鳳凰単叢老欉銀花香単株2020を発売しました。単株茶は1本の木だけから製茶されたお茶であり、鳳凰単叢の中でも名実共に高級茶です。

1本の木から収穫されたお茶

本商品は烏崠山の坪坑头、標高1000m、樹齢約180歳の1本の老木から作られた単株茶です。以下の写真はこのお茶を収穫した木です。

銀花香=鴨糞香

鳳凰単叢の中で異色を放つ名前のお茶と言えば、他でもない鴨糞香ではないでしょうか?

あまりにも香りが良かったために、人に盗まれることを恐れ、意図的に酷い名称を用いたという言い伝えなどが有ります。

ただ、近年では、この名称があまりにも酷いと思う人もおり、銀花香という名称が代わりに用いられるようになりました。
勿論、鴨糞香と言う名称も健在であり、生産者によって銀花香を用いたり、鴨糞香が使ったりします。

鳳凰単叢老欉銀花香単株の名称について

鳳凰単叢老欉銀花香単株の名称について言葉の意味を解説したいと思います。

鳳凰は産地である鳳凰鎮と言う地域の名称です。この地域にある烏崠山という山とその周辺の山々が鳳凰単叢烏龍茶の主要産地です。

鳳凰単叢の単叢は「特定のロット」という意味で用いられます。単叢は1本の木から作られたお茶と説明している書籍などを目にしますが、これは誤りです。鳳凰単叢烏龍の場合、特定の香りの特徴毎に分類され小ロット単位で販売するのが文化です。同じ銀花香と言う名称でも、異なる単叢(ロット)のお茶は、香りが微妙に異なります。単叢(ロット)毎に、お茶の木の生育環境、気候、発酵、炭焙の技術が異なるため、香りは多様化します。

一方、1本の木から作られたお茶は単株と呼びます。これは鳳凰単叢烏龍茶に限ったことではなく、プーアル茶をはじめ、あらゆるお茶に共通する呼び名です。単株茶は鳳凰単叢烏龍茶の中でも最も高級なお茶のカテゴリーです。

老欉とは老木から作られたお茶という意味です。単株茶の場合は当然、老木から作られているため、老欉の文字が入りますが、省略されることもあります。何歳以上の木が老欉と呼ばれるかという明確な定義はなく、生産者、品種によってまちまちですが、一般的には80〜100歳以上であれば老欉と呼ばれます。

単株茶ゆえの深く濃い後味

本商品は、単株茶と言うだけあり、非常に長い余韻と濃い後味のお茶です。
体の奥深くに染み入るような水質が心地良いお茶です。
香りとしては、グアバ、洋梨、プルーンを連想するようなフルーツ系の香りですが、仄かに生姜の花を連想するような香りがします。
通常、単株茶は非常に高額になりがちですが、本商品は比較的現実的な価格帯で入手する事が出来ました。そう言う点では、単株茶初心者にもお勧めします。
2020年産の鳳凰単叢烏龍茶に関しては合計3つの単株茶を発売予定ですが、本商品は値段的には最も手頃なお茶になります。

買い物は此方から

袋小 :   15g / 価格 3,800円(税抜き)

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缶入り:   40g / 価格 9,800円(税抜き)

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袋大(40g入りの袋が3個入り) :120g / 価格 28,800円(税抜き)

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お値打ちパック(袋大が3袋=合計40gの袋が9袋):360g / 価格 70,560円(税抜き)

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