古樹茶花2020年産、品質をアップグレードして発売!

[2021.01.29] Written By


2020年の秋〜冬に摘まれたお茶の花茶、古樹茶花が入荷しました。
今年は流通改革をしたことで、古樹茶花の品質が、見た目の点、味香りの点で劇的に向上しました。

https://hojotea.com/item/f13.htm

樹齢数百歳の老木から摘まれたお茶の花

古樹茶花は雲南省の臨滄南西部に位置する、標高2000〜2100mで自然栽培されている樹齢数百歳のお茶の木から収穫された花です。

これらのお茶の木は、農薬は勿論、肥料も一切与えておらず、また、お茶の木の枝すらも剪定したりしておりません。一応、お茶の木は農家が所有してはいるものの、伝統的に手をかけない農業を行っております。

これらのお茶の木から収穫されるお茶や花は、極めて味が濃く、濃厚なコクを呈します。お茶の花自体は日本にも、台湾にも、インドにもあり、勿論、同じような形態の商品を作ることは可能です。ただ、古樹茶花は、他産地のお茶では絶対に到達できない深みのある味がし、この品質は高い標高にある、自然栽培の老木でなければ出すことが出来ません。

お茶の花摘みは大変な作業

お茶の花は全て手摘みで収穫されます。花を摘むというと、華やかで、楽しげな風景を想像されると思います。しかし、古樹茶花の場合はやや様子が異なります。お茶の木が大木と言うこともあり、お茶摘みをする人は木に登ったり、竹などを渡すことで、とび職のような作業をしつつ、花を摘みます。日本のお茶からは想像も出来ないようなお茶摘みです。

流通を改善することで品質を改善

HOJOではこれまで中国の雲南省の農家から仕入れたお茶は、湖南省の知り合いのお茶業者へと送り、そこで梱包をして、輸出をしておりました。
ただ、この方法には多くの問題点がありました。お茶業者の包装、梱包、輸出に時間がかかっていたために。流通の過程での劣化が少なからずありました。
直接、農家で包装をし、即輸出をすることが出来たら、お茶の品質は劇的に向上します。

ただ、少数民族の村では包装設備もないし、海外への輸出手続きが不可能と言うこともあり、これまではやむなくお茶業者に輸出作業を依頼しておりました。

ただ、今後、より高い品質を供給したいという思いから、今年、思い切った改善をしました。

まず、農家にHOJOで使っているのと同じタイプのヒートシーラーと、アルミラミネートバッグを導入することで、生産者の施設で直接包装が行えるようにしました。尚、シールをする作業はコツが必要であるため、動画通信を使い、HOJOマレーシアの社員が時間をかけて指導をしました。

また、輸出に関しても、EMSや海上輸送の代理店と打ち合わせを行い、少数民族村から送られてきた荷物を、日本やマレーシアへ直接輸出できる流れを構築しました。
今回の茶花は新しい流通で輸出した、第1号の雲南省発のお茶になります。
因みに、今回の古樹茶花の輸出はテストも兼ねており、今回、新しい方法での流通が成功したことで、今年の春摘み茶も同様の方法を導入することが出来ます。

柑橘系のトップノートを伴う甘い香り

流通を改善した結果は正直、想像以上でした。
古樹茶花を開けた瞬間、香りの新鮮さに衝撃を受けました。
また、花の色合いも全体に明るく、柑橘系の、とても甘い香りがしておりました。
今年の古樹茶花は、洋梨や桃のような香りに加え、柑橘系のトップノートが感じられます。
非常に香り高く、何杯も飲めてしまう美味しさでした。
カフェインがお茶の1/20しか含まれませんので、カフェインが気になる人にもお勧めのお茶です!

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