標高の高い茶園を厳選!ダージリンファーストフラッシュ2種を発売

[2021.07.18] Written By

ダージリンのファーストフラッシュを2種発売しました。

https://hojotea.com/item/b07.htm

ファーストフラッシュとはどういうお茶か、また、質の高いファーストフラッシュを入手するためのHOJOの取り組みを併せて紹介したいと思います。

ファーストフラッシュが緑色なのは意図的にそうしている為

ファーストフラッシュは1st Flushと表記され、春の一番摘み茶を指します。
1st Flushというと、緑色の茶葉が一般的ですが、茶葉が緑色なのは、春のお茶だからではありません。緑色をしているのは、意図的にそう加工しているからです。製茶の際、発酵時間を極端に短くすることで、緑色の茶葉に仕上げてます。1st Flushでも、発酵時間を長くすればオータムナル(秋摘み)のように標準的な紅茶色に仕上げる事も可能ですし、更に長く発酵すれば、ミルクティにあうような紅茶に仕上げる事も可能です。

1st Flushが2〜3月に市場に出る意外な理由

一般的に2月頃からダージリン1st Flushの新茶が出始めます。3月にもなると、1st Flushはピークを迎え、私の所にも、お付き合いのある各所から1st Flushを買わないかと連絡が来ます。

ダージリンのお茶産地は中国の福建省や台湾とほぼ同じ緯度で、雲南省よりも緯度は北に位置します。従って、お茶の生育状況は中国の産地とほぼ同じと考える事が出来ます。

実際、雲南省でも、台湾でも、標高2000mクラスの茶園はお茶が収穫できる時期は4月の中旬です。

私は2019年までは毎年、春には中国雲南省の産地(標高2000m)に毎年1ヶ月以上滞在し、お茶シーズンを通しお茶の生育状況を見てきました。この経験ゆえ、どの時期にどの標高のお茶が収穫できるかという点については非常に詳細に理解しております。

なぜ、雲南省や台湾のお茶産地では4月にならないと、お茶が収穫できないのに、緯度が更に北にあるダージリンでは2月や3月にお茶が収穫できるのでしょうか?
実は、早い時期に出てくるダージリン1st Flushは標高の低い茶園産だからです。

雲南省でも標高1500mクラスになると、3月にお茶が収穫できます。1000mクラスになると、更に収穫時期は早くなります。逆に標高2400mくらいともなると、お茶が収穫できるのは4月の下旬〜5月上旬です。

ダージリンにおける茶園とは、1つの大きな山です。それぞれの茶園は大きな農業企業体であり、数百人規模の人が働いております。各茶園の面積は数百ヘクタールと広大で、標高は数百メートル程度から2000メートル近くまでバラバラです。例えば、シンブリ茶園は360m〜1230m、リシハット茶園は760m〜1460mの標高に位置します。

茶園の標高は高い地点ばかりが着目されがちですが、実際には山の形状は円錐型なので標高が低いエリアの面積の方が圧倒的に多いわけです。ご存じの通り、標高が低い土地ほど、春が来るのが早く、ダージリンの場合も、低地の茶園から春を迎えます。
ダージリンの場合、DJ番号というものがあり、この番号が若いほど、早期に作られたロットであり、人気がありますが、ある意味、若いDJ番号のお茶は低い標高のエリアで収穫されたお茶と考える事が出来ます。

HOJOでは標高の高い産地の1st Flushを選択

ダージリンでも本当に標高が高いエリアのお茶は収穫時期が遅く、摘期を向かえるのは4月上旬〜中旬です。
実際この時期になると、多くの会社は、ファーストフラッシュの仕入れを完了しており、既に次のセカンドフラッシュに意識が向いている頃です。
高い標高のお茶は、昼夜の温度差、薄い酸素濃度などの関係で、お茶が時間をかけてゆっくりと成長します。まさに高原野菜と同じです。この為、高所で作られたお茶は成分濃度が濃く、後味がしっかりと感じらます。
HOJOでは、標高の高い茶園のお茶を入手する為に、シーズン前から打ち合わせをし、敢えて4月摘みのお茶を入手しました。今回仕入れた2種のお茶は、非常に後味が濃く、良い意味でダージリンらしくないお茶です。

Arya 1st Flush Ruby

クローナルを使ったお茶で、標高1500mの茶園産です。
このお茶は若い状態で摘まれており、芽を多く含みます。この為、Rubyは口に含んだときにとても優しく、クリーミーな食感です。
Rubyの面白い点は、1stフラッシュにもかかわらず、比較的しっかりと発酵されている点です。一般的な1st Flushよりも発酵時間を長くすることで、より紅茶らしさが感じられ、スイーツとも合わせやすいお茶です。

Arya 1st Flush Rubyの買い物はこちらから

袋小 :   30g / 価格 1,620円(税込み)
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缶入り:   50g / 価格 2,592円(税込み)
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袋大 :   150g (50gを3袋)/ 価格 7,452円(税込み)
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お値打ちパック : 600g (袋大150gを4袋)/ 価格 24,840円(税込み)
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Arya 1st Flush Spring Blossom

クローナルを使ったお茶で標高2000mの茶園産です。
比較的成熟した茶葉で作られており、Spring Blossomの名の如く、春の花のような香りと、草木を連想するようなぐリーンな香りが特徴的です。やや烏龍茶や白茶のような個性のお茶です。
高い標高のお茶と言うことも有り、非常に余韻が長く、喉に香りがいつまでも残りますので、奥行きのある味が好きな人にはお勧めです。

Arya 1st Flush Spring Blossomのお買い物はこちらから

袋小 :   30g / 価格 972円(税込み)
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缶入り:   50g / 価格 1,512円(税込み)
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袋大 :   150g (50gを3袋)/ 価格 4,212円(税込み)
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お値打ちパック : 600g (袋大150gを4袋)/ 価格 14,515円(税込み)
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