており、青磁な …

[2010.01.09]
焼成温度と急須の性能の関係

茶器の材料は土ですが、土の原料は、岩石です。岩石が風化して、土になり、それを再び焼くことで、土の成分をガラス化し、急須と言う名の岩石へと再加工するわけです。 実は、岩石も火山により形成されます。火山が窯だと思えば、岩石は …

[2010.01.07]
鈴木盛久作の砂鉄瓶3種

南部鉄瓶の老舗の鈴木盛久から特注の鉄瓶が届きました。 これらは、海外のお客様から注文があった物で、砂鉄にて制作して頂きました。 砂鉄の場合、炭素の含有量が低くそれ故に、構造がより緻密です。緻密ゆえに、叩くと、チーーーンと …

[2009.12.31]
鉄粒子の形が土の質を決める

土の焼き具合は、土の表面積を左右するとこれまで説明してきましたが、もう一点重要な要素があります。 重要なのは鉄(鉄鉱石)を含む粒子が解けずに残っていることです。 天然に存在する鉄は鉄鉱石ですが、朱泥のような土に含まれる鉄 …

[2009.12.22]
常滑の赤土は本朱泥と呼ばれ、お茶をまろやかにする

愛知県の常滑市は焼き物の街としてよく知られた場所です。常滑を含む愛知県、三重県、岐阜県一帯にはその昔巨大な湖がありました。この湖は東海湖と呼ばれ、現在の琵琶湖よりも大きな湖でした。常滑焼の朱泥はこの湖に堆積した土に由来し …

[2009.12.21]
長老寿型 彼岸花紋

お客様の特注で鈴木盛久にお願いし、特注の鉄瓶を制作していただきました。 長老寿型という形状ですが、その前面に彼岸花をデザインしていただきました。 彼岸花は熊谷志衣子さんのオリジナルデザインですが、相変わらず、可憐で素敵な …

[2009.12.20]
佐渡島へ出張、無名異作家と急須の打ち合わせ

週末、佐渡へ出張してきました。 渡辺陶三氏、清水賢氏との打ち合わせで行ったのですが、あいにくの悪い天気に見舞われ、フェリーも辛うじて出てくれました。 今の時期に佐渡へ行く人はとても少ないため、フェリー会社もどちらかという …

[2009.05.12]
佐渡島の相川金山に眠る朱泥や紅泥

相川金山は佐渡金山の中でも最大級の鉱山です。同時に、鉱山の副産物として鉄分を多く含む赤土が埋蔵されております。 金も、銀も、赤土に含まれる鉄も、海底火山の噴火と共に、地中深くにあったミネラルが超高温の水に溶け、地上に運ば …

[2009.04.27]
佐渡島には無名異土にとどまらず、色とりどりの土があります。

  佐渡には金や銀を始めとする鉱物だけでなく、宜興と遜色のない種類の土が豊富に埋蔵されております。 これは佐渡島自体が海底火山によってできた島であることに起因しております。   佐渡の焼き物というと、 …

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2022年産の鳳凰単叢老欉柿花香単株と桂花香単株を発売
2022年産の鳳凰単叢老欉単株茶を2種類発売しました。 何れも極めて樹齢の高い木ゆえに、非常に奥行きのある、長い余韻のお茶です。濃い後味に加え、1年以上の熟成による、濃厚な香りをお楽しみ戴けます。 鳳凰単叢老欉柿花香 単 …
ダージリンファーストフラッシュとオータムナル紅茶を発売
ダージリンを2種類発売しました。今回の新商品は、Arya茶園の春摘みファーストフラッシュのルビーと秋摘みオータムナルのルビーです。春摘みのルビーは4月に仕入れ、その後無酸素状態で熟成させることで、香りをさらに高めました。 …

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