濃香な三次火蜜蘭香など3種類の鳳凰単叢2021を発売

[2022.09.19] Written By

鳳凰単叢烏龍茶を3種発売しました。

https://hojotea.com/item/houou.htm

どれも非常に個性的なお茶でお勧めです!

鳳凰単叢老欉蜜蘭香 2021

蜜蘭香はライチを連想するとてもフルーティな香りのお茶です。
蜜蘭香の香りはお茶の発酵で作られた茶葉自体の香りなのですが、香りの強さゆえに、初めて飲むと、お茶の香りであることが信じがたいレベルです。

蜜蘭香はHOJOの鳳凰単叢の中でも最も人気があり、鳳凰単叢を未体験の人にまず最初に試して頂きたいお茶です。老欉蜜蘭香は、蜜蘭香の中でも老木から作られたお茶であり、より高い品質のお茶です。

蜜蘭香という名称は、品種名では無く、香りによる分類です。
一般的に蜜蘭香が作られる品種はいくつかありますが、本商品は白葉という品種から作られております。

同じ品種のお茶でも、雨が多かったり、種々の理由から、蜜蘭香的な香りが形成されない場合、蜜蘭香と呼びません。

鳳凰単叢老欉蜜蘭香2021は、烏崠山大庵村の標高950mの老木から作られたお茶です。
HOJOで販売している、値段が低いタイプのお茶と比較すると、香りの濃さ、味の奥行き、余韻の長さ等、全てにおいてスケールが大きくなってます。

値段が高いので躊躇されるとは思いますが、感動の質も高いお茶ですので、鳳凰単叢蜜蘭香が好きな人には是非とも試して頂きたいお茶です。

鳳凰単叢老欉蜜蘭香 2021のお買い物はこちらから

袋小 :   15g / 価格2,484円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

缶入り:   40g / 価格 6,264円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

袋大(40g入りの袋が3個入り) :   120g / 価格 18,360円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

お値打ちパック(40gの袋が9袋):360g / 価格45,036円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

鳳凰単叢蜜蘭香 濃香 2021 No.2

本商品は潮州の人々の間で好まれる、3次火という重焙の焙煎で仕上げた蜜蘭香です。

3次火とは3回かけて炭火で焙煎を行う仕上げの方法を指します。焙煎は数ヶ月おきに行います。連続的に行うと茶葉の中心部分と外側の水分分布が不均一になるため、焙煎後は数ヶ月おいてから次の焙煎が行われます。一般に、製茶直後に一度焙煎した後、2回目の焙煎は秋頃、3回目は翌年に行います。従って、本商品は2021年産ですが、22年に3回目の炭焙をしております。

元々、中国はおいては、お茶の鮮度を維持するための保存技術が無かったため、鳳凰鎮では、ある程度の保存期間が経過した鳳凰単叢烏龍茶は、炭焙を重ねることで鮮度を維持をしておりました。それゆえに地元潮州の人々は子供の頃より、何度も焙煎をした三次火や四次火のお茶に慣れ親しんでおり、それが、重焙系の鳳凰単叢が潮州で好まれる理由です。

繰り返し焙煎することで、茶葉が熟成し、水色がオレンジ系の濃い色合いへと変化し、ラズベリーやライチのような濃厚なフルーツの香りを呈します。

鳳凰単叢の場合、軽めの炭焙により華やかな香りに仕上げる場合と、焙煎を何度も重ねて、濃香なお茶に仕上げる場合があり、どちらのスタイルも人気があります。

これまで販売しておりました鳳凰単叢蜜蘭香濃香はNo.1としました。No.1は2次火で仕上げており、よりフレッシュな香りがします。

鳳凰単叢蜜蘭香 濃香 2021 No.2のお買い物はこちらから

袋小 :   15g / 価格 1,512円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

缶入り:   40g / 価格 3,780円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

袋大(40g入りの袋が3個入うり) :120g / 価格 11,016円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

お値打ちパック(袋大が3袋=合計40gの袋が9袋):360g / 価格 27,216円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

鳳凰単叢 陂头夜来香 2021

鳳凰単叢の名称には茶葉の形状、香りのタイプ、歴史、地域名など様々な分類法があります。 夜来香(イエライシャン)は香りによる分類で、鳳凰単叢における十大香型の一つです。

鳳凰単叢 蜜蘭香/Phoenix Oolong
陂头夜来香:ヒトウイエライシャン(头=頭)は烏崠山の丹湖村を産地とし、茶園の標高は850mです。樹齢50歳位のお茶の木から収穫されたお茶になります。

お茶の母樹が墓場の前に生えており、夜来香型の香りがすることから、墓を指す碑 (bei)の文字から碑头夜来香と呼ばれておりました。 ただ、碑头が墓を連想することからあまり響きが良くないとのことから、近年、同じ発音である陂头の文字が用いられるようになりました。

夜来香の名称の由来であるトンキカズラという植物の花は、夜来香と呼ばれ、日本語でもヤライコウとは読まず、イエライシャンと読むそうです。 元々この花の香りに近い香りがするというのが、名称の由来のようです。

実際に香りを評価すると、香りがニセアカシアの香りにとても似ております。また、水仙や生姜の花のような花の香りに加え、完熟したイチゴ、木イチゴ、ブドウ系の甘い香りも感じられます。 香りが強いお茶ですので、夜来香は安心してお勧めできる鳳凰単叢の1つです。。

鳳凰単叢 陂头夜来香 2021のお買い物はこちらから

袋小 :   15g / 価格 1,512円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

缶入り:   40g / 価格 3,780円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

袋大(40g入りの袋が3個入うり) :120g / 価格 11,016円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

お値打ちパック(袋大が3袋=合計40gの袋が9袋):360g / 価格 27,216円(税込み)

クリックして買い物カゴへ

日本茶(緑茶)、中国紅茶、白茶、プーアル熟茶、プーアル生茶、ジャスミン茶、烏龍茶という厳選された茶葉7種のお試しセット

この記事に関連するHOJO Teaの商品


関連記事 RELATED ARTICLES

お茶に関する最新情報を確実にキャッチするには? SOCIAL NETWORK

1,Twitterをフォローする。2,FaceBookで「いいね!」を押す。3,メールマガジンに登録する。という3つの方法で、お茶に関する最新情報をキャッチすることができます。今すぐ下のツイッターフォローボタンや「いいね!」をクリック!

メールマガジン登録で無料サンプルをもらおう!
メールマガジンにご登録いただくと無料のサンプル茶葉のプレゼントや希少商品の先行購入など様々な特典がございます。ソーシャルメディアの購読だけでなく、メールマガジンへのご登録もお忘れなく!

HOJO TEAオンラインショップNEWS一覧を見る

東洞庭山産、無農薬無肥料の碧螺春を発売
碧螺春(Biluochun)は中国を代表する緑茶の一つで、その優れた品質と独特の風味で有名です。HOJOでは、無肥料無農薬栽培による、余韻の長い碧螺春をお届けします。 https://hojotea.com/item/g …
マレーシアで8年熟成の白鶯山古樹白茶2017を発売:トロピカルフルーツの香り
白鶯山古樹白茶2017を再度発売しました。同じ名称の商品をこれまでも販売しておりましたが、以前販売していたロットの商品は日本で熟成したお茶でした。今回発売する商品は8年間マレーシアで熟成をしたお茶になります。マレーシアの …

最新の記事 NEW ARTICLES

単株茶を含む2022年産の鳳凰単叢老欉を3種類発売
単株を含む、鳳凰単叢の老欉を3種発売しました。今回発売したお茶は以下の三種類です。何れも標高1200mの茶園産の茶葉原料から作られており、濃厚な香りと深い後味がする素晴らしいお茶です。 鳳凰単叢老欉夜来香 2022 鳳凰 …
東洞庭山産、無農薬無肥料の碧螺春を発売
碧螺春(Biluochun)は中国を代表する緑茶の一つで、その優れた品質と独特の風味で有名です。HOJOでは、無肥料無農薬栽培による、余韻の長い碧螺春をお届けします。 https://hojotea.com/item/g …
マレーシアで8年熟成の白鶯山古樹白茶2017を発売:トロピカルフルーツの香り
白鶯山古樹白茶2017を再度発売しました。同じ名称の商品をこれまでも販売しておりましたが、以前販売していたロットの商品は日本で熟成したお茶でした。今回発売する商品は8年間マレーシアで熟成をしたお茶になります。マレーシアの …
雲南省の稀少茶、大雪山野生白茶2024を発売
大雪山野生白茶2024の散茶を発売しました。 このお茶は、私達が実際に現地雲南省の産地に滞在し、現地で生産管理しながら作り上げたお茶です。 雲南省における野生茶の定義 これまで何度も説明しておりますが、雲南省 の人々は例 …
HOJO独自の新製法で実現した香り高い紅茶:雲南での挑戦
雲南省に1.5ヶ月滞在した期間中、良質な白茶やプーアル茶の生産はもちろん重要な課題でしたが、今回の大きな目標は、小ロット生産にも対応した新しい紅茶の生産方法を開発することでした。 一般的に雲南紅茶といえば、当店のラインア …
2024年の雲南省お茶シーズン:予想外の気温と収穫の混乱
長い雲南省の仕入れを終え、現在マレーシアのクアラルンプールに滞在しております。輸入したお茶の評価や海外用のお茶の発送など細かな手配が必要なため、クアラルンプールの会社に来月まで滞在予定です。 今年はシーズンの最初である3 …
2024年の白茶:理想的な天気と現地滞在で品質は上々
私たちが雲南省で力を入れているお茶の一つは白茶です。白茶は昔から、福建省と雲南省で作られてきました。 福建省の白茶は製茶はよく管理されている反面、慣行農園方式で肥料を用いた農業をしているため、原料の質に関して、私は満足で …
雲南のおもてなし文化:食事に込められた思い
中国では、挨拶代わりに「你吃饭了吗?」、つまり、「ご飯食べた?」と言うのが一般的ですが、雲南省にいると、色んな局面で、「吃饭」「吃饭」、ご飯食べていきなさいと言われます。ただ、長く雲南省に携わると、これらのご飯への誘いは …
野生茶を求め雲南省臨滄市南西部の山村へ
現在、雲南省臨滄市の南西部にてお茶の仕入を行っております。 当店にとって重要な商品の1つに野生茶があります。野生茶は製茶はもちろんですが、原料確保が一番大きな課題です。 今回、新たに野生茶が有る場所があるらしいと言う情報 …
雲南省のお茶産地にてプーアル茶、白茶、紅茶の生産
3月24日から中国の雲南省臨滄市の南西部、永德、鎮康県にてお茶の仕入れ、生産を行っております。 雲南省は世界一と言っても過言で無い極上の原料がある反面、生産に対する管理が甘いため、出来合のお茶を仕入れたのでは、理想とする …

PAGETOP