雲南省の无量山にある小村でプーアル生茶の仕入れ

[2011.05.08] Written By

雲南省の南西部にある无量山と言う山を訪問しました。この地域は昨年も来ておりますが、訪問した村は昨年と異なります。
无量山と言う山ですが、日本で言う富士山のような独立した山ではありません。
无量山と言うのは山脈というよりも地域を指します。无量山は南北に400kmに達し、何千という数の村によって構成されております。

今回訪れた場所は、普洱の南西部にある景谷の手前から山奥に入ったところです。
ここへのアプローチは大変道が悪いため、使用した車はジープの海賊版?でした。
大変悪路ゆえ、ちょっとでも油断をするとバネのようにはね上がり腰を痛めてしまいます。
到着した村は非常に小さな村で、ごく最近電気が通じたそうです。この村には樹齢が500年以上の老木が沢山あり、村ではお茶だけで生活をしておりました。
雲南省の南西部にはこの村のような産地がまだまだ沢山あり、中には車でも行けないような村もあります。
よりアプローチが難しく、隔離された村になるほど、お茶を自然のままに育てていることが多く良い値段でよい品質のお茶が入手出来る傾向にあります。
雲南省の南部、四双版納などは、あまりに有名になりすぎてしまい、道も整備されたことからアプローチが比較的容易です。外部に対して有名になった場所では、バイヤーが多く訪れることから、農民はもっと多くの茶葉が収穫出来れば、もっとお金が稼げると勘違いし、剪定をしたり肥料を与えることでお茶の成長速度を早めている場合が多く見られます。
丁度私が訪れた時期は茶摘みの最盛期を迎えており、どの木も大勢の村人が登り茶摘みが行われておりました。
この地域の茶園には大量の鶏やアヒルが走り回っており、お茶は完全な有機農法により作られます。
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无量山系の困鹿山という村に行きました。村と言っても10軒くらいの家があるだけで、地図にも載っておりません。アプローチは悪路ゆえにジープで数時間かけて登りました。
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村を歩き回る私:北城 彰
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農家のおばさんが作ってくれた昼食。遠くからのお客さんと言うことで、自家製の鶏をしめて調理してくれました。

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萎凋をしている茶葉

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収穫直後の茶葉

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この様な大木から収穫されたお茶は、コク(喉韻)のあるとても美味しいプーアル茶に仕上がります。
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