2024年春摘みの武家寨古樹生茶 散茶を発売しました。

https://hojotea.com/item/d116.htm

武家寨という山村

武家寨は雲南省臨滄市永徳県にある小村です。
山間に位置する小さな集落で、地元永徳の人でもその名を知らない方が殆どです。武家寨には極めて樹齢の高い茶樹が多く残っており、その多くが自然栽培の茶園であることから、お茶関係者の間では非常に注目されている産地です。実際、シーズンになると茶園の周囲には原料茶葉を買い求める茶商が待機し、良質の原料は取り合いになることも珍しくありません。私達の生産者はこの地域に自家茶園や親戚が保有する茶園を多数有しているため、安定的に仕入れを行うことができ、原料の取り合いに参加せずに済んでおります。

標高と樹齢による収穫時期の違い

武家寨には複数の茶園があり、標高も2000mから2200mと、樹齢も100歳位から500歳位と幅があります。

お茶は、樹齢が若い木や標高が低い茶園ほど芽吹きが早く、逆に樹齢が高く標高が高い茶園になるほど収穫時期は後ろへシフトします。私が仕入れをしているエリアでは3月から茶摘みが始まりますが、樹齢と標高が高い自然栽培茶園では、6月直前に一番茶が芽吹くこともあります。

通常、3月から4月に摘まれるお茶は、樹齢数百年の木の中でも比較的樹齢が低い、あるいは標高が低い茶園が中心です。一方、極めて樹齢の高い老木や標高の高い茶園では、一番茶の新芽が出てくるのは5月以降になります。

お茶は時間をかけて成長するほど細胞密度が高まり、成分が凝縮し、味も濃くなります。そのため、5月摘みの一番茶は余韻という点では強烈に長く、強く印象に残る体感のお茶になります。しかし5月はすでに気温が高く、発芽した芽は葉が大きく成長する傾向があります。その結果、軟らかい口当たりに寄与する成分を多く含む芽の相対比率が低下し、味がシャープになりすぎる傾向があります。

5月に摘まれる老木のお茶は、余韻を重視する愛好家には高く評価されますが、口に含んだ際のクリーミーでやわらかな味わいという点では、芽の比率が高い4月摘みのほうが好まれます。

私たちはこれらを両立させるため、4月摘みのやわらかな味の原料と、5月摘みの強く長い余韻を持つ原料をブレンドし、全体のバランスを整えています。

殺青と品質へのこだわり

プーアル生茶は殺青の方法で個性が大きく変わります。

特に重要なのが殺青温度です。高い温度で殺青すると緑茶に近い方向に寄り、香りが立ちやすくなります。また作業が早く終わるため、雲南では放っておくと高温殺青に傾く傾向があります。ただし、高温での殺青は味がシャープになり、苦味や渋味が出やすくなるというデメリットがあります。現在、低温殺青を導入しているのは、品質への意識が高い生産者に限られるのが実情です。

上手な殺青は炊飯と同じで、前半は加熱し、蒸気が出たところで温度を下げ、その後はできるだけ熱をかけず、時間をかけて酵素を失活させる方法です。

ただしこの方法は非常に手間と時間がかかるため生産者や作業者に敬遠されがちで、私たちが現地に滞在している間も、生産者と温度管理を巡って議論になることが少なくありません。毎年のように意見がぶつかり合いますが、この製法は近年生産しているすべてのHOJOのプーアル生茶において一貫して実行しております。

本商品も例外ではなく低温殺青を行っており、やわらかな飲み味と仄かに感じられる柑橘系の爽やかな香り、そして長い余韻が特徴のお茶です。尚、本商品はあと2年ほど無酸素で熟成を継続することで、ブドウやレーズンを思わせる香りが形成されます。

武家寨古樹生茶 2024 散茶のお買い物は此方から

 

散茶 50g (袋)/ 価格 1,836円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

散茶 200g (袋50g x 4)/ 価格 7,020円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

散茶 お値打ちパック:600g(袋50gを12個) / 価格17,626円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

日本茶(緑茶)、中国紅茶、白茶、プーアル熟茶、プーアル生茶、ジャスミン茶、烏龍茶という厳選された茶葉7種のお試しセット

関連記事 RELATED ARTICLES

お茶に関する最新情報を確実にキャッチするには? SOCIAL NETWORK

1,Twitterをフォローする。2,FaceBookで「いいね!」を押す。3,メールマガジンに登録する。という3つの方法で、お茶に関する最新情報をキャッチすることができます。今すぐ下のツイッターフォローボタンや「いいね!」をクリック!

メールマガジン登録で無料サンプルをもらおう!
メールマガジンにご登録いただくと無料のサンプル茶葉のプレゼントや希少商品の先行購入など様々な特典がございます。ソーシャルメディアの購読だけでなく、メールマガジンへのご登録もお忘れなく!

HOJO TEAオンラインショップNEWS一覧を見る

2024年春摘み 武家寨古樹生茶 散茶 発売
2024年春摘みの武家寨古樹生茶 散茶を発売しました。 https://hojotea.com/item/d116.htm 武家寨という山村 武家寨は雲南省臨滄市永徳県にある小村です。 山間に位置する小さな集落で、地元永 …
薪火と低温長時間で焙煎した緑色の焙じ茶
焙じ茶にはいろんな種類がありますが、原料、熱源、焙じ方にこだわることで、これまでに無い焙じ茶を作りました。 本商品は、無農薬無肥料栽培の都祁の一番茶を使った薪火焙じ茶です。私自身も生産者と共に、焙じ茶の生産と開発に携わり …

最新の記事 NEW ARTICLES

2024年春摘み 武家寨古樹生茶 散茶 発売
2024年春摘みの武家寨古樹生茶 散茶を発売しました。 https://hojotea.com/item/d116.htm 武家寨という山村 武家寨は雲南省臨滄市永徳県にある小村です。 山間に位置する小さな集落で、地元永 …
薪火と低温長時間で焙煎した緑色の焙じ茶
焙じ茶にはいろんな種類がありますが、原料、熱源、焙じ方にこだわることで、これまでに無い焙じ茶を作りました。 本商品は、無農薬無肥料栽培の都祁の一番茶を使った薪火焙じ茶です。私自身も生産者と共に、焙じ茶の生産と開発に携わり …
10年の熟成で乾燥フルーツ香!老黒寨古樹生茶2017を発売
老黑寨は、中国雲南省臨滄市に属する鳳慶県にある小さな山村です。鳳慶県は雲南紅茶の産地として広く知られていますが、紅茶の主な生産地は比較的、街の中心部に近い地域に集中しています。一方で同県には、山の懐が深く、老木が多く残る …
高山紫茶 生茶 2025年 餅茶 200g を発売
  高山紫茶とは、雲南省臨滄地域の高標高の茶山で採れる、紫性を示す茶樹の原料から作られるお茶を指す呼称です。現地では古くから紫茶と呼ばれてきおり、古い木になると樹齢数百歳と思われる老茶樹も存在することから、近年 …
雲南省、標高2000m超の無肥料無農薬茶園産・古樹茶花が入荷
年末から品切れとなっていた古樹茶花が入荷しました。 本商品は、昨年11月から12月にかけて雲南省で摘まれ、天日で乾燥されたお茶の花です。今年は晴天が続いたこともあり、これまでの入荷実績と比較しても、極めて品質の高い茶花が …
有名産地のプーアル茶と品質の関係を考える
同じ中国雲南省で作られるプーアル茶の中には、中国国内はもちろん、世界の愛好家にも広く知られた有名産地が複数存在します。 西双版納の老班章、易武、布朗山、臨滄市の氷島、昔帰、馬鞍山、忙肺などがその代表例で、これらの産地のお …
永德県棠梨山産の木易古樹生茶2013を発売
木易古樹生茶2013年を発売いたしました。 雲南省臨滄市永德県にある棠梨山で収穫されたお茶から作られたプーアル生茶です。木易は、棠梨山の茶園が位置するエリアを指す通称として、生産者が用いている名称です。 仕入れ後、弊社倉 …
産地でも珍しい実生老木の鳳凰単叢老欉蜜蘭香2022
非常に特別な鳳凰単叢老欉蜜蘭香2022を発売いたしました。特別である理由は、この蜜蘭香が、通常ではあり得ない実生の老木から作られている点にあります。そのため、一般的には考えられないほどの余韻が感じられ、非常に感動的な味わ …
雲南茶に使われる古樹・老樹・喬木の意味と実際
雲南省では、樹齢が高い茶樹ほど品質が高くなると理解されており、そのため樹齢を示す言葉が、お茶の名称やグレードに頻繁に用いられます。なかでも、古樹、老樹、喬木といった呼称は広く使われていますが、それぞれの意味や実際の使われ …
劉家古樹生茶2025を6年ぶりに発売
2019年以来、仕入を休止していた劉家古樹生茶2025を、6年ぶりに発売いたしました。 https://hojotea.com/item/d56.htm 劉家古樹生茶は、私たちが2014年からお付き合いのある劉氏が、自身 …

PAGETOP