臨滄永德県に位置する有名産地:鳴鳳山の春茶から作られたプーアル生茶の散茶を発売しました。

鳴鳳山とは

鳴鳳山村は中国雲南省の永德県に位置し、中心部の標高1,900メートル、年間降水量は1,400ミリメートル、平均気温は16.8度で、茶園の周りには主に松や桦などの樹木が広がっています。
鳴鳳山古樹茶は茶園のスロープが東向きであることから日当たりが非常に良く、それゆえにスッキリとした透明感のある味わいが特徴です。口当たりはさスッキリしていますが、茶気(余韻・コク・後味)が非常に強く、永徳茶産地の「外柔内剛」の茶性を示すと形容されます。


鳴鳳山の斜面。お茶の木の周りは草木が生い茂っており、お茶の木は山の木の一部とかしております。

無肥料の自然栽培茶を使用

鳴鳳山はその名声から近年ますます注目を浴びており、需要の増加によって、お茶の値段が上昇傾向にあります。このため、村の中心部の茶園の所有者の多くは、より高い生産性を求めて肥料栽培に移行しており、それに伴い、お茶の品質が低下傾向にあります。一方で、私たちは鳴鳳山の中心部ではなく、鳴鳳山村でも標高約2000メートル以上に位置する茶園の所有者から茶葉を仕入れています。
同じ鳴鳳山でも中心部から離れると、茶園が自然な状態に管理されている傾向が見られます。私達のお茶が作られている茶園では、無農薬はもちろんのこと、有機肥料を含むあらゆる種類の肥料を一切使用しておらず、完全な自然栽培が行われております。また、剪定も行わないため、お茶の木の成長は非常に遅く、通常の古樹茶園と比較して、茶葉の数が非常に少ない点が特徴です。ゆっくりと成長しているために、大量の光合成を必要としないため、少ない茶葉でも十分なのです。さらに、野放栽培茶園特有の特徴として、木肌が白く変化します。この現象は、一般的に日本の茶園でも見られ、肥料を与えない場合にお茶の木の表面が白く変わり、逆に肥料を与えると茶色に変化します。

透き通るような味と戻り香が心地良い

鳴鳳山古樹生茶2022は非常にスッキリとしたお茶です。果物も日当たりが良い場所と日陰では、味わいが全く異なります。鳴鳳山古樹生茶は例えるなら日当たりの良い場所で採れた果物のような、透き通るような透明感のある味わいです。産地の特徴が「外柔内剛」と表現されるように、飲んだ後に戻ってくる香りが非常に心地良く、ブドウなどを食べた後のような甘い香りが喉から口にかけて広がります。質の高い原料を使っておりますので、何煎も淹れることが出来、非常に経済的なお茶でも有ります。


鳴鳳山古樹生茶 散茶 2022のお買い物は此方から

弊店では比較的多めに仕入れている餅茶とは異なり、散茶はわずかな在庫しか持っておりません。在庫が限られておりますので、お早めにご検討いただくことをお勧めいたします。

50g袋 / 価格 1,620円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

100g / (袋50g x 2) 価格 3,024円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

200g (袋50g x 4) / 価格 5,832円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

600g お値打ちパック(袋50g x 12 / 価格14,515円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

日本茶(緑茶)、中国紅茶、白茶、プーアル熟茶、プーアル生茶、ジャスミン茶、烏龍茶という厳選された茶葉7種のお試しセット

関連記事 RELATED ARTICLES

お茶に関する最新情報を確実にキャッチするには? SOCIAL NETWORK

1,Twitterをフォローする。2,FaceBookで「いいね!」を押す。3,メールマガジンに登録する。という3つの方法で、お茶に関する最新情報をキャッチすることができます。今すぐ下のツイッターフォローボタンや「いいね!」をクリック!

メールマガジン登録で無料サンプルをもらおう!
メールマガジンにご登録いただくと無料のサンプル茶葉のプレゼントや希少商品の先行購入など様々な特典がございます。ソーシャルメディアの購読だけでなく、メールマガジンへのご登録もお忘れなく!

HOJO TEAオンラインショップNEWS一覧を見る

2022年産の鳳凰単叢老欉柿花香単株と桂花香単株を発売
2022年産の鳳凰単叢老欉単株茶を2種類発売しました。 何れも極めて樹齢の高い木ゆえに、非常に奥行きのある、長い余韻のお茶です。濃い後味に加え、1年以上の熟成による、濃厚な香りをお楽しみ戴けます。 鳳凰単叢老欉柿花香 単 …
ダージリンファーストフラッシュとオータムナル紅茶を発売
ダージリンを2種類発売しました。今回の新商品は、Arya茶園の春摘みファーストフラッシュのルビーと秋摘みオータムナルのルビーです。春摘みのルビーは4月に仕入れ、その後無酸素状態で熟成させることで、香りをさらに高めました。 …

最新の記事 NEW ARTICLES

野生茶を求め雲南省臨滄市南西部の山村へ
現在、雲南省臨滄市の南西部にてお茶の仕入を行っております。 当店にとって重要な商品の1つに野生茶があります。野生茶は製茶はもちろんですが、原料確保が一番大きな課題です。 今回、新たに野生茶が有る場所があるらしいと言う情報 …
雲南省のお茶産地にてプーアル茶、白茶、紅茶の生産
3月24日から中国の雲南省臨滄市の南西部、永德、鎮康県にてお茶の仕入れ、生産を行っております。 雲南省は世界一と言っても過言で無い極上の原料がある反面、生産に対する管理が甘いため、出来合のお茶を仕入れたのでは、理想とする …
2022年産の鳳凰単叢老欉柿花香単株と桂花香単株を発売
2022年産の鳳凰単叢老欉単株茶を2種類発売しました。 何れも極めて樹齢の高い木ゆえに、非常に奥行きのある、長い余韻のお茶です。濃い後味に加え、1年以上の熟成による、濃厚な香りをお楽しみ戴けます。 鳳凰単叢老欉柿花香 単 …
ダージリンファーストフラッシュとオータムナル紅茶を発売
ダージリンを2種類発売しました。今回の新商品は、Arya茶園の春摘みファーストフラッシュのルビーと秋摘みオータムナルのルビーです。春摘みのルビーは4月に仕入れ、その後無酸素状態で熟成させることで、香りをさらに高めました。 …
標高2100mのシングルガーデン産プーアル生茶、 火地古樹生茶2021を発売
火地古樹生茶2021を発売しました。 このお茶は、小さな単一茶園(シングルガーデン)のお茶のみから加工されたプーアル生茶です。 https://hojotea.com/item/d147.htm シングルガーデン産のお茶 …
ペットボトル入りのお茶の味に大きく影響するビタミンCの存在
近年、多くの人々にとって、お茶を飲むということはペットボトル入りのお茶を飲むことが普通な今日この頃ですが、本コラムでは、ペットボトル入りお茶の特徴的な味に焦点を当ててみたいと思います。 酸化防止目的のビタミンCの添加 コ …
鳳凰単叢蜜蘭香2023と老欉姜花香2022を発売
鳳凰単叢烏龍茶を2種類発売しました。今回販売したのは、蜜蘭香濃香2023 No.1と老欉姜花香2022です。 https://hojotea.com/item/houou.htm 質の良い鳳凰単叢の特徴 良質な鳳凰単叢は …
ちょっと変わった白茶の楽しみ方!驚きの応用アイデアをご紹介
水出しで抽出した白茶と、お湯で淹れた白茶はまったく異なる香りになることをご存じでしょうか?本コラムでは、水出しを更に応用した白茶の楽しみ方を紹介したいと思います。 殺青工程の無い白茶には酵素が残存 白茶の特徴は、製茶工程 …
大雪山野生茶ベースの特注ジャスミン茶:野生普洱茉莉龍珠
半ば好奇心から、大雪山野生生茶をベースとしたジャスミン茶を作ってみました。 日本はもちろん、中国でも極めて珍しいお茶ができました。 https://hojotea.com/item/s08.htm ジャスミン茶を特注生産 …
ミルクの香りがする烏龍茶とは?
お客様から偶に「ミルクの香りがする烏龍茶」を紹介してほしいとお電話頂く事があります。また、台湾を訪れた際に飲んだミルク烏龍茶が忘れられないというエピソードも耳にします。このコラムでは、そんなミルクの香りがする烏龍茶に焦点 …

PAGETOP