ミルクティーにもおすすめ!雲南古樹紅茶入荷

[2017.08.12] Written By

暫く商品が切れておりました雲南古樹紅茶が入荷しました。農薬はもちろん、肥料も一切使用せずに作られた自然栽培茶です。

100歳以上の老木から作られた紅茶

雲南古樹紅茶は老木から作られた紅茶です。この商品を初めて発売したのは2010年だったのですが、この当時、古樹(老木)から作られた紅茶は本商品のみだったため、名称を雲南古樹紅茶としました。しかしその後、現在はHOJOのラインアップの全ての雲南紅茶が老木から収穫した茶葉から作られているため、厳密に言うと全ての雲南紅茶は「古樹紅茶」です。

雲南古樹紅茶の特徴は天日による乾燥

HOJOのラインアップの他のお茶には無い、雲南古樹紅茶の特徴として、天日による乾燥で茶葉を乾燥している点です。雲南省では比較的良く用いられる方法ですが、この製法を行うためには、幾つかの条件が求められます。例えば、標高が高く非常に乾燥している点、お茶が4月の1週目前の乾燥している時期に摘まれている点、一芯や一芯二葉などの葉が少ない状態で摘むことで、茶葉の水分が比較的均質である点が求められます。これらの条件が揃わない中で天日乾燥をすると、乾燥に時間がかかり、その結果、発酵が過度に進み、蒸れ臭が生じる原因となります。今回紹介する雲南古樹紅茶は一芯一葉の茶葉から作られております。

雲南省で一年熟成したお茶を入手

例年ですと、特注で作っている雲南古樹紅茶ですが、今年の3月に私がいつも雲南古樹紅茶の生産を依頼している生産者を訪問したところ、昨年のお茶が非常に良い状態で保存されていると言う話を聞きました。早速確認した所、乾燥した倉庫に保管されていたおかげで、お茶が黒糖や乾燥フルーツの香りを連想するような甘い熟成香を放っておりました。個性的でとても良い品質だったため、新しく特注する代わりにこのバッチを仕入れることにしました。
仕入れたままの状態で販売しても良いのですが、一年熟成されたことで水分量も高くなっているため、低めの温度でじっくり熱をかける事にしました。日本に輸入後、自社の乾燥機にてお茶に100℃以下の熱風をとおし、お茶の仕上げ作業を行いました。ベイキングをしたことでお茶の香りに透明感が付与され、より品のある、雑味のない香りに仕上がりました。私個人的にはこれまで販売していた雲南古樹紅茶よりも更に良いお茶が入手出来たと感じております。また、自然栽培のお茶を使用していることから、渋みや苦みが無く、小さなお子さんでも違和感なく飲めるお茶です。

ミルクとの相性抜群!

今回仕入れた雲南古樹紅茶はミルクとの相性が抜群に良いお茶です。雲南紅茶をミルクティにすると、お茶に含まれるミネラルが濃厚ゆえに、ミルクにも強いコクが感じられ、数ランク上の品質のミルクを使っているような味わいが感じられます。春の一番茶から作られた自然栽培系の雲南紅茶でミルクティを作る場合、湯の量を減らし、出来るだけ濃くお茶をいれた後、多めのミルクで割ると美味しくはいります。

日本茶(緑茶)、中国紅茶、白茶、プーアル熟茶、プーアル生茶、ジャスミン茶、烏龍茶という厳選された茶葉7種のお試しセット

この記事に関連するHOJO Teaの商品


関連記事 RELATED ARTICLES

お茶に関する最新情報を確実にキャッチするには? SOCIAL NETWORK

1,Twitterをフォローする。2,FaceBookで「いいね!」を押す。3,メールマガジンに登録する。という3つの方法で、お茶に関する最新情報をキャッチすることができます。今すぐ下のツイッターフォローボタンや「いいね!」をクリック!

メールマガジン登録で無料サンプルをもらおう!
メールマガジンにご登録いただくと無料のサンプル茶葉のプレゼントや希少商品の先行購入など様々な特典がございます。ソーシャルメディアの購読だけでなく、メールマガジンへのご登録もお忘れなく!

HOJO TEAオンラインショップNEWS一覧を見る

長期熟成をした緬境野生茶2014年産を再発売
緬境野生茶 2014(生茶)マレーシア熟成 緬境野生茶 2014は、マレーシアと日本で長期保存をしており、しっかりと熟成が進んだお茶です。 このお茶は数ヶ月間、有酸素で雲南省で保存し、その後無酸素にて追加熟成をしておりま …
自社開発した新製法にて自分たちで仕上げた野生紅を発売
野生紅のロットが2024年産に切り替わりました。 通常であれば特にお知らせすることはありませんが、今回の切り替えには大きな意味があります。 2024年産の野生紅から、私たちが開発した新しい製法を用い、私たち自身の手で作っ …

最新の記事 NEW ARTICLES

長期熟成をした緬境野生茶2014年産を再発売
緬境野生茶 2014(生茶)マレーシア熟成 緬境野生茶 2014は、マレーシアと日本で長期保存をしており、しっかりと熟成が進んだお茶です。 このお茶は数ヶ月間、有酸素で雲南省で保存し、その後無酸素にて追加熟成をしておりま …
自社開発した新製法にて自分たちで仕上げた野生紅を発売
野生紅のロットが2024年産に切り替わりました。 通常であれば特にお知らせすることはありませんが、今回の切り替えには大きな意味があります。 2024年産の野生紅から、私たちが開発した新しい製法を用い、私たち自身の手で作っ …
ミャンマー国境隣接地域産 鎮康古樹熟茶2022 発売
鎮康古樹熟茶2023を発売しました。 普段飲みに適した価格帯のお茶を目指し、非常に僻地の産地から茶葉を仕入れています。 https://hojotea.com/item/d154.htm ミャンマーとの国境を接する鎮康県 …
祁門紅茶の再入荷
暫く品切れになっていた祁門紅茶が入荷しました。 https://hojotea.com/item/b01.htm 祁門紅茶工場産の祁門紅茶 祁門紅茶は安徽省祁門県産の紅茶で、世界的にも知られる銘茶のひとつです。祁門県には …
フルボディの高級熟茶、忙肺古樹熟茶2023 200g餅茶を発売
忙肺古樹熟茶2023を発売しました。当店の熟茶の中でもトップレベルの非常に高品質な熟茶です。 臨滄市永徳県を代表するプアール茶の名産地 忙肺(Mang Fei)は、漢字の意味だけを見ると奇妙な地名ですが、もともと当地の少 …
火地古樹生茶 2022を発売
火地古樹生茶 2022を発売しました。 数年間の熟成を経て、爽やかで透明感のある甘い香りが際立つお茶です。 高山の自然栽培茶園産 火地は私達がお付き合いしている農家が保有する、臨滄市南西部に位置する永德県の標高2100m …
東山生茶 2024の散茶を発売
東山生茶 2024の散茶を発売しました。実は、東山の散茶を販売するのは今回が初めてです。 https://hojotea.com/item/d63.htm 雲南省臨滄市鎮康県の高山地帯で収穫された老樹茶 東山生茶2024 …
なぜお茶は渋いのか?渋味の原因と仕組みを紐解く
お茶には渋味を全く感じないものもあれば、非常に強い渋味を持つものもあります。では、この渋味の原因は何なのでしょうか?ここでは、渋味の原因とそのメカニズムについて解説します。 渋味の原因 渋味は、お茶の成分が口腔内のタンパ …
鳳凰単叢老欉蜜蘭香 2023を発売
鳳凰単叢老欉蜜蘭香2023を発売しました。 https://hojotea.com/item/houou.htm 鳳凰単叢は広東省潮州市を代表する烏龍茶で、老欉は樹齢の高い茶樹から収穫された茶葉を使ったお茶を指します。 …
湯を沸かす熱源によって変わるお茶の味香り
お茶を淹れる際に使うお湯ですが、やかんの材質によってお湯の味が変わることはよく知られておりますが、実は、やかんの材質以外に、湯を沸かす熱源の種類によっても味が大きく変化することをご存じでしょうか? 同じヤカンでも、熱源に …

PAGETOP