鎮康古樹熟茶2023を発売しました。
普段飲みに適した価格帯のお茶を目指し、非常に僻地の産地から茶葉を仕入れています。

https://hojotea.com/item/d154.htm

ミャンマーとの国境を接する鎮康県

このお茶は雲南省臨滄市鎮康県で作られたお茶です。鎮康県は臨滄市で最も西部に位置している県であり、ミャンマーと国境と接しております。
その国境地帯である南傘鎮という街に、鎮康県の県城(日本でいう県庁所在地)はあり、国境貿易の拠点として重要な役割を担っています。
南傘鎮に次いで経済活動が盛んなのが、鎮康県北東部に位置する鳳尾鎮です。

標高が高く、山岳地帯が広がる鳳尾鎮は、茶の栽培が盛んな地域で、特に古樹茶(古茶樹)も多く分布し、茶産地として広く知られています。
周辺には少数民族の集落が点在し、拉祜族(ラフ族)や佤族(ワ族)を中心に、今も伝統的な文化や暮らしが息づいています。

参考までに、中国では、省の下に地級市があり、その下に県や区があります。さらにその下に鎮や郷が置かれており、鎮は日本の「町」、郷は「村」に相当します。鎮や郷の下には村や社区(コミュニティ)が設けられています。例えば、雲南省の臨滄市には鎮康県があり、その中に南傘鎮が存在します。中国の行政区画はこのように、省から村までの階層構造になっています。

臨滄市の面積は約24,469平方キロメートルです。これは四国全体(約18,800平方キロメートル)よりもさらに広く、九州(約36,800平方キロメートル)よりは一回り小さいくらいの広さです。
中国の一つの地方市ですが、日本の一つの地方に匹敵する規模の面積を持っています。

手頃な値段のお茶を求め僻地

質の高い熟茶を手頃な価格で提供するために、特に重視したのが産地の交通事情です。
同じ臨滄市でも、道路が整備され、地方都市からのアクセスが良い地域は、訪問者も多く、茶葉価格が高騰しがちです。
その点、鳳尾鎮は最寄りの空港から車で約8時間かかるうえ、さらにその奥にある山間の村で仕入れることで、他産地の同等品質の茶葉と比べ、比較的割安に仕入れることができました。

少数民族の農家では、お茶ではなく、自家醸造・蒸留した白酒に山のハーブ類を漬け込んだ謎の飲み物が振る舞われました。

無農薬無肥料で栽培されたお茶を利用

鎮康古樹熟茶2023は、鳳尾鎮の標高2000mに位置する茶園で収穫された、樹齢100年を超える古樹の茶葉を使用しています。
無肥料・無農薬で育まれた茶葉ならではの透明感があり、余韻の長さも特徴です。
山間部の小規模な工場で仕上げているため、多少無骨な部分もありますが、熟成と共に香りが高まり、乾燥フルーツのような甘い香りや、味わいのやさしさと円熟味が増していくことでしょう。


鎮康古樹熟茶2022のお買い物はこちらから

袋小(固まりを小分けして袋詰め):50g / 価格 1,620円(税込み)

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餅茶1個:200g / 価格 5,940円(税込み)

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お値打ちパック:1000g(餅茶200gを5個) / 価格23,760円(税込み)

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