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大雪山野生茶から作られたプーアル生茶2016年産の餅茶を発売しました。今年は4月に行った毛茶(散茶)の予約販売が予想以上に多く、その結果、餅茶に加工できたのは僅か数キロのみでした。

非常に透明感のある香り

既に毛茶を飲まれた方はご存じと思いますが、今年の大雪山野生茶はお茶の透明度が高く、マスカットのような上品な甘い香りが口に残ります。本来、数年以上熟成することで甘い香りが出てくるものですが、今年のお茶は新茶の状態からいきなり甘い香りがします。この理由として、今年は原料である生茶葉に非常にこだわりました。同じ大雪山の中でも、樹齢が高いお茶の木を中心に仕入をしました。お茶の木は樹齢が高くなるにつれて、木の成長は遅くなります。その結果、ミネラルが豊富で調律されたようなまとまりのある香りが形成されます。余韻に関しても非常に深く、また、非常にフルボディのお茶であることから、飲み応えがあり、味に強い存在感が感じられます。今年の野生茶は例年よりも芽の色合いが黄色く、製茶も大変上手に出来たことから、餅茶が全体に黄色みを帯びた色合いをしております。

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熟成に耐えられる質

大雪山野生茶は非常に香りが強いお茶ゆえに、今すぐに飲んでも、また、熟成させてから飲んでも美味しいお茶です。熟成させる場合、未開封のまま、数年間、年間平均温度の高い室内にて保存してください。数年置くと、蜜のような香りがより強くなり、また、杏のようなフルーティな香りも形成されます。

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入荷した餅茶は数キロのみ

今年は昨年とほぼ同じ量のお茶を仕入れたのですが、毛茶での販売量が予定よりも多かったために、餅茶に回せたのはわずか数キロとなってしまいました。数量が僅かですので、興味のある方は取り急ぎ、注文されることをお勧めいたします。なお、以前予約販売をしました毛茶ですが、目減り分も考慮し、多少量に余裕を持って輸入したため、僅かではありますがお茶が余る可能性もあります。もし、お茶が余る場合、追って、ネット上で販売をしたいと考えております。

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