中国福建省の安渓産 鉄観音の発売。蘭の花のような透き通った香りの烏龍茶(ウーロン茶)です。

[2012.11.14] Written By

安渓産の鉄観音を発売しました。
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清香型の鉄観音は緑色をしている。
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鉄観音種の茶葉
安渓のお茶は中国国内での人気が凄く、高品質なお茶はその殆どが中国で消費されます。
この為、良いお茶を仕入れるためには現地へ行き、中国のバイヤーが買う前に在庫を抑える必要があります。
中国国内での人気が高い鉄観音の場合、国内向けを前提としているため農薬などの管理が出来てないお茶が多いのが現実です。安渓の鉄観音の場合、茶葉が大きく成長してから収穫される為、尚更農薬問題には気を使います。
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鉄観音の場合、写真の様に枝が伸びてから収穫をする。
今回は日本向けの規格をクリアーできるように農薬管理をしている生産会社から購入しました。
日本の農薬基準は非常に厳しく、残留農薬は一律0.01ppm以下(1kgのお茶に、0.01mg以下の農薬)である必要があります。
私の場合、日本の基準値を超えたら全量返品という条件にて購入しており、生産業者も残留農薬がないという絶対的な自信のあるお茶のみを紹介してきます。
今回発売したのは「鉄観音 蘭韻」という銘柄です。
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蘭の花のような香りが、余韻となって何時までも口の中に残ることからこのような名前が付けられました。
鉄観音と言えば、中国茶を語る上で最も一般的なお茶です。
但し、一般的にもかかわらず、高い品質の入手が非常に難しいお茶でもあります、
鉄観音の場合、年間を通じて収穫されます。鉄観音は他のお茶のように若い芽を摘むのではなく、茎が茶色くなるまで待ってから収穫されます。
この為、春最初に摘まれたお茶は円やかで美味しいですが、その後に摘まれたお茶は強烈な渋味を呈します。
この渋味を消すためには熱を加え、焙じ茶のように焙じます。熱を加えることで渋味成分は酸化し、渋味が多少弱まります。これがゆえに、市場に流通している鉄観音の多くが茶色の色をして焦げ臭い香りがします。
高品質の鉄観音は春一番に摘まれたお茶で、窒素肥料を与えずにストレス下でゆっくりと成長させた茶葉から作られます。
高品質な鉄観音は、全く焙煎をせずに加工されており、蘭のような、桃のような強烈にフルーティで爽やかな香りがします。
香りが強いお茶が好きな人にはピッタリの銘柄です。また、鉄観音は何煎も淹れられることでも知られております。
最低10煎は余裕で淹れることが出来、とても経済的なお茶でもあります。

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