自然の山で収穫された大雪山野生白茶 散茶2022年産を発売

[2022.08.08] Written By

大雪山野生白茶 散茶 2022 を発売しました。

https://hojotea.com/item/w11.htm

大雪山野生茶は、中国雲南省臨滄地区の大雪山で収穫された野生のカメリアタリエンシスから作られた白茶です。
今年は非常に雨が多く、常時湿度が高かったことで、白茶には厳しい状況だったのですが、意外に美味しく仕上がりました。

桃っぽいフルーツ香がするお茶

白茶の生産は熱を使ったり、揉んだりすることが無く、萎凋工程のみで仕上げるお茶です。
白茶における萎凋とは、日陰でゆっくりとお茶を萎れさせることで、酵素による微発酵を促し、花やフルーツのような甘い香りを引き出す工程です。
今年は、白茶の生産時期湿度が相対的に高かったことで、萎凋に例年よりも時間がかかりました。この為、お茶の発酵がより進んでしまったのでは?と心配しておりました。
確かに、萎凋時間が長かったことで、今年のお茶は飲んだときにふわっと香るトップノートは弱めです。代わりに、ミドルノートがしっかりと感じられ、仄かなブドウっぽい香りと、桃のようなフルーツ香が印象に残ります。
カメリアタリエンシスの茶葉は元々やや青臭い特徴があるため、むしろ、長時間萎凋をしたことで、飲みやすく、親しみやすい香りに仕上がったと感じております。
萎凋に時間がかかりすぎると、蒸れ臭が形成されることもあるのですが、今年のお茶は蒸れ臭も無く、良い感じに仕上がったと感じております。

暑い夏には水出しもお勧め

白茶は水出しにしても美味しいお茶です。
白茶は酵素が生きているいるお茶です。従って、お湯で淹れると、酵素が活性化されて発酵が微妙に進みます。
それに対して、冷水でいれると酵素が活性化できないため、よりフレッシュ感豊かな香りを引き出すことが出来ます。
重要なポイントは生ぬるい水を使うのでは無く、冷えた水で淹れることです。冷たい水を使うことで、酵素の活性化を完全に抑えます。
また、使用する水は、一度沸騰させた水を冷ました「湯冷まし」を使用されることをお勧めいたします。
水を沸騰すると、炭酸カルシウウが形成されることで、より香りが出やすく、味に関しても甘味が増します。

暑い季節、1Lの冷水に対して5gの茶葉で半日以上、冷蔵庫内で抽出するだけです。夜仕込んで朝から飲み始めるという方法もおすすめです。

熱湯でいれる場合

勿論、熱いお湯で淹れるのもお勧めです。
熱いお湯で淹れるときは、洗茶を行うことで、茶葉を予熱し、温度を急激に高めてください。
瞬時に温度を上げることで、酵素を失活させ、淹れている最中の更なる発酵を抑えることが出来ます。
詳しくは以下のコラムをご参考ください。

https://hojotea.com/jp/posts-1182/

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