2015年産の野生春芽一番摘み茶の散茶を期間限定予約販売

[2015.03.24] Written By

雲南省で野生春芽の仕入
雲南省での仕入を行う際、一番最初に仕入れるお茶は「野生春芽」というお茶です。このお茶は3月の中旬に収穫されることから今が1番茶の旬です。

野生種であるカメリアタリエンシスから作られたお茶

野生春芽はカメリアタリエンシスという野生種のお茶の芽のみから作られた、野生のプーアル生茶です。香りが青リンゴのような、ブドウのような香りがする大変個性的なお茶です。

雲南省で野生春芽の仕入

1番茶を仕入れるためにシーズン前に雲南入り

大雪山産の野生春芽ですが、一番茶は3月の中旬に生産され、3月の終わりになると2番茶が市場に出回ります。ただし、お茶の仕入をする人の多くは4月の1週目〜4月の2週目に雲南省入りすることから、1番茶と信じつつも実は2番茶を仕入れていることが多くあります。私はどうしても一番茶を仕入れたかったため、3月の20日から雲南省に滞在し、野生春芽が出てくるのを待っておりました。

雲南省で野生春芽の仕入

フルーティで口当たりは絹のよう

春一番に摘まれた野生春芽の特徴は、芽が大きく、太っており、サイズや形状がバラバラな点です。枝や木ごとに成長具合が異なるためです。香りが非常に強く、口に含むと、絹のような滑らかな食感が感じられます。

予定通り野生春芽の仕入に成功

今回、目標どおり、1番摘みの野生春芽を仕入れることに成功しました。透明感のあるフルーツのような香りのするお茶で、私としても満足しております。今年仕入れた野生春芽は200gの餅茶に緊圧して販売を予定しております。
ただし、今週末までの限定で希望者に毛茶(散茶)を販売したいと思います。なお、お茶の入荷は5月の中旬くらいの予定です。

雲南省で野生春芽の仕入

生産したてほやほやです。写真は手選別風景

野生春芽一番茶の毛茶(散茶)を3月29日まで期間限定販売

予約頂いたお茶の配達は5月を予定しております。したがって、他の商品を併せて御注文頂いた場合、基本5月に野生春芽と一緒の発送となります。野生春芽以外のお茶を直ぐにご入り用の場合は、分けて御注文頂くか、備考欄に一言お願いいたします。

日本茶(緑茶)、中国紅茶、白茶、プーアル熟茶、プーアル生茶、ジャスミン茶、烏龍茶という厳選された茶葉7種のお試しセット

関連記事 RELATED ARTICLES

お茶に関する最新情報を確実にキャッチするには? SOCIAL NETWORK

1,Twitterをフォローする。2,FaceBookで「いいね!」を押す。3,メールマガジンに登録する。という3つの方法で、お茶に関する最新情報をキャッチすることができます。今すぐ下のツイッターフォローボタンや「いいね!」をクリック!

メールマガジン登録で無料サンプルをもらおう!
メールマガジンにご登録いただくと無料のサンプル茶葉のプレゼントや希少商品の先行購入など様々な特典がございます。ソーシャルメディアの購読だけでなく、メールマガジンへのご登録もお忘れなく!

HOJO TEAオンラインショップNEWS一覧を見る

雲南省の自然栽培茶で作った釜炒り緑茶
雲南春尖緑茶を発売しました。 標高2100mにある自然栽培のお茶を原料とした、プーアル茶クラスの長い余韻が特徴のお茶です。 雲南省という比類なき茶葉原料の産地 私はお茶の会社を創業して20年間の間、あらゆるお茶産地を訪問 …
産地の潮州・汕頭で人気の鳳凰単叢八仙2022を発売
2021年以来となる鳳凰単叢八仙の新ロットを発売いたします。 今回発売するお茶は、2022年産のお茶です。数年の熟成期間を経て非常に良い状態に仕上がりましたので、販売することにいたしました。 https://hojote …

最新の記事 NEW ARTICLES

雲南省の自然栽培茶で作った釜炒り緑茶
雲南春尖緑茶を発売しました。 標高2100mにある自然栽培のお茶を原料とした、プーアル茶クラスの長い余韻が特徴のお茶です。 雲南省という比類なき茶葉原料の産地 私はお茶の会社を創業して20年間の間、あらゆるお茶産地を訪問 …
産地の潮州・汕頭で人気の鳳凰単叢八仙2022を発売
2021年以来となる鳳凰単叢八仙の新ロットを発売いたします。 今回発売するお茶は、2022年産のお茶です。数年の熟成期間を経て非常に良い状態に仕上がりましたので、販売することにいたしました。 https://hojote …
大雪山野生白茶 散茶 2025年産の新茶を発売
大雪山野生白茶2025を発売しました。 https://hojotea.com/item/w11.htm 雲南省の山に自生するカメリアタリエンシスを原料に、今年も現地で原料選別から製茶まで関わって生産しました。 野生茶な …
2025年産の古樹白茶と古樹白牡丹を発売
2025年産の古樹白牡丹と古樹白茶、2種類を発売しました。 いずれも無農薬・無肥料で作られたお茶です。 実は少し前から販売していましたが、公式にはお知らせしていなかったため、本記事を書きました。 生産者と共に作り上げるお …
東山生茶2024年産餅茶を発売
東山生茶2024の餅茶を発売しました。2024年産の東山は、以前に散茶を発売し、短期間で売り切れとなりました。今回発売する2024年産の餅茶は同じ原料から作られたお茶です。餅茶は作りたては香りが比較的穏やかな傾向がありま …
雲南省の自然栽培茶を使った薪火釜炒り焙じ茶の開発
現在、私たちは雲南省に滞在し、お茶の生産に取り組んでおります。シーズンも終盤に差しかかっていますが、この時期は特に成長が遅く、質の高いお茶が収穫期を迎えるため、最後まで気が抜けません。プーアル茶と紅茶の製造を主軸としなが …
料理から見る雲南の多様性:少数民族・四川料理の交差点
雲南省に長期滞在してお茶を作っているわけですが、雨の日や生産予定の無い日は、近隣の街のホテルに滞在しております。 ホテルに滞在しているときは、外食するのですが、私達にとって、現地での食事はお茶作りと同等に興味があり、非常 …
渡辺陶三作:秋津無名異、野坂粗土急須他入荷
佐渡島の無名異焼作家、渡辺陶三氏の茶器が多種類入荷しました。 今回は、特に、秋津無名異酸化焼成と野坂炭化還元の急須・茶壺が多数入荷しました。 https://hojotea.com/categ/teaware.htm 秋 …
雲南白茶、理想を形にする現地生産
3月25日に雲南省に入り、現在まで白茶の製造に取り組んでいます。 本コラムでは、雲南省における白茶生産の実情や、その品質、管理のあり方についてご紹介します。 何故雲南省で白茶を作るのか 白茶といえば、まず思い浮かぶのは福 …
現地からのレポート:2025年の雲南省のお茶の状況について
3月25日より雲南省に来ております。 こちらには5月まで滞在し、現地でのお茶の生産や流通・品質管理を行います。 本コラムでは、今年2025年のお茶の生育状況、相場観などについてインプレッションを述べたいと思います。 気候 …

PAGETOP