- ホーム >
- HOJO通販新着
原料と製茶方法を変え大雪山野生茶2020を発売
- [2020.07.30] Written By 北城 彰(Akira Hojo)

雲南省臨滄市の大雪山産の野生のプーアル生茶2020年産を発売しました。今年はお茶の原料も、生産者も、生産方法も変え、大きく内容を変えました。
https://hojotea.com/item/d27.htm
野生茶が美味しい理由
野生のお茶とは、人によって農業で作られたお茶ではなく、山に生えている野生(天然)のお茶です。
HOJOでは臨滄の大雪山に自生する野生のカメリアタリエンシスというお茶を仕入れております。
野生茶と聞くと、野生という言葉の響きゆえに、野生動物のような荒々しさ、苦い、渋いなどのラフなな印象を持つ人がいるかと思います。
ただ、よく考えてみてください。野生=天然の食材なわけです。例えば、野生のキノコ、野生の魚貝類、山菜、何れをとっても野生の食材には圧倒的な美味しさがあります。
野生の食品の共通点は、まず後味が非常に濃い点です。次に、透明感があり、すっきりしています。香りが強い点も天然ならではでしょう。
春の初めに摘まれた野生茶は、正に山菜その物です。
HOJOで紹介する野生茶は渋みや苦みが無く、透明感のある濃い液体を楽しんでいただくためのお茶です。ミネラルの濃度が非常に濃いため、お茶を飲み込んだ際に、体の奥に広がるような、体の細胞に染み渡るような体感が楽しめます。
2020年は野生茶の収穫地域を変更
昨年、雲南省に2ヶ月滞在していた間に、永德県の各地を訪れ、野生茶や標高の高いエリアにある茶園を新規開拓すべく、情報収集をしました。あるとき、私の茶師の親戚を頼り、大雪山界隈のワラビで生計を立てている村を訪れたことがありました。

山奥にある村で、車で数時間かけて行きました。この村人は春にワラビを収穫しており、それが一年の収入の多くを占めていると聞きました。驚いたことに、それらワラビの行き先は、他でもない日本でした。いわゆる、山菜うどんや山菜蕎麦に入っているワラビは実は雲南省が主な産地だということをその時に知りました。道理で山菜うどんに入っている山菜が意外と美味しいわけです。
話は逸れましたが、彼らはワラビを求めて山々を歩き回るため、野生茶が何処に生えているのか、非常に詳しく知っており、また、最寄りの村や村人を紹介して貰いました。この時に得たの情報のおかげで2020年は新産地からお茶が買えるようになりました。

実際の原料確保に関しては、私が長年お付き合いのある茶師一家に現地で動いてもらいました。
野生茶の原料茶葉を入手するには、あらかじめ口約束で購入の意図を伝え、更に、当日の夕方、村人の自宅に待機して、その場で現金を支払いお茶を確保する必要があります。本物の野生茶は非常に希少であるため、需要が高く入手は容易ではありません。「本物」という言い方をしましたが、近年では茶園産のカメリアタリエンシスも通称「野生茶」として雲南省に広く流通しております。実際、野生茶と呼ばれているお茶の95〜98%以上がこのタイプのお茶です。これらのお茶は野生種であっても、人の手で栽培されているわけで、野生茶ではありません。
2020年よりより低温での殺青を導入
今年から野生茶の殺青条件を改善したいと思い、製茶を行う茶師を変えました。現在HOJOの販売する殆どのプアール生茶の製茶を行っている茶師に大雪山野生茶の製茶も委託しました。

今回茶師を変えた最大の理由は、より低い温度で殺青することで、お茶の成分の熱分解を抑え、その結果、お茶の味を滑らかに仕上げたいと思ったからです。
ちょうど野菜炒めを連想していただければ理解していただけるかと思います。野菜炒めは、強火でやり過ぎると焦げてしまい、野菜の本来の香りが感じられなくなります。
また、何時までも炒め続けていると、くたくたになってしまい、新鮮さが無くなります。最低限の火を通した野菜炒めは香りが温存されており、食感もいいですよね?
お茶の殺青工程は正に野菜炒めを作るのと同じです。
この改善を行ったことで、2020年産の大雪山野生茶は液体の質が非常に滑らかになり、香りより上品で豊になりました。
私としてはまだまだ改善点はあると思っておりますが、それでも過去に作ってきた大雪山野生茶の中でも突出してよく出来たと思います。

初心者、水出し、経年熟成にもお勧め
野生茶は香りの個性がしっかりとしているため、私は初心者にお勧めしやすいプーアル生茶だと思います。お茶の飲み込んだあとに、ブドウのようなフルーツの香りが優しく感じられ、口の中が上品な甘味で満たされ、非常に理解しやすい美味しさのお茶です。
お湯で出すのも勿論ですが、水出しにしても美味しいお茶です。
また、大雪山野生茶は熟成させてもとても面白いお茶です。無酸素のまま、1年以上熟成させると、蜂蜜のような甘い香りが形成され、数年以上熟成すると、濃いフルーツの香りがより強くなります。
買い物は此方から
袋小(固まりを小分けして袋詰め): 50g / 価格 2,000円(税抜き)
円形1個:357g / 価格 13,800円(税抜き)
お値打ちパック:1071g(円形357gを3個) / 価格33,100円(税抜き)
![]()
この記事に関連するHOJO Teaの商品
1,Twitterをフォローする。2,FaceBookで「いいね!」を押す。3,メールマガジンに登録する。という3つの方法で、お茶に関する最新情報をキャッチすることができます。今すぐ下のツイッターフォローボタンや「いいね!」をクリック!
メールマガジン登録で無料サンプルをもらおう!- メールマガジンにご登録いただくと無料のサンプル茶葉のプレゼントや希少商品の先行購入など様々な特典がございます。ソーシャルメディアの購読だけでなく、メールマガジンへのご登録もお忘れなく!
- 薪火と低温長時間で焙煎した緑色の焙じ茶
- 焙じ茶にはいろんな種類がありますが、原料、熱源、焙じ方にこだわることで、これまでに無い焙じ茶を作りました。 本商品は、無農薬無肥料栽培の都祁の一番茶を使った薪火焙じ茶です。私自身も生産者と共に、焙じ茶の生産と開発に携わり …
- 10年の熟成で乾燥フルーツ香!老黒寨古樹生茶2017を発売
- 老黑寨は、中国雲南省臨滄市に属する鳳慶県にある小さな山村です。鳳慶県は雲南紅茶の産地として広く知られていますが、紅茶の主な生産地は比較的、街の中心部に近い地域に集中しています。一方で同県には、山の懐が深く、老木が多く残る …
最新の記事 NEW ARTICLES
薪火と低温長時間で焙煎した緑色の焙じ茶- 焙じ茶にはいろんな種類がありますが、原料、熱源、焙じ方にこだわることで、これまでに無い焙じ茶を作りました。 本商品は、無農薬無肥料栽培の都祁の一番茶を使った薪火焙じ茶です。私自身も生産者と共に、焙じ茶の生産と開発に携わり …
10年の熟成で乾燥フルーツ香!老黒寨古樹生茶2017を発売- 老黑寨は、中国雲南省臨滄市に属する鳳慶県にある小さな山村です。鳳慶県は雲南紅茶の産地として広く知られていますが、紅茶の主な生産地は比較的、街の中心部に近い地域に集中しています。一方で同県には、山の懐が深く、老木が多く残る …
高山紫茶 生茶 2025年 餅茶 200g を発売- 高山紫茶とは、雲南省臨滄地域の高標高の茶山で採れる、紫性を示す茶樹の原料から作られるお茶を指す呼称です。現地では古くから紫茶と呼ばれてきおり、古い木になると樹齢数百歳と思われる老茶樹も存在することから、近年 …
雲南省、標高2000m超の無肥料無農薬茶園産・古樹茶花が入荷- 年末から品切れとなっていた古樹茶花が入荷しました。 本商品は、昨年11月から12月にかけて雲南省で摘まれ、天日で乾燥されたお茶の花です。今年は晴天が続いたこともあり、これまでの入荷実績と比較しても、極めて品質の高い茶花が …
有名産地のプーアル茶と品質の関係を考える- 同じ中国雲南省で作られるプーアル茶の中には、中国国内はもちろん、世界の愛好家にも広く知られた有名産地が複数存在します。 西双版納の老班章、易武、布朗山、臨滄市の氷島、昔帰、馬鞍山、忙肺などがその代表例で、これらの産地のお …
永德県棠梨山産の木易古樹生茶2013を発売- 木易古樹生茶2013年を発売いたしました。 雲南省臨滄市永德県にある棠梨山で収穫されたお茶から作られたプーアル生茶です。木易は、棠梨山の茶園が位置するエリアを指す通称として、生産者が用いている名称です。 仕入れ後、弊社倉 …
産地でも珍しい実生老木の鳳凰単叢老欉蜜蘭香2022- 非常に特別な鳳凰単叢老欉蜜蘭香2022を発売いたしました。特別である理由は、この蜜蘭香が、通常ではあり得ない実生の老木から作られている点にあります。そのため、一般的には考えられないほどの余韻が感じられ、非常に感動的な味わ …
雲南茶に使われる古樹・老樹・喬木の意味と実際- 雲南省では、樹齢が高い茶樹ほど品質が高くなると理解されており、そのため樹齢を示す言葉が、お茶の名称やグレードに頻繁に用いられます。なかでも、古樹、老樹、喬木といった呼称は広く使われていますが、それぞれの意味や実際の使われ …
劉家古樹生茶2025を6年ぶりに発売- 2019年以来、仕入を休止していた劉家古樹生茶2025を、6年ぶりに発売いたしました。 https://hojotea.com/item/d56.htm 劉家古樹生茶は、私たちが2014年からお付き合いのある劉氏が、自身 …
磁器茶器の選定について:三希牙白と徳化磁器- これまで当社では、磁器の茶器として台湾三希の製品を取り扱ってきました。三希の牙白シリーズは、お茶や水に対して優れた特性を備えており、実際にお茶の味や香りが明確に引き出されることから、当社としても高く評価し、約10年にわた …

- HOJO通販新着
- 特集
- メールマガジンバックナンバー
- お茶の種類
- お茶の産地
- 茶器・急須
- お茶のコラム-雑学-歴史-文化
- お茶を楽しむ
- お茶の作り方-製法
- お茶の品質を決める各種要素
- お茶の成分と効能
- お茶の安心と安全
- 食品
- お茶ビジネスの運営・記録
- 趣味活動
- お茶のランキング-おすすめ
- お茶に関する動画
- お茶に関するQ&A
- メディア掲載


- an anにてジャスミンパールが紹介されました。
- an an 「マガジンハウス出版」 No.1865、2013年7月24日号「夏のお取り寄せ」特集で弊社のジャスミンパールが紹介されました。
- マレーシアの全国紙 “Star Newspaper”に掲載して貰いました。
- 先日、マレーシアの全国紙「Star Newspaper」でHOJOの特集をしてくれました。 Starはマレーシアで最も購読数の多い新聞で、マレーシアのメディアでは最も影響力の大きな新聞です。 新聞の内容は、茶器によりお茶 …


住所:Lot No. T-215, 3rd Floor, Mid Valley City, Lingkaran Syed Putra 59200 Kuala Lumpur



















