素材とお茶の味の科学

[2010.01.25]
石英を触れるとお茶の味に変化が

磁器の原料はカオリンです。 磁器とは、瀬戸物に代表される、陶器です。 カオリンの原料は石英です。 石英が結晶化すると水晶になります。 これら、石英、磁器、水晶は全て同じ成分を含んでいるにもかかわらず、お茶への影響は大きく …

[2010.01.23]
釉薬の種類で変わるお茶の味

天目茶碗という茶碗をご存じですか。 天目とは、中国浙江省の天目山で使用されていた黒い釉薬のかかった茶碗を、お坊さんが日本に持ち帰ったことが由来とされております。 現在でも、天目茶碗は中国、台湾、日本で作られており、青磁な …

[2010.01.16]
唾液の「喉越し」

日本語で「喉越し」という言葉があります。 この言葉は、ワインやお茶の品質を表す上で非常に重要な言葉です。 最近では唯一、ビールの味の表現に、「喉越し」という言葉が使われます。 でも、スーパーに置いてあるような安いビールに …

[2010.01.14]
山の石は川の水の味を決める

石で味が変わるという話をしましたが、これは大変興味深いテーマで、調べ始めたらきりがありません。一番身近な石として、花崗岩がありますが、花崗岩は概して味を軟らかくします。花崗岩を通したお茶は、コクが増し、やわらかく感じます …

[2010.01.13]
身近な石でお茶の味とかおりが変化

直ぐには信じられないでしょうが、石をお茶に触れると、お茶の味や香りの質が変化します。 特別な石やパワーストーンと呼ばれる石だけが、このような潜在能力を持っているわけではなく、自然界にある100%の石にそのような機能があり …

[2010.01.09]
焼成温度と急須の性能の関係

茶器の材料は土ですが、土の原料は、岩石です。岩石が風化して、土になり、それを再び焼くことで、土の成分をガラス化し、急須と言う名の岩石へと再加工するわけです。 実は、岩石も火山により形成されます。火山が窯だと思えば、岩石は …

[2009.12.31]
鉄粒子の形が土の質を決める

土の焼き具合は、土の表面積を左右するとこれまで説明してきましたが、もう一点重要な要素があります。 重要なのは鉄(鉄鉱石)を含む粒子が解けずに残っていることです。 天然に存在する鉄は鉄鉱石ですが、朱泥のような土に含まれる鉄 …

[2009.12.27]
反比例関係にある、急須の頑丈さと性能

焼く温度と急須の性能の関係ですが、ポイントとしては、「漏れないようにすること」と「表面積を如何に多く保つか」という2つのバランスにより成り立ちます。   漏れないようにするためには、より強く焼き、土の成分がガラ …

[2009.02.21]
お茶が美味しくはいらない?購入には注意が必要な茶器

  お茶を美味しくするどころか、逆に不味くする茶器も 宜興の紫砂のなかには、お茶の味を良くするのではなく、質を落としてしまう土もあります。緑泥という土をご存じでしょうか?中国の宜興では緑泥と呼ばれる土で、字の如 …

[2008.06.07]
トルマリンはお茶の味を変える?

石でお茶の味が変わる?・・・という内容を以前に書きましたが、最近、懸案のトルマリンを入手しました。 サンプルとして入手したのは黒トルマリンの結晶体です。 果たしてお茶の味が変わるのかどうか、実験を行いました。 実験には殆 …

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2300mの野放茶園産、高山白茶を発売
高山白茶を発売しました。 このお茶の茶園には、次の2つの特徴があります。 1. 標高2200-2300mに位置する茶園 2. 完全に野生化したお茶の木で構成される野放茶園 非常に理想的な環境ゆえに、お茶の品質も素晴らしく …
標高2100mの無農薬・無肥料茶園産の高山紫茶2024
2024年産の高山紫茶を2種類発売しました。 https://hojotea.com/item/d53.htm 2種類とも、同じ生産者が同じ地域内に保有する茶園の茶葉ですが、茶園の位置が異なり、また、生産日も異なります。 …

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