中国現地でも入手が困難な高山紫紅茶を発売

[2017.08.30] Written By


高山紫紅茶を発売しました。このお茶は紫茶という野生種系のお茶から作られた非常に珍しい紅茶です。

雲南省でも珍しい紫茶

雲南省臨滄市南西部には紫茶と呼ばれるお茶があります。このお茶が栽培されているのはごく一部の地域ということもあり、紫茶は非常に稀少なお茶です。臨滄地区には様々な種類の野生茶がありますが、その幾つかは形質的に紫茶と非常に類似している事から、元々は野生種のお茶を少数民族が栽培するようになったのが紫茶の起源と推察されます。因みに、四双版納には紫絹茶という品種のお茶がありますが、この品種とは形態的に全く異なるお茶になります。紫絹茶は茶葉全体が紫色をしており、味的にも渋味を呈するのに対し、臨滄の紫茶は、茎が少し紫な点を除くと、一見普通のお茶と同じような外観をしております。不思議なことに、紫茶は加工することでと非常に濃い藍色系の色に変化すします。HOJOでは2014年と2015年に紫茶を仕入れ、プーアル生茶に加工して販売してきました。

美味しいと聞き!特注で紅茶を生産

紫茶が栽培されている地域は極めて限定的で、臨滄市でも紫茶が栽培されているのは鎮康県や永德県の一部の山村のみです。原料自体が非常に限られているため、私自身、紫茶がプーアル生茶以外のお茶に加工されたのを見た事がありませんでした。しかし、数年前、私がお付き合いしている生産者が、「紫茶で作った紅茶を飲んだら凄く美味しかった。」と言っているのを聞きました。何でも、彼の友人が試しに作ってみたところ、非常に個性的で美味しかったという話でした。この話に非常に興味を持った私は、紅茶の生産設備を所有する腕の良い茶師に特注することで、紫茶から紅茶を作る計画を立てました。原料が限られる点に加え、2017年は乾燥によりお茶の生産量が非常に低く、原料の入手にとても苦労しました。最終的に予定量よりも少なくなりましたが、紫茶を高い精度の加工で紅茶に仕上げる事に成功しました。雲南省全土でも入手が殆ど不可能なお茶です。

2000mの茶園で収穫された自然栽培茶

今回生産に用いた紫茶は標高2000mと非常に標高の高い茶園から入手しました。もちろん、無農薬無肥料の自然栽培茶園です。高山のお茶特有のクリーミーな口当たりが印象的なお茶です。

白桃のような甘くまったり系の香りが特徴

高山紫紅茶は春の一番茶を使って作られており、口当たりが非常にやわらかいため、空腹の状態で、何杯も飲んでも胃が痛くなることのない紅茶です。また、渋味や苦味が殆ど無いため、子供にも喜ばれるお茶です。
高山紫茶紅茶の香りは非常に特徴的で、桃、ネクタリン、マリーゴールド、サツマイモ、紫芋、干し芋を連想するような、まったり系の香りです。発売前の社内での試飲の際も女性に非常に人気のあるお茶でした。


自然栽培茶を原料に用いているため、香りの余韻が強く、後味が濃いお茶です。また、紫茶のもう一つの特徴は味がふくよか(広がり、ボディ)な点です。口に入れるとふんわり香りが広がるため、華やかな印象を持ちます。
高山紫紅茶はミルクティにも大変相性のよいお茶です。ミルクティにする場合は、多めのミルクで作られることをお勧めします。

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