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プーアルジャスミンパールを品質アップグレードして発売
- [2019.12.18] Written By 北城 彰(Akira Hojo)
HOJOのオリジナルのお茶、プーアルジャスミンパールを品質アップグレードして再発売しました。長年のプーアル茶とジャスミン茶生産の経験を生かし、極めて高い品質のジャスミン茶を作り上げることが出来ました。
なぜ、プーアル生茶でジャスミン茶を作るか?
数あるお茶の中でも突出して余韻が長く、後味が濃いお茶は他でもないプーアル生茶です。プーアル生茶を使う事で、普通のジャスミン茶では絶対にあり得ないような強烈な余韻と後味を実現したいと思いました。
因みに、プーアル生茶=余韻が長いと言う事ではなく、プーアル生茶でも肥料栽培のお茶は余韻が殆ど感じられません。むしろ、余韻の長いプーアル茶は市場全体で見たら非常に少数です。長い余韻のお茶を入手するには、高い標高、老木、無肥料栽培のお茶が絶対条件となります。
私は余韻の長いお茶に魅せられて、過去10年間、毎年雲南省に滞在して仕入れを行っています。近年、知識・経験・生産者とのネットワークが増したことで、極めて余韻の長いお茶を仕入れられるようになりました。ベースとなるプーアル茶の品質が改善したことが、プーアルジャスミンの劇的な品質改善に繋がりました。
茶葉の香りが穏やかなプーアル生茶はジャスミン茶に最適
ジャスミン茶を作るに際して重要な点は、ベースとなるお茶の香りが強過ぎないことです。お茶とジャスミンの鮮花を混ぜ合わせることで、お茶にジャスミンの花の香りを吸わせたのがジャスミン茶です。したがって、お茶自体の香りは控え目が理想で、ジャスミンのベースとなるお茶は香りが弱いお茶が良いとされます。その点、プーアル生茶は茶葉自体の香りが非常に穏やかと言う事もあり、プーアル茶を作る上で極めて理想的なベース茶葉と言えます。
作りたてほやほやのプーアル茶の毛茶
作りたてのプーアル生茶毛茶(散茶)の茶殻:まるで緑茶のように綺麗な緑色をしております。
全ての段取りを自社で管理することで理想的な品質・価格を実現
作りたてのプーアル生茶は毛茶と言って、散茶の状態になっております。プーアル生茶は毛茶のままでは嵩がありすぎて、ジャスミンの花と上手く混ざらないため、ジャスミンパールのように珠状に丸める必要がありました。
実は、ここからの段取りが非常に大変でした。まず、作りたての新鮮なプーアル生茶の毛茶を福建省へおくりました。福建省でパールの熟練工に丸め作業を依頼しました。丸めたお茶は、今度は広西壮族自治区にあるジャスミン着香工場へ送りました。
高品質のジャスミン茶はジャスミンの鮮花と茶葉を混ぜる事で、茶葉にジャスミン鮮花の香りを吸わせて作られます。ジャスミンの花の香りを吸うと同時にお茶の水分が上昇します。この為、ジャスミン工場では茶葉を再乾燥し、再び、ジャスミンの鮮花と混ぜます。このような作業を5-6回繰り返し、HOJOのプーアルジャスミン茶は作られました。
上の写真はジャスミンの着香作業の様子です。写真中の茶葉は他のお茶のものです。
体に染み入るような感覚
使用したプーアル生茶は殺青〜乾燥まで私が現場で管理しました。唐家古樹生茶の茶園産の原料をつかい、プーアル生茶として販売しても遜色がない理想的な仕上がりの原料を選びました。茶葉の香りは強すぎず、ジャスミンの香りが想像以上に理想的に乗りました。まるで、高級ジャスミン茶のような味香りのお茶が出来ました。
プーアルジャスミン茶は、とてもやわらかくやさしい味わいのお茶です。また、非常に長い余韻を呈することから、体の奥底にジャスミンの香りが吸い寄せられ、そして広がってゆくような感覚が体感できます。ジャスミン茶やプーアル茶が好きな人には強くお勧めするお茶です。このお茶はまた、水出しにも最適です。
プーアル茶と言っても生茶なので茶殻は緑茶のような緑色をしております。
何煎も淹れられるお得なお茶
上質なプーアル生茶は何煎も淹れられます。この為、プーアル生茶を原料とするプーアルジャスミン茶は非常に煎を重ねることが出来、極めてお得なお茶です。
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- an anにてジャスミンパールが紹介されました。
- an an 「マガジンハウス出版」 No.1865、2013年7月24日号「夏のお取り寄せ」特集で弊社のジャスミンパールが紹介されました。
- マレーシアの全国紙 “Star Newspaper”に掲載して貰いました。
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