サツマイモのような甘い香りがする白茶、甜香白牡丹を発売

[2022.12.07] Written By

甜(てんこう)とは甘い香りを指す言葉です。2020年産の白茶を、約2年間無酸素で熟成させ、独特の甘い香りに仕上げました。

雲南省の茶園標高2000mの自然栽培茶産の1芽1葉の茶葉から作られた2019年産の白茶を数年間保存する事で、熟成により、甘い香りを高めました。

https://hojotea.com/item/w36.htm

白牡丹を無酸素で数年間熟成

2019年は予定よりも多くの白牡丹が生産したため、一部のロットは新茶で販売せず、代わりに無酸素で数年間保存熟成してみました。

生産ロットの中から、萎凋が長めになったことで花の香りが控え目だったロットを熟成用に選びました。

サツマイモのような甘い香り

熟成を経た事で、サツマイモ、栗や、黒糖を連想するような、甘い香りを呈します。

このお茶を前知識なしで飲まれた場合、白茶と言うより紅茶と思われると思います。
そういった意味で、紅茶が好きな人にも是非飲んで戴きたいお茶です。

甘い香りがするお茶ゆえ、スイーツとの相性も良いと思います。

自然栽培の老木から収穫された原料を使用

お茶は白牡丹と同じく、雲南省臨滄市の南西部、ミャンマーの国境から50km程度に位置する山村で生産しました。

2019年はコロナ前だったため、私自ら現地入りし、白牡丹の生産に立ち会いました。

白茶は生産方法がシンプルゆえに、原料となる茶葉の品質がダイレクトに反映されます。ゆえに、原料となる茶葉の品質を向上することは、単純に白茶の品質を高めます。

甜香白牡丹は、雲南省の山村、標高2000m以上に位置する自然栽培の老樹茶園産の原料を使用しております。お茶は果物や野菜と同じく、標高が高い程、品質が向上します。その点では2000mの茶園は標高の点では言うこと無しです。

このエリアの場合、茶園と言っても、日本や福建省の茶園のようにお茶の木が低木に仕立てられているのではなく、各お茶の木は自然のままに放置されており、大きな木の場合、屋根くらいの高さがあります。

無肥料の老木は生長が遅く、また、木の大きさに対して茶葉の数が少なく、小さいため、細胞の密度が濃く、味がやわらかく、後味の濃いお茶になります。

長期熟成しているお茶は開封後数日置くのがベスト

長期間熟成したお茶は、ワインと同じで、開封後直ぐに飲むより、数日(1日以上)置いた方がより香りが開き、味の透明感が増します。開封後、時間の経過とともに変化する香りを感じつつお楽しみください。

甜香白牡丹のお買い物はこちらから

50g(袋) / 価格 1,620円(税込み)
クリックして買い物カゴへ

150g(50gを3袋) / 価格 4,536円(税込み)
クリックして買い物カゴへ

お値打ちパック: 600g (50gを12袋) / 価格 15,552円(税込み)
クリックして買い物カゴへ

日本茶(緑茶)、中国紅茶、白茶、プーアル熟茶、プーアル生茶、ジャスミン茶、烏龍茶という厳選された茶葉7種のお試しセット

この記事に関連するHOJO Teaの商品


関連記事 RELATED ARTICLES

お茶に関する最新情報を確実にキャッチするには? SOCIAL NETWORK

1,Twitterをフォローする。2,FaceBookで「いいね!」を押す。3,メールマガジンに登録する。という3つの方法で、お茶に関する最新情報をキャッチすることができます。今すぐ下のツイッターフォローボタンや「いいね!」をクリック!

メールマガジン登録で無料サンプルをもらおう!
メールマガジンにご登録いただくと無料のサンプル茶葉のプレゼントや希少商品の先行購入など様々な特典がございます。ソーシャルメディアの購読だけでなく、メールマガジンへのご登録もお忘れなく!

HOJO TEAオンラインショップNEWS一覧を見る

フルボディの高級熟茶、忙肺古樹熟茶2023 200g餅茶を発売
忙肺古樹熟茶2023を発売しました。当店の熟茶の中でもトップレベルの非常に高品質な熟茶です。 臨滄市永徳県を代表するプアール茶の名産地 忙肺(Mang Fei)は、漢字の意味だけを見ると奇妙な地名ですが、もともと当地の少 …
火地古樹生茶 2022を発売
火地古樹生茶 2022を発売しました。 数年間の熟成を経て、爽やかで透明感のある甘い香りが際立つお茶です。 高山の自然栽培茶園産 火地は私達がお付き合いしている農家が保有する、臨滄市南西部に位置する永德県の標高2100m …

最新の記事 NEW ARTICLES

フルボディの高級熟茶、忙肺古樹熟茶2023 200g餅茶を発売
忙肺古樹熟茶2023を発売しました。当店の熟茶の中でもトップレベルの非常に高品質な熟茶です。 臨滄市永徳県を代表するプアール茶の名産地 忙肺(Mang Fei)は、漢字の意味だけを見ると奇妙な地名ですが、もともと当地の少 …
火地古樹生茶 2022を発売
火地古樹生茶 2022を発売しました。 数年間の熟成を経て、爽やかで透明感のある甘い香りが際立つお茶です。 高山の自然栽培茶園産 火地は私達がお付き合いしている農家が保有する、臨滄市南西部に位置する永德県の標高2100m …
東山生茶 2024の散茶を発売
東山生茶 2024の散茶を発売しました。実は、東山の散茶を販売するのは今回が初めてです。 https://hojotea.com/item/d63.htm 雲南省臨滄市鎮康県の高山地帯で収穫された老樹茶 東山生茶2024 …
なぜお茶は渋いのか?渋味の原因と仕組みを紐解く
お茶には渋味を全く感じないものもあれば、非常に強い渋味を持つものもあります。では、この渋味の原因は何なのでしょうか?ここでは、渋味の原因とそのメカニズムについて解説します。 渋味の原因 渋味は、お茶の成分が口腔内のタンパ …
鳳凰単叢老欉蜜蘭香 2023を発売
鳳凰単叢老欉蜜蘭香2023を発売しました。 https://hojotea.com/item/houou.htm 鳳凰単叢は広東省潮州市を代表する烏龍茶で、老欉は樹齢の高い茶樹から収穫された茶葉を使ったお茶を指します。 …
湯を沸かす熱源によって変わるお茶の味香り
お茶を淹れる際に使うお湯ですが、やかんの材質によってお湯の味が変わることはよく知られておりますが、実は、やかんの材質以外に、湯を沸かす熱源の種類によっても味が大きく変化することをご存じでしょうか? 同じヤカンでも、熱源に …
棠梨山古樹熟茶2023を発売
棠梨山古樹熟茶2023年(とくりさん)を発売しました。 https://hojotea.com/item/d155.htm 棠梨山は中国語でTan Li Shanと発音し、永徳県の中心地である徳党鎮の北側斜面に位置する山 …
東山生茶・白毫銀針・茉莉銀針の3種類のお茶を発売
東山生茶2023、白毫銀針、茉莉銀針の3種類のお茶を発売しました。 東山生茶2023 https://hojotea.com/item/d63.htm 東山生茶2023を発売しました。東山生茶は当店でも非常に人気の高いお …
大雪山野生茶(生茶)2023年・2024年産 同時発売
大雪山野生生茶の2023年産と2024年産を発売しました。 2023年産については、マレーシアの倉庫で1年間熟成しております。 https://hojotea.com/item/d27.htm   雲南省でも入 …
佐渡無名異焼作家の渡辺陶三作:野坂粗土還元急須が入荷
野坂粗土還元焼成の茶器を発売しました。 今回入荷したモデルは、茶壺(後手急須)、フリーカップ、マグカップの3点です。 https://hojotea.com/item/tozo_nosaka_reduction.htm …

PAGETOP