IMO認定済み!オーガニック紅茶をネパールジュンチャバリ茶園から仕入れました。

[2017.05.24] Written By


ヒマラヤ山脈を挟みダージリンの裏側、ネパールから仕入れた面白い紅茶を紹介したいと思います。

https://hojotea.com/item/b41.htm

有機栽培&自然農法を実践するJun Chiyabari (ジュンチャバリ)茶園の紅茶

数あるネパールの茶園の中からHOJOが選んだのはJun Chiyabari (ジュンチャバリ)茶園です。その理由として、多くのネパールの茶園が肥料栽培をしているのに対し、Jun Chiyabari茶園は自然農法を実践しておりお茶の原料の質が飛び抜けて良い点です。窒素系の肥料を使わず、植物由来の堆肥を用いることで、お茶はゆっくりと成長し、その結果、余韻が長く、後味が濃いお茶が出来ます。オーナーの1人は私の店にも遊びに来たことがあり、彼の自然農法に対する情熱を理解し、ジュンチャバリ茶園に興味を持ちました。

最大2100mの標高

Jun Chiyabari茶園は標高1650m〜2100mに位置しており、高山特有の気候が高い品質のお茶を生み出します。標高が高い位置にある茶園は、昼間は非常に強い日光を受け、お茶の生産活動を促進し、夜は急激に温度が下がることからお茶の消費速度(呼吸速度)を低下し、その結果、ポリフェノールやミネラル分が濃厚なお茶を生み出します。豊富なポリフェノールとミネラルはお茶の余韻に反映されます。

蜜の香りと濃い後味

Jun Chiyabari茶園のお茶の特徴は自然栽培による長い余韻と蜜香(マスカテルフレーバー)です。IMOによる有機認証も取得している茶園ゆえに、当然農薬は使用しておらず、茶園には多くのウンカが生息しております。ウンカに汁を吸われることでJun Chiyabari茶園のお茶はマスカットや蜜を連想するような甘い香りを生み出します。特に、長く熟成すればするほどマスカテルフレーバーは強くなります。ただし、長期間熟成するためには無酸素状態で保存するのが必須です。尚、長期熟成には微発酵茶が特にお勧めです。ファーストフラッシュを無酸素で10年位熟成するとブドウのような香りへと変化します。HOJOのクアラルンプールにおける実店舗では熟成が進んだファーストフラッシュの方が新茶よりも人気があるほどです。

フレッシュな香りの茶を厳選

Jun Chiyabari茶園の特徴として、乾燥時に100℃以上の高温で比較的長時間茶葉が処理されます。中国茶ではこのような仕上がりを「高香」と呼びます。このようなお茶は、仄かな香ばしさと木質の香りを呈します。人によってはこのような高温処理をしっかりしたお茶を好みますが、ただ、私は個人的にこの特徴的な香りが好みではないため、100種類近いお茶の中から厳選し、理想とする透明感のある香りのお茶を入手しました。この為、一般に入手出来るJun Chiyabari茶園産のお茶の傾向とは一線を画する、HOJO独自の視点で選んだお茶を紹介しております。更に、日本に入荷したお茶は、再度、乾燥することで茶葉表面の微酸化を取り除き、甘い香りに仕上げております。水分を低めに維持しておりますので、開封後も暫く香りが安定しております。開封後、徐々に大気中の水分を吸うことで、香りがより華やかに変化します。

Autumnal Muscatel Jun Chiyabari Estate

秋摘みのお茶です。手作業により非常に丁寧に揉まれたお茶で、茶葉は東方美人を連想するような美しい形状をしております。オータムティとしては珍しく、強めの蜜香(マスカテルフレーバー)がするお茶です。夏場に収穫されるダージリンセカンドフラッシュと異なり、秋に収穫されたお茶ゆえに、味わいが優しく、長い余韻をお楽しみ頂けます。

Nepal 1st Flush Jun Chiyabari Estate

春の一番茶です。滑らかで、後味が濃く、花のような香りと仄かな蜜のような甘い香りがするお茶です。香りはダージリンとにておりますが、飲んだときの余韻の長に関してはダージリンを圧倒しております。

日本茶(緑茶)、中国紅茶、白茶、プーアル熟茶、プーアル生茶、ジャスミン茶、烏龍茶という厳選された茶葉7種のお試しセット

この記事に関連するHOJO Teaの商品


関連記事 RELATED ARTICLES

お茶に関する最新情報を確実にキャッチするには? SOCIAL NETWORK

1,Twitterをフォローする。2,FaceBookで「いいね!」を押す。3,メールマガジンに登録する。という3つの方法で、お茶に関する最新情報をキャッチすることができます。今すぐ下のツイッターフォローボタンや「いいね!」をクリック!

メールマガジン登録で無料サンプルをもらおう!
メールマガジンにご登録いただくと無料のサンプル茶葉のプレゼントや希少商品の先行購入など様々な特典がございます。ソーシャルメディアの購読だけでなく、メールマガジンへのご登録もお忘れなく!

HOJO TEAオンラインショップNEWS一覧を見る

東山生茶 2024の散茶を発売
東山生茶 2024の散茶を発売しました。実は、東山の散茶を販売するのは今回が初めてです。 https://hojotea.com/item/d63.htm 雲南省臨滄市鎮康県の高山地帯で収穫された老樹茶 東山生茶2024 …
鳳凰単叢老欉蜜蘭香 2023を発売
鳳凰単叢老欉蜜蘭香2023を発売しました。 https://hojotea.com/item/houou.htm 鳳凰単叢は広東省潮州市を代表する烏龍茶で、老欉は樹齢の高い茶樹から収穫された茶葉を使ったお茶を指します。 …

最新の記事 NEW ARTICLES

東山生茶 2024の散茶を発売
東山生茶 2024の散茶を発売しました。実は、東山の散茶を販売するのは今回が初めてです。 https://hojotea.com/item/d63.htm 雲南省臨滄市鎮康県の高山地帯で収穫された老樹茶 東山生茶2024 …
なぜお茶は渋いのか?渋味の原因と仕組みを紐解く
お茶には渋味を全く感じないものもあれば、非常に強い渋味を持つものもあります。では、この渋味の原因は何なのでしょうか?ここでは、渋味の原因とそのメカニズムについて解説します。 渋味の原因 渋味は、お茶の成分が口腔内のタンパ …
鳳凰単叢老欉蜜蘭香 2023を発売
鳳凰単叢老欉蜜蘭香2023を発売しました。 https://hojotea.com/item/houou.htm 鳳凰単叢は広東省潮州市を代表する烏龍茶で、老欉は樹齢の高い茶樹から収穫された茶葉を使ったお茶を指します。 …
湯を沸かす熱源によって変わるお茶の味香り
お茶を淹れる際に使うお湯ですが、やかんの材質によってお湯の味が変わることはよく知られておりますが、実は、やかんの材質以外に、湯を沸かす熱源の種類によっても味が大きく変化することをご存じでしょうか? 同じヤカンでも、熱源に …
棠梨山古樹熟茶2023を発売
棠梨山古樹熟茶2023年(とくりさん)を発売しました。 https://hojotea.com/item/d155.htm 棠梨山は中国語でTan Li Shanと発音し、永徳県の中心地である徳党鎮の北側斜面に位置する山 …
東山生茶・白毫銀針・茉莉銀針の3種類のお茶を発売
東山生茶2023、白毫銀針、茉莉銀針の3種類のお茶を発売しました。 東山生茶2023 https://hojotea.com/item/d63.htm 東山生茶2023を発売しました。東山生茶は当店でも非常に人気の高いお …
大雪山野生茶(生茶)2023年・2024年産 同時発売
大雪山野生生茶の2023年産と2024年産を発売しました。 2023年産については、マレーシアの倉庫で1年間熟成しております。 https://hojotea.com/item/d27.htm   雲南省でも入 …
佐渡無名異焼作家の渡辺陶三作:野坂粗土還元急須が入荷
野坂粗土還元焼成の茶器を発売しました。 今回入荷したモデルは、茶壺(後手急須)、フリーカップ、マグカップの3点です。 https://hojotea.com/item/tozo_nosaka_reduction.htm …
佐渡島の渡辺陶三製作:野坂粗土酸化焼成の茶器が入荷
佐渡島の陶芸家、渡辺陶三氏による「野坂粗土酸化焼成」の茶器を発売いたしました。 https://hojotea.com/item/tozo_nosaka.htm   野坂は佐渡島の沢根にある地区名で、相川金山に …
2300mの野放茶園産、高山白茶を発売
高山白茶を発売しました。 このお茶の茶園には、次の2つの特徴があります。 1. 標高2200-2300mに位置する茶園 2. 完全に野生化したお茶の木で構成される野放茶園 非常に理想的な環境ゆえに、お茶の品質も素晴らしく …

PAGETOP