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暫く商品が切れておりました雲南古樹紅茶が入荷しました。農薬はもちろん、肥料も一切使用せずに作られた自然栽培茶です。
100歳以上の老木から作られた紅茶
雲南古樹紅茶は老木から作られた紅茶です。この商品を初めて発売したのは2010年だったのですが、この当時、古樹(老木)から作られた紅茶は本商品のみだったため、名称を雲南古樹紅茶としました。しかしその後、現在はHOJOのラインアップの全ての雲南紅茶が老木から収穫した茶葉から作られているため、厳密に言うと全ての雲南紅茶は「古樹紅茶」です。
雲南古樹紅茶の特徴は天日による乾燥
HOJOのラインアップの他のお茶には無い、雲南古樹紅茶の特徴として、天日による乾燥で茶葉を乾燥している点です。雲南省では比較的良く用いられる方法ですが、この製法を行うためには、幾つかの条件が求められます。例えば、標高が高く非常に乾燥している点、お茶が4月の1週目前の乾燥している時期に摘まれている点、一芯や一芯二葉などの葉が少ない状態で摘むことで、茶葉の水分が比較的均質である点が求められます。これらの条件が揃わない中で天日乾燥をすると、乾燥に時間がかかり、その結果、発酵が過度に進み、蒸れ臭が生じる原因となります。今回紹介する雲南古樹紅茶は一芯一葉の茶葉から作られております。
雲南省で一年熟成したお茶を入手
例年ですと、特注で作っている雲南古樹紅茶ですが、今年の3月に私がいつも雲南古樹紅茶の生産を依頼している生産者を訪問したところ、昨年のお茶が非常に良い状態で保存されていると言う話を聞きました。早速確認した所、乾燥した倉庫に保管されていたおかげで、お茶が黒糖や乾燥フルーツの香りを連想するような甘い熟成香を放っておりました。個性的でとても良い品質だったため、新しく特注する代わりにこのバッチを仕入れることにしました。
仕入れたままの状態で販売しても良いのですが、一年熟成されたことで水分量も高くなっているため、低めの温度でじっくり熱をかける事にしました。日本に輸入後、自社の乾燥機にてお茶に100℃以下の熱風をとおし、お茶の仕上げ作業を行いました。ベイキングをしたことでお茶の香りに透明感が付与され、より品のある、雑味のない香りに仕上がりました。私個人的にはこれまで販売していた雲南古樹紅茶よりも更に良いお茶が入手出来たと感じております。また、自然栽培のお茶を使用していることから、渋みや苦みが無く、小さなお子さんでも違和感なく飲めるお茶です。
ミルクとの相性抜群!
今回仕入れた雲南古樹紅茶はミルクとの相性が抜群に良いお茶です。雲南紅茶をミルクティにすると、お茶に含まれるミネラルが濃厚ゆえに、ミルクにも強いコクが感じられ、数ランク上の品質のミルクを使っているような味わいが感じられます。春の一番茶から作られた自然栽培系の雲南紅茶でミルクティを作る場合、湯の量を減らし、出来るだけ濃くお茶をいれた後、多めのミルクで割ると美味しくはいります。
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