トロピカルフルーツのような華やかな香り!伝統式安渓烏龍を発売

[2024.01.05] Written By

伝統式安渓烏龍茶を発売しました。安渓といえば鉄観音が有名ですが、当商品は鉄観音とは異なる特有のフルーティな香りが楽しめる烏龍茶です。

中国三大烏龍茶の産地である安渓産

福建省には福州、福鼎、安渓、武夷山など、多くの有名なお茶の産地がありますが、その中でも安渓は烏龍茶の著名な産地の一つであり、安渓烏龍茶は武夷山、鳳凰単叢と肩を並べ、中国三大烏龍茶の一つとして知られています。安渓を代表するお茶と言えば、鉄観音と呼ばれる品種から作られる烏龍茶があり、その他にも近年人気のあるお茶として黄金桂などが挙げられます。

安渓は台湾に烏龍茶の製法を伝えた地域でもあります。ただし、台湾の烏龍茶生産では安渓よりも若い茶葉が用いられ、酵素発酵も軽めです。その結果、台湾烏龍茶は緑茶のような爽やかな特徴や柔らかな口当たりが感じられます。これに対照的に、安渓の烏龍茶はより成熟した茶葉を使用し、深い発酵を経ているため、烏龍茶固有のしっかりとした味と香りが特徴的です。仕上げは清香タイプとして花のような香りに仕上げられるか、焙煎して香ばしさを引き立てたお茶が一般的です。

深い発酵と清香仕上げによる、際立つフルーツ香

伝統式安渓烏龍茶は、標高約1000mの安渓大坪で栽培された鉄観音、毛蟹、本山の3つの品種をブレンドして作られています。この茶が「伝統式」と名付けられているのは、昔ながらの方法で長時間かけてしっかりと発酵されており、清香タイプに仕上げることで、近年の鉄観音に代表される蘭の花のような香りではなく、トロピカルフルーツのような香りに仕上げられているからです。現代では、作業に手間がかかる長時間発酵のお茶は非常に希少であり、入手が難しいお茶でもあります。なお、茶摘みの基準は異なりますが、HOJOで販売されている伝統式凍頂烏龍茶とは香りの点で共通点があります。


しっかりとした発酵ゆえに、まるで紅葉した葉のようなカラフルな色合いです。水色は濃いめの山吹色です。

トロピカルフルーツや水飴のような特徴的な香り

飲んだときの印象としては、パイナップル、ザクロ、グアバ、水飴のような香りが感じられます。本商品はボディがしっかりとしており、口に含むと香りが広がり、華やかさのあるお茶です。これは、毛蟹というボディが特徴の品種がブレンドされているためです。また、程良い奥行きも感じられ、飲みやすいお茶です。

伝統式安渓烏龍茶のお買い物はこちらから

30g 袋入り / 価格 1,296円(税込み)
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80g 缶入り / 価格 3,240円(税込み)
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240g(80gを3袋) / 価格9,396円(税込み)
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720g(80gを9袋)お値うちパック / 価格23,328円(税込み)
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