普段飲み茶におすすめの烏龍茶(ウーロン茶)!安渓色種を発売

[2018.02.08] Written By


安渓産の「色種」という烏龍茶ウーロン茶)を発売しました。色種は複数の品種をブレンドすることで、余韻の長さ、香りの広がり等を絶妙に調整しております。色種の質は個々の原料の質は勿論、ブレンド技術により決まります。とても美味しいにもかかわらず比較的低コストのお茶ゆえ普段飲みに強くお勧めするお茶です。

色種とは複数の品種のお茶をブレンドして作られる安渓の伝統的な烏龍茶

色種は一般的に毛蟹, 梅占, 黄金桂, 本山等を中心とする複数の烏龍品種をブレンドすることで作られる、中国福建省安渓の伝統的な烏龍茶の1つです。ただし、使用する品種はこれら4つの品種でなければならないわけではなく、生産者によってブレンドに用いられる品種は様々です。実際、鉄観音や肉桂のような品種を用いた場合、単一品種でも非常に魅力的な個性の香り味が得られます。ただし、これらのお茶は成長速度と収穫量が非常に少なく、市場での需要も高いために、非常に高価になりがちです。その点、色種が面白いのは、複数のお茶をブレンドすることで、お互いのお茶が余韻、香り、広がり等のそれぞれの性格を補い合い、安価にもかかわらず、とても美味しく感じられるお茶に仕上げられている点です。例えば、毛蟹という品種は、余韻は弱いものの非常にふくよかなお茶です。黄金桂は、極めて華やかで魅力的な香りのお茶です。本山は余韻が比較的強く、豊かな味がします。それぞれのお茶の個性を理解した上で、ブレンド比を調整する「合わせ技」で魅力的な香りと味を実現しているのが色種と呼ばれる烏龍茶です。色種は中国語で「いろんな種類のお茶」という意味合いです。色種の面白いところは、生産者によって、ブレンド比が全く異なるため、同じ色種という名称がついていても、味も香りも似て非なるお茶である点です。

春摘みの一番茶を使用

原料は安渓の大坪村周辺、標高1000M付近で生産された春の一番茶を使用しております。安渓の烏龍茶は中国国内での需要が非常に高く、真夏に安渓を訪問したとしても、烏龍茶を作っている農家を多数目にします。烏龍茶の場合、春が良いとか、秋がよいとか言われますが、実際にテイスティングをすれば一目瞭然で、比較するまでもなく春茶が優れております。秋のお茶は香りが強く感じられるため、第一印象はよいのですが、渋味があり、味も春茶ほど滑らかではありません。

香ばしく甘い香りがし普段飲みにお薦め

安渓色種は中焙に仕上げました。香ばしい香りと、乾燥フルーツのような、カラメル、焼き芋のような甘い香りが特徴です。また、飲み終わったとに、花のような爽やかな香りが口に残ります。又このお茶は値段の割に余韻が長く、後味がしっかりしているため、飲みごたえがあります。様々な料理やスイーツとの相性が良く、食昼食後のお茶としても非常にお勧めします。HOJOの烏龍茶の中では比較的手頃な価格帯の烏龍茶ゆえ、普段飲みのお茶としてお勧めです。

日本茶(緑茶)、中国紅茶、白茶、プーアル熟茶、プーアル生茶、ジャスミン茶、烏龍茶という厳選された茶葉7種のお試しセット

この記事に関連するHOJO Teaの商品


関連記事 RELATED ARTICLES

お茶に関する最新情報を確実にキャッチするには? SOCIAL NETWORK

1,Twitterをフォローする。2,FaceBookで「いいね!」を押す。3,メールマガジンに登録する。という3つの方法で、お茶に関する最新情報をキャッチすることができます。今すぐ下のツイッターフォローボタンや「いいね!」をクリック!

メールマガジン登録で無料サンプルをもらおう!
メールマガジンにご登録いただくと無料のサンプル茶葉のプレゼントや希少商品の先行購入など様々な特典がございます。ソーシャルメディアの購読だけでなく、メールマガジンへのご登録もお忘れなく!

HOJO TEAオンラインショップNEWS一覧を見る

長期熟成をした緬境野生茶2014年産を再発売
緬境野生茶 2014(生茶)マレーシア熟成 緬境野生茶 2014は、マレーシアと日本で長期保存をしており、しっかりと熟成が進んだお茶です。 このお茶は数ヶ月間、有酸素で雲南省で保存し、その後無酸素にて追加熟成をしておりま …
自社開発した新製法にて自分たちで仕上げた野生紅を発売
野生紅のロットが2024年産に切り替わりました。 通常であれば特にお知らせすることはありませんが、今回の切り替えには大きな意味があります。 2024年産の野生紅から、私たちが開発した新しい製法を用い、私たち自身の手で作っ …

最新の記事 NEW ARTICLES

長期熟成をした緬境野生茶2014年産を再発売
緬境野生茶 2014(生茶)マレーシア熟成 緬境野生茶 2014は、マレーシアと日本で長期保存をしており、しっかりと熟成が進んだお茶です。 このお茶は数ヶ月間、有酸素で雲南省で保存し、その後無酸素にて追加熟成をしておりま …
自社開発した新製法にて自分たちで仕上げた野生紅を発売
野生紅のロットが2024年産に切り替わりました。 通常であれば特にお知らせすることはありませんが、今回の切り替えには大きな意味があります。 2024年産の野生紅から、私たちが開発した新しい製法を用い、私たち自身の手で作っ …
ミャンマー国境隣接地域産 鎮康古樹熟茶2022 発売
鎮康古樹熟茶2023を発売しました。 普段飲みに適した価格帯のお茶を目指し、非常に僻地の産地から茶葉を仕入れています。 https://hojotea.com/item/d154.htm ミャンマーとの国境を接する鎮康県 …
祁門紅茶の再入荷
暫く品切れになっていた祁門紅茶が入荷しました。 https://hojotea.com/item/b01.htm 祁門紅茶工場産の祁門紅茶 祁門紅茶は安徽省祁門県産の紅茶で、世界的にも知られる銘茶のひとつです。祁門県には …
フルボディの高級熟茶、忙肺古樹熟茶2023 200g餅茶を発売
忙肺古樹熟茶2023を発売しました。当店の熟茶の中でもトップレベルの非常に高品質な熟茶です。 臨滄市永徳県を代表するプアール茶の名産地 忙肺(Mang Fei)は、漢字の意味だけを見ると奇妙な地名ですが、もともと当地の少 …
火地古樹生茶 2022を発売
火地古樹生茶 2022を発売しました。 数年間の熟成を経て、爽やかで透明感のある甘い香りが際立つお茶です。 高山の自然栽培茶園産 火地は私達がお付き合いしている農家が保有する、臨滄市南西部に位置する永德県の標高2100m …
東山生茶 2024の散茶を発売
東山生茶 2024の散茶を発売しました。実は、東山の散茶を販売するのは今回が初めてです。 https://hojotea.com/item/d63.htm 雲南省臨滄市鎮康県の高山地帯で収穫された老樹茶 東山生茶2024 …
なぜお茶は渋いのか?渋味の原因と仕組みを紐解く
お茶には渋味を全く感じないものもあれば、非常に強い渋味を持つものもあります。では、この渋味の原因は何なのでしょうか?ここでは、渋味の原因とそのメカニズムについて解説します。 渋味の原因 渋味は、お茶の成分が口腔内のタンパ …
鳳凰単叢老欉蜜蘭香 2023を発売
鳳凰単叢老欉蜜蘭香2023を発売しました。 https://hojotea.com/item/houou.htm 鳳凰単叢は広東省潮州市を代表する烏龍茶で、老欉は樹齢の高い茶樹から収穫された茶葉を使ったお茶を指します。 …
湯を沸かす熱源によって変わるお茶の味香り
お茶を淹れる際に使うお湯ですが、やかんの材質によってお湯の味が変わることはよく知られておりますが、実は、やかんの材質以外に、湯を沸かす熱源の種類によっても味が大きく変化することをご存じでしょうか? 同じヤカンでも、熱源に …

PAGETOP