安渓産の高級鉄観音、蘭韻鉄観音が入荷しました。
久しぶりに品質の良い蘭韻鉄観音を仕入れることができ、現物を手にしてほっとしています。

https://hojotea.com/item/o26.htm

中国三大烏龍茶の産地、福建省泉州の安渓

安渓は、鳳凰単叢の産地である潮州、武夷岩茶の産地である武夷山市と並んで、中国三大烏龍茶の産地の1つです。他の2産地と同様に安渓の烏龍茶は歴史が古く、安渓独特の製茶スタイルが確立されております。因みに、武夷山には安渓の方言であるミンナン語を話すお茶関係者が比較的多いため、武夷山の烏龍茶の製茶技術は安渓から伝わったという説もあります。

鉄観音は品種名

安渓のお茶で最も有名な烏龍茶は、間違いなく鉄観音でしょう。鉄観音は、鉄観音と言う名の品種から作られております。鉄観音品種は他の烏龍茶品種よりも成長が遅く、同じ条件で栽培された場合、より深い味わいと、長い香りの余韻を持つことで知られています。加え、蘭の花のような香りがするお茶ゆえに、多くの人から愛されております。このような理由から、鉄観音は他の烏龍茶品種よりも人気が高く、高値がつく傾向があります。

因みに、中国内外のお茶市場には、鉄観音と呼ばれつつも、鉄観音以外の、より安価な品種から作られた鉄観音風の烏龍茶が数多く存在します。

最も理想的な春の1番茶

鉄観音は高い需要があるため、春だけでなく夏や秋にもお茶摘みが行われることがありますが、高い品質の鉄観音は春の1番茶から作られます、

時々、冬の鉄観音が最高だと主張する人もいますが、実際に飲み比べてみると、その違いは明らかです。春のお茶は冬の休眠期間の後に摘まれるため、成分が濃厚で、軟らかな味と、長い余韻が感じられます。一方、冬摘み(実際には秋に摘まれることが多い)の鉄観音は香りが強いですが、渋味があり、味はサッパリしており、味わいに柔らかさを欠いている傾向があります。

茶摘み時期の重要性に加え、茶園の標高はお茶の品質に密接に関連しており、標高が高いほどお茶の品質が向上します。

茶葉の縁を除去する事で実現する蘭香

蘭韻鉄観音は緑色に見えることから微発酵烏龍茶と思われがちですが、実際には想像以上にしっかりと発酵されています。烏龍茶の発酵は葉の縁部分から始まるため、発酵直後の葉の縁はオレンジ〜茶色を呈し、この部分は紅茶のようなフルーティな香りを呈します。しかし、高級バージョンの清香鉄観音を製造する際には、この部分を敢えて取り除くことで、蘭の花のような透明感ある香りを実現しています。以前は、この縁部分を手作業で取り除いていたと言われていますが、現在は製茶装置を使用してこの作業を行うことができるようです。高品質な清香鉄観音の茶葉が見た目にはボロボロに見えるのは、縁を取り除く作業に由来します。

輸送中の品質を管理することで実現できる香り

清香タイプの鉄観音は香りが非常に重要です。僅かでも酸化するとその価値は失われます。中国から輸送する際、通常の方法で送ると、輸送中の結露などで香りの酸化を引き起こす可能性があります。したがって、私たちは現地でアルミラミネート袋にて真空包装をし、輸送中の品質劣化を防いでいます。このお茶を仕入れるときは、実際に商品を受け取るまで不安で仕方がありません。商品を受け取って、品質の高さを確認できたときは非常に喜ばしく感じられます。

蘭韻鉄観音のお買い物は此方から

袋小:20g / 価格 2,916円(税込み)
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缶入り:70g / 価格 9,720円(税込み)
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袋入り:210g(70gを3個) / 価格28,836円(税込み)
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お値打ちパック:630g(70gを9個) / 価格69,984円(税込み)
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