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宮廷金毫プーアル熟茶を発売
- [2013.08.14] Written By 北城 彰(Akira Hojo)

宮廷金毫というなのプーアル茶を発売しました。このお茶は2012年産の熟茶です。宮廷金毫は宮廷プーアル茶という種類に属するお茶です。
プーアル熟茶の2つの形体
宮廷プーアル茶について説明する前に、プーアル茶には熟茶には2種類の形体があることを説明したいと思います。
- 荒茶(毛茶)をそのまま緊圧して販売する場合
- 荒茶を篩にかけ、部位ごとに分画したものを緊圧して販売する場合
例えば、小沱茶などを作る場合は、そのほとんどが分級した茶葉を用います。このため、沱茶の茶葉は細かく、それを見て「刻んだ茶葉を用いているので低品質」と迷信めいたことを言う人がおりますが、これは刻んだ茶葉ではなく、篩によって、茶葉の部位ごとに分級しているゆえの外観です。
分級による等級分け
分級することで、お茶の芽の部分から、先端の葉、茎、下部の葉、太い茎等々、5-6段階、多いときは10段階ほどにに等級が分けがされます。このうち最も等級が高く芽の割合が高いのが、宮廷プーアル茶、そして特級、一級、二級、、、と続きます。宮廷プーアル茶と呼ばれるグレードは金色の小さな芽が多く含まれており、見るからに高級そうな見た目をしております。見た目が非常に高価で、且つ、少量しかとれないことから、プーアル熟茶の各等級のなかで、宮廷プーアル茶が最も高い値段で取引されます。ただし、それは希少価値ゆえの値段の高さであり、芽が多い=美味しいと結論付けるのは正しくありません。
芽が多いから高級とは考えるのは誤り
芽が多いお茶の場合、ボディは弱めになります。また、コクについてもやや軽めになる傾向があります。ただし、芽特有の成分ゆえか、口に含んだときに、まるで雪が溶けるように溶け、味わいは極めてやわらかく、生チョコレートのような優しさを連想するプーアル茶です。

等級は個性を決め、使用する茶葉が質を決める
篩い分けによりプーアル熟茶の等級が決まり、等級ごとに値段が異なるという話をしましたが、それはあくまで同じ種類の茶葉間での話です。言ってみれば、野沢菜を、芽の部分、葉の部分、茎の部分と分けて販売しているようなもので、材料の質とは無関係な話です。とうぜん最も重要となるのは、どのような原料を用いてお茶が作られているかという点です。当然、100種類のプーアル熟茶からは、100の宮廷普洱茶が作られます。ただ、100種類の中には様々な品質・個性のお茶があるわけで、等級がどうこうと言う前に、質の良いお茶を原料として確保することが重要です。
原料は自然栽培のお茶を選択
今回、私が選んだ茶葉原料は、自然栽培の老木から作られたお茶です。私が知る限り、雲南省のほとんどのプーアル熟茶は茶園産の原料が用いられることが多く、自然栽培のお茶はもちろん、老木から作られたプーアル熟茶は非常に貴重です。老木産の茶葉の場合、プーアル生茶に加工した方が高く売れるため、ほとんどの原料はそちらへ流れてしまいます。茶園産のお茶の場合、コクが弱く、香りに深みが感じられません。自然栽培のお茶は茶葉の数も少なく、ゆっくりと時間をかけて成長する事から、ミネラルとポリフェノールが豊富に含まれ、深いコク・余韻が強く感じられます。
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