渡辺陶三作の無名異焼手作り急須各種発売

[2018.01.22] Written By

渡辺陶三氏作の無名異焼の茶器が沢山入荷しました。今回入荷したのは、秋津無名異酸化焼成、秋津無名異還元焼成、無名異上赤急須です。

秋津無名異 酸化焼成

ふくよかさ、言い換えるなら、ボディ、つまり、香りの広がりが非常に華やかな土です。どのお茶にも合いますが、特に紅茶と烏龍茶を淹れると、別のお茶かと思うほどにお茶の香りに変化が生じます。
今回は100-200mlの容積の後手急須が多く入荷しました。

https://hojotea.com/item/tozo_akitsu.htm

秋津無名異 還元焼成

ふくよかさは酸化焼成よりも軽く、逆にコクは酸化焼成よりも強く感じられます。ふくよかさとコク(余韻・後味)のバランスの良い土です。味の奥行きと広がりが同レベルであるため、お茶の味がとても円く感じられます。どのお茶に対して相性が良いと思います。
今回は入荷したモデルの半数が窯変モデルでした。窯変とは、火の燃え方によって、急須表面の色合いに生じる色合いの変化のことです。今回は不思議な色合いの窯変が生じております。一見すると、子供の頃捕まえた、ミヤマクワガタの背中のようです。使い込むことで、更に落ち着いた深い色合いになると思います。

https://hojotea.com/item/tozo_akitsu_reduction.htm

無名異上赤

佐渡島の相川金山の坑道から採取された赤土です。佐渡島の無名異焼作家の間では、上赤と呼ばれ、極上の土としてしられております。味の点では、ボディは秋津無名異と比べると軽めゆえ、逆に余韻(後味・コク)が際立って感じられます。緑茶を淹れるときや、火が強く入った烏龍茶との相性が良いと感じております。

https://hojotea.com/item/tozo_joaka.htm

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