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ミャンマー産2010年ビンテージのプーアル茶!果敢古樹熟茶の販売開始
- [2018.12.22] Written By 北城 彰(Akira Hojo)

ミャンマーの果敢という地域で作られた8年もののビンテージプーアル熟茶を発売しました。極めて濃厚な味と個性的なビンテージ香、熟成茶らしく口当たりが滑らかなお茶です。非常に珍しく、稀少なお茶です。
内戦による緊張がつづく果敢
果敢(コーカン)は雲南省南西部の国境地帯に面したミャンマーに属する地域です。中国系の住民が多く住んでいることから、雲南省の影響を強く受けており、昔からお茶作りが盛んな地域です。
ただし、果敢は平和な村というイメージからは程遠く、2015年には戦闘機やミサイルが飛び交うなど、ミャンマー国軍との間で激しい内戦が発生しております。現在では一時休戦状態になっているものの、何時、戦闘が再開されても不思議ではない状況です。こ私が2013年に現地を訪れた際も、何とも言えぬ異様な雰囲気が感じられました。街中にはマシンガンを持った兵士達が巡回しており、非常に恐かった思い出があります。
果敢には自然の状態が保存されている茶園が多く存在します。近年の戦闘で多くの茶園は破壊されましたが、未だに細々とお茶作りが行われており、それらはプーアル熟茶の原料として雲南省へと陸路で輸出されております。供給量が減少している果敢のお茶ですが、雲南省では果敢産のプーアル熟茶は非常に人気が高く、年々値段が高騰しております。果敢産のプーアル熟茶は非常に品質が良いため、「果敢」という名称は高級な熟茶のブランドと化しつつあります。現在、中国側からの入国が制限されており、果敢へ入国することは出来ません。このため、雲南省の生産者は果敢の知り合いに雲南省までプーアル生茶(熟茶の原料)を輸送して貰い、熟茶へと加工しております。
ミャンマーコウカン(果敢)の農家(上)と茶園(下)2013年
工場長が個人的に保管していたビンテージ茶を入手
熟茶生産会社を頻繁に訪問していたところ、仲良くなった工場長より投資を兼ねて8年間保管している果敢産のビンテージ熟茶があるという話を聞きました。2010年当時は果敢との行き来が可能だったため、流通コストも原料も安く、投資を兼ねて会社から在庫を買い取り、倉庫にずっと保管していたそうです。飲ませて貰ったところ、非常に個性的豊かなお茶でした。何よりも味が非常に濃厚で飲みごたえがあるところが気に入りました。果敢産のお茶特有の、密度の濃い味と深く長い余韻がしっかりと感じられました。なんとしても入手したいと思い、売ってくれるように説得しました。交渉の結果、新茶と比べると倍近い値段で仕入れる事になりました。ただ、8年ビンテージという点を考慮すると非常にお得な買い物をしたと思います。実際、8年ビンテージ茶を中国や香港、台湾、東南アジアの茶店で求めたら非常に高い値段がします。彼としても、8年前の仕入れ価格は非常に安かったために、十分な利益が出せたようでお互いにウィンウィンの取引が出来ました。ビーンテージ熟茶は東南アジアでの需要が非常に高い為、仕入れたお茶の過半数はマレーシアの店舗で販売することにし、一部を日本で販売することにしました。
濃厚で厚みのある飲みごたえのあるお茶
お茶は標高2000mにある工場で2010年から熟茶の毛茶の状態で保管されておりました。標高が高いため、湿度が低く、割と良い状態で保管されておりました。ビンテージ茶の特徴は、口に含んだときに滑らかで舌に染み入るようなやわらかな食感を感じます。また、味の密度が濃く、非常に濃厚で、飲みごたえがあります。香りは甘い乾燥棗の香りと、仄かに木質のビンテージ香がします。今年餅茶へと緊圧を行ったため、香り味共に少し穏やかになっておりますが、それでも香りも味もしっかりしており、今の時点でも十分に美味しく飲めます。ただ、今後、1-2年保管することで更に甘い香り増し、より華やかなお茶へと変化すると思われます。
果敢古樹熟茶2010のいれかた
お茶をいれるときは、茶器を沸騰水で10秒間予熱したのち、沸騰水で10秒間ずつ2回茶葉を湯通ししてください。しっかりと予熱し、茶葉の温度をあげることで、よりクリアーで雑味のないお茶をいれることが出来ます。
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現在、内戦の関係で良質な果敢の熟茶の入手が非常に困難となっております。まして、果敢産のビンテージ茶が入手出来るのは非常に希です。非常に珍しいお茶ですので、もし飲まれて気に入られたお客様は多めにストックされることをお勧めいたします。
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