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大雪山野生白茶・プーアル生茶2019の散茶先行予約販売
- [2019.06.13] Written By 北城 彰(Akira Hojo)
野生のお茶(カメリアタリエンシス)から作ったプーアル茶と白茶の散茶を予約販売します。
生産量が限られているため、在庫が終わり次第販売を終了させていただきます。既に、お茶が入荷していますが、水分調整などのため、ご注文後1週間程度で出荷予定です。
本物の野生茶は非常に稀少
雲南省は39.4 万平方キロと日本と同じぐらいの面積があり、その 90%弱は山岳地帯 となっております。雲南省の山には野生のお茶があり、麓に暮らす村人はそれらを摘み、収入を得ております。因みに、野生茶とは天然のお茶をさしており、樹齢が高い老木や野放状態になっている自然栽培茶とは異なります。今回紹介するお茶は、山の中に自生するカメリアタリエンシスと呼ばれる種類のお茶です。
山の中には大小様々な野生のお茶の木があります。
野生茶のお茶は雲南省でも人気が高く、それゆえに、市場には茶園で栽培されたカメリアタリエンシスのお茶が非常に多く流通しているのも事実です。現地の人々は、カメリアタリエンシスの事を「山茶」と呼ぶため、山茶→野生茶と認識されることが多く、地元でも明確に野生の山茶と栽培物のお茶が区別されておりません。昆明などのお茶市場に行くと、多くの「野生茶」を目にしますが、その多くは茶園産の山茶(カメリアタリエンシス)であって、野生茶ではありません。この為、本物の野生茶を入手するためには、実際に現地で原料を確認し手仕入れることが重要です。私達はあくまで「野生の野生茶」にこだわっております。野生と栽培物のお茶の違いですが、実際に飲めばその違いは一目瞭然です。味香り共に、野生のキノコと栽培物のキノコくらいの差があります。野生のお茶は、味に透明感があり、同時に後味がしっかりと感じられ、香りの余韻が何時までも続きます。
全く苦味がない野生茶
野生茶というと「苦い」というイメージがありますが、私達の紹介する野生茶の場合、プーアル生茶も白茶も全く苦くなく、お子さんでも楽しめるお茶です。但し、カメリアタリエンシスの野生茶の場合、同じ種でも、地域によって形質が異なるようで、哀牢山を初め特定の産地の野生茶は百草丸のような苦味を呈します。大雪山産の野生茶は苦味が無く、採れたての山菜のように香りが強く、しっかりと甘味が感じられるお茶です。野生茶は普通のお茶と比べ非常に香りが強く、ウコギ科の山菜を連想するような自然な甘い香りと、ブドウのようなフルーティな香りがします。ジャスミン茶や花茶などのような香りがしっかりとしたお茶が好きな人には強くお勧めします。
水出しでも美味しい野生茶
大雪山野生白茶、プーアル生茶ともに、熱い湯でいれる方法に加え、水出しにしても非常に美味しいお茶です。実は、この飲み方はお客さんに教えて貰いました。「野生茶を水出し?」と最初は半信半疑だったのですが、実際に水出しにしてみたところ、想像以上に美味しく、ある意味驚きました。作り方は簡単で、5gの茶葉を1Lの水に入れ、冷蔵庫に半日ほど入れておくだけです。茶葉を除き、冷蔵庫で保存すれば数日は持ちます。水出しを美味しく作るポイントは湯冷ましを使うことです。生水ではなく、一度沸騰した水を冷やしてから使うとより香りが出ます。
現地の村人の間で知られている野生茶の効能
野生茶(カメリアタリエンシス)ですが、現地の村では「お通じに良い」と言われております。私の息子が、先天的に便通が良くないのですが、数日音沙汰がないときは、野生茶をしっかりと飲ませるようにしております。野生茶を飲むと、便秘が解消することがあり、満更ではないと感じております。また、野生茶は鉄分を初めとするミネラルを多く含みます。お茶を飲むと血行がよくなるためか、体が熱くなります。冷え性の人には特にお勧めです。
散茶ゆえのフローラルな香り
今回は白茶とプーアル生茶の2種類のお茶を紹介します。どちらも餅茶にも加工しました、散茶を餅茶に加工する際には、蒸気を通して茶葉を蒸した後、圧縮します。この際に、湿った状態が数日間続くため、白茶の場合、餅茶はさらに発酵が進みます。生茶に関しても餅茶へ加工することで、熟成が進みます。一般的に餅茶へ加工すると、フラワー系の香りからフルーツ系の香りへと変化します。どちらもそれぞれ個性的なお茶ゆえ、散茶と餅茶でどちらの方が美味しいですか?と聞かれると、甲乙つけられません。ある意味、私はどちらも好きです。ただ、散茶の販売はこの時期だけですので、興味のある方は是非即断してください。
大雪山野生白茶 2019
3日間萎凋を行うことで、花の様な香りを高めました。作りたてはやや緑の香りが強く感じられます。数ヶ月もおいておくと緑系の香りは徐々に無くなり、より花の香りが強く感じられるようになります。また、未開封(無酸素)のまま、数年保存しますと蜜のような甘い香りが形成されます。HOJOではマレーシアにも直営店がありますが、マレーシアのような常夏の気候の場合、1年で熟成が進み、強い蜜の香りが形成されます。更に、長期間熟成すると、蜜+杏のような香りへと変化します。
大雪山野生白茶の散茶の予約注文は以下から
大雪山野生プーアル生茶 2019
野生と言う事で、非常に高い品質のお茶ですが、同時に数あるプーアル茶の中でも個性がしっかりと感じられる為、初心者にもお勧めできるお茶です。
大雪山野生茶のプーアル生茶は、透明感のある味わいの中、フルーティなブドウのような香りが仄かに感じられ、口の中に甘味が余韻として残ります。このお茶は熟成しても美味しく、熟成することで、甘い蜜のような香りが形成されます。お茶をいれるときは、沸騰した湯を用い、2回洗茶を行ってください。1回目は10秒、2回目は5秒、そして、お茶をいれるときは薄めなら5秒、やや濃いめが好みの場合10秒間蒸らしてください。ミネラルが濃厚に含まれるお茶ゆえ、何煎もいれることが出来ます。2煎目以降は、沸騰水を注ぎ、数秒間蒸らすだけで十分です。
大雪山野生プーアル生茶の散茶の予約注文は以下から
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