地元でも非常に入手が困難な2つの高級鳳凰単叢を発売

[2023.09.12] Written By

非常に高級な鳳凰単叢を2種発売しました。
今回発売のお茶は、鳳凰単叢老欉八仙王2022と鳳凰単叢老欉郁金香 単株2022です。

https://hojotea.com/item/houou.htm

鳳凰単叢老欉八仙王2022

八仙は、鳳凰単叢烏龍茶の地元である潮州でもっとも人気のあるお茶と言っても過言ではありません。特に近年、その人気が急上昇しており、反面、稀少で数が少ない品種ゆえに八仙茶は市場で高値で取引され、入手が年々難しくなっています。

鳳凰鎮の生産者の間では、本当に優れた品質の八仙が誕生すると、自信を持ってそれを自社の特別な品とし、「八仙王」と名付けることがあります。この名前は、生産者の自信の証であり、また、品評会に出品されたりするレベルのお茶です。

鳳凰単叢烏龍茶の産地、鳳凰鎮に伝わる話によれば、約70-80年前、鳳凰に住む農夫が、去仔寮という場所で特別な風味を持つお茶の木を見つけました。彼はそのお茶の香りに感銘を受け、その木から枝を取り、挿し木をして大量に栽培しようと決意しました。彼は垭后村の裏山に多くの苗を植えるために多くの労力を費やしました。しかし、予想外に、この茶の木の生存率は非常に低く、山全体でたったの8本しか生き残りませんでした。8本だけが生き残ったという事実から、その農夫によってこのお茶の品種は「八仙」と名付けられました。ちなみに、八仙の元となった母樹はずっと前に枯れてしまい、現在は存在しません。また、元々の8本の茶の木のうち、今日まで残っているのはたったの2〜3本だと言われています。

近年、接ぎ木技術が進化するにつれて、栽培農家の人々は八仙を他の古いお茶の木に接ぎ木することを試みるようになりました。しかし、接ぎ木においても、この品種の生存率は非常に低く、特に樹齢の古い茶の木に接ぎ木しようとすると、ほとんど成功しないのが現状です。そのため、100年以上の歴史を持つ既存の八仙茶の木は非常に希少です。また、八仙の茶樹は細長い形を形成し、葉がまばらとなる性質を有します。密な扇形に成長する他の茶の木とは異なり、これを単株茶として栽培するのは難しいとされております。

本商品は、乌岽桂竹湖村にある標高1200mに位置する、樹齢約100歳の茶樹から収穫されたお茶です。実生の老茶樹に接ぎ木され、8年以上経過していることで、台木と同じレベルの質を獲得しており、その余韻は非常に長く、感動的で、飲んでいるとまるで樹齢数百歳の木から作られたお茶のような印象を受けます。おそらく、八仙の茶樹の特性に加えて、標高、土壌などの諸条件が理想的に組み合わさっていることが、このお茶の特別な品質を支えているのでしょう。

八仙は芝蘭香系の香りという事もあり、香りは、マンゴー、百合、スイカズラ、生姜科の植物の花などを思わせる、しっかりとしたトップノートと乳香を伴う、濃い香りのするお茶です。

鳳凰単叢老欉八仙王 2022の購入は此方から

袋小 :   15g / 価格 11,880円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

缶入り:   40g / 価格 31,320円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

袋大(40gが3袋) :120g / 価格 92,880円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

お値打ちパック(40gが9袋):360g / 価格 225,504円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

鳳凰単叢老欉郁金香 単株2022

今回紹介する老欉郁金香単株は、烏崠桂竹湖村、標高1200mにある、樹齢250歳の母樹1本のみから作られたお茶であり、唯一無二の非常に珍しいお茶です。

この母樹は広東省で公式に登録(19KJCX040-10)されております。
本商品は政府に登録されている母樹1本のみから作られたお茶(単株茶)であり、日本に紹介されるのも初の非常に珍しいお茶です。

郁金香とは、チューリップの花のことを指します。 このお茶を口にいれた最初の印象は非常にやわらかく、クリーミーでソフトな口当たりです。非常に強いボディによるふくよかな広がりのある味香りに加え、高標高と高樹齢、更に、無肥料栽培による、非常に深い後味、長い余韻が感じられます。 香りは、甘く、チューリップの花、バナナ、杏、木イチゴなどを連想する優しい香りです。


香りは、甘い香りが主体であり、チューリップの花、バナナ、生の杏、木イチゴなどを連想する優しい香りです。

鳳凰単叢老欉郁金香 単株 2022の購入は此方から

袋小 :   15g / 価格 10,476円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

缶入り:   40g / 価格 27,000円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

袋大(40gが3袋) :120g / 価格 79,920円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

お値打ちパック(40gが9袋):360g / 価格 194,400円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

日本茶(緑茶)、中国紅茶、白茶、プーアル熟茶、プーアル生茶、ジャスミン茶、烏龍茶という厳選された茶葉7種のお試しセット

関連記事 RELATED ARTICLES

お茶に関する最新情報を確実にキャッチするには? SOCIAL NETWORK

1,Twitterをフォローする。2,FaceBookで「いいね!」を押す。3,メールマガジンに登録する。という3つの方法で、お茶に関する最新情報をキャッチすることができます。今すぐ下のツイッターフォローボタンや「いいね!」をクリック!

メールマガジン登録で無料サンプルをもらおう!
メールマガジンにご登録いただくと無料のサンプル茶葉のプレゼントや希少商品の先行購入など様々な特典がございます。ソーシャルメディアの購読だけでなく、メールマガジンへのご登録もお忘れなく!

HOJO TEAオンラインショップNEWS一覧を見る

東洞庭山産、無農薬無肥料の碧螺春を発売
碧螺春(Biluochun)は中国を代表する緑茶の一つで、その優れた品質と独特の風味で有名です。HOJOでは、無肥料無農薬栽培による、余韻の長い碧螺春をお届けします。 https://hojotea.com/item/g …
マレーシアで8年熟成の白鶯山古樹白茶2017を発売:トロピカルフルーツの香り
白鶯山古樹白茶2017を再度発売しました。同じ名称の商品をこれまでも販売しておりましたが、以前販売していたロットの商品は日本で熟成したお茶でした。今回発売する商品は8年間マレーシアで熟成をしたお茶になります。マレーシアの …

最新の記事 NEW ARTICLES

単株茶を含む2022年産の鳳凰単叢老欉を3種類発売
単株を含む、鳳凰単叢の老欉を3種発売しました。今回発売したお茶は以下の三種類です。何れも標高1200mの茶園産の茶葉原料から作られており、濃厚な香りと深い後味がする素晴らしいお茶です。 鳳凰単叢老欉夜来香 2022 鳳凰 …
東洞庭山産、無農薬無肥料の碧螺春を発売
碧螺春(Biluochun)は中国を代表する緑茶の一つで、その優れた品質と独特の風味で有名です。HOJOでは、無肥料無農薬栽培による、余韻の長い碧螺春をお届けします。 https://hojotea.com/item/g …
マレーシアで8年熟成の白鶯山古樹白茶2017を発売:トロピカルフルーツの香り
白鶯山古樹白茶2017を再度発売しました。同じ名称の商品をこれまでも販売しておりましたが、以前販売していたロットの商品は日本で熟成したお茶でした。今回発売する商品は8年間マレーシアで熟成をしたお茶になります。マレーシアの …
雲南省の稀少茶、大雪山野生白茶2024を発売
大雪山野生白茶2024の散茶を発売しました。 このお茶は、私達が実際に現地雲南省の産地に滞在し、現地で生産管理しながら作り上げたお茶です。 雲南省における野生茶の定義 これまで何度も説明しておりますが、雲南省 の人々は例 …
HOJO独自の新製法で実現した香り高い紅茶:雲南での挑戦
雲南省に1.5ヶ月滞在した期間中、良質な白茶やプーアル茶の生産はもちろん重要な課題でしたが、今回の大きな目標は、小ロット生産にも対応した新しい紅茶の生産方法を開発することでした。 一般的に雲南紅茶といえば、当店のラインア …
2024年の雲南省お茶シーズン:予想外の気温と収穫の混乱
長い雲南省の仕入れを終え、現在マレーシアのクアラルンプールに滞在しております。輸入したお茶の評価や海外用のお茶の発送など細かな手配が必要なため、クアラルンプールの会社に来月まで滞在予定です。 今年はシーズンの最初である3 …
2024年の白茶:理想的な天気と現地滞在で品質は上々
私たちが雲南省で力を入れているお茶の一つは白茶です。白茶は昔から、福建省と雲南省で作られてきました。 福建省の白茶は製茶はよく管理されている反面、慣行農園方式で肥料を用いた農業をしているため、原料の質に関して、私は満足で …
雲南のおもてなし文化:食事に込められた思い
中国では、挨拶代わりに「你吃饭了吗?」、つまり、「ご飯食べた?」と言うのが一般的ですが、雲南省にいると、色んな局面で、「吃饭」「吃饭」、ご飯食べていきなさいと言われます。ただ、長く雲南省に携わると、これらのご飯への誘いは …
野生茶を求め雲南省臨滄市南西部の山村へ
現在、雲南省臨滄市の南西部にてお茶の仕入を行っております。 当店にとって重要な商品の1つに野生茶があります。野生茶は製茶はもちろんですが、原料確保が一番大きな課題です。 今回、新たに野生茶が有る場所があるらしいと言う情報 …
雲南省のお茶産地にてプーアル茶、白茶、紅茶の生産
3月24日から中国の雲南省臨滄市の南西部、永德、鎮康県にてお茶の仕入れ、生産を行っております。 雲南省は世界一と言っても過言で無い極上の原料がある反面、生産に対する管理が甘いため、出来合のお茶を仕入れたのでは、理想とする …

PAGETOP