高山紫茶 2021を発売しました。このお茶は紫茶と呼ばれるお茶から作られた、プーアル生茶です。

紫絹茶とは異なる臨滄の紫茶

紫茶は中国雲南省臨滄の南西部の標高2000m付近の茶山にてごく少数栽培されている非常に珍しいお茶です。
紫茶と言うと、雲南省南部の南糯山にて1985年に発見された紫茶と混同されがちです。
南糯山で見つかった紫茶は、強い渋味ゆえに飲料に適しませんでした。現在雲南省で一般に流通している紫茶(紫芽)は、その後品種改良された「紫絹茶」と言う名称の選抜種が中心です。

以上の説明のように、紫絹茶は歴史が浅く、流通するようになったのは極最近の事で、茶樹の多くは現代農業方式に整備された茶園で作られたタイプとなります。

一方、HOJOで販売している紫茶は、古い物になると樹齢数百歳の茶樹も有り、紫絹茶とは異なる種類のお茶になります。

希少性が高く入手が困難な紫茶

紫茶は臨滄南西部の永德県や鎮康県の標高2000mくらいのエリアに散見されますが、紫茶の栽培地は非常に限定的であり、このお茶を所有している農家は全体の1%以下と言っても過言ではありません。
また、老木になると、更に希少性が高く、通常は入手する事が困難です。
幸い、私達がお付き合いしている生産者は、たまたまですが、臨滄地域でも最大クラスの紫茶の老樹茶園を保有しており、HOJOでは幸運にも毎年仕入れる事が出来ております。

紫茶の特徴は味と香り

紫茶は外観は普通のお茶にそっくりなのですが、茎が少し紫である点、また、お茶に加工すると、紫紺系の色を呈するなどの外見的特徴があります。
外観の特徴はさておき、紫茶の最大の特徴は、その独特の香りと味です。
味の特徴はフルボディである点です。味香りに広がりが有り、口に含んだときに、非常に味がふくよかに、口蓋でお茶の甘味が感じられます。

紫茶は紫蘇のような、百合の花のような香りを呈します。また、仄かにカラメルのような甘い香りを伴います。勿論、加工するお茶、殺青の温度によって、香りの質は変化します。
今回発売の高山紫茶2021は、香りは比較的穏やかですが、飲み終わった後の戻り香が素晴らしく、ふわっと花の香りが鼻の奥に広がります。

尚、HOJOでは、特注により、紫茶を高山紫紅茶という紅茶にも加工し販売しております。

高山紫茶 2021のお買い物はこちらから

2021年産の高山紫茶ですが、3種類を発売しました。
どれも同じ地域の同じ農家で作られたお茶です。ただ、農家と言っても、小さな茶園を何十箇所も所有しており、それぞれの茶園ではお茶の個性が異なります。全部をブレンドするという選択肢もありましたが、異なる茶園産のお茶の個性をそれぞれ味わって戴こうと思い。混ぜることなく、3つに分けてそれぞれ餅茶に加工しました。
No.1は香りの点でバランスが良く、No.2はフルボディで味香りに広がりを感じます。No.3は3つの中では特に余韻が長く感じられます。何れも個性的な仕上がりになっておりますので、悩まれたら、小袋をまず試していただくと良いかと思います。

高山紫茶 2021 No.1

袋小:50g / 価格 1512円(税込み)

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円茶:200g / 価格 5,832円(税込み)

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お値打ちパック:1000g(円茶200gを5個) / 価格23,328円(税込み)

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高山紫茶 2021 No.2

袋小:50g / 価格 1512円(税込み)

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円茶:200g / 価格 5,832円(税込み)

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お値打ちパック:1000g(円茶200gを5個) / 価格23,328円(税込み)

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高山紫茶 2021 No.3

袋小:50g / 価格 1512円(税込み)

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円茶:200g / 価格 5,832円(税込み)

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お値打ちパック:1000g(円茶200gを5個) / 価格23,328円(税込み)

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