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プーアル茶の視察中、雲南省西双版納の南糠山で遭難未遂
- [2010.05.20] Written By 北城 彰(Akira Hojo)
雲南省西双版納で南糠山へ視察
南糠山を歩いて下山
雲南省西双版納で南糠山に視察に行ったときですが、案内人が「歩いて山を下りたらいかがですか?」と提案してきました。
彼が言うには、「1時間もあれば降りられるでしょ?」とのことでした。
より体で南糠山を体験するには、歩いて降りるのも良いかと思い、提案通り歩いて降りることにしました。
雨に見舞われ少数民族の家に退避
ところが、暫く、歩いていると、いきなり雲行きが怪しくなり、すぐに雨が降り出しました。
雨足は段々厳しくなり、あっという間に大雨になってしまいました。
すると、近くで茶摘みをしていた少数民族の農民が、家で雨宿りをするようにと、誘ってくれました。
お言葉に甘えて、家に向かったのですが、彼らの歩き方の早いこと!まるで競歩大会のように山を駆け抜け、
しかも、彼らの家は私たちがいた場所から20分近く離れた場所にありました。
「こんなに遠いんだったら、もっと別の選択肢があっただろうに。。。。すぐ近くだと行っていたのに。。。」と思ったりもしました。
山岳少数民族の人々にとって、20分かけて山道を「競歩」するのはごく近所だったのです。
昔の日本のような室内
西双版納は基本的にタイ族が中心であるため、彼らの家は高床式の家でした。
一応電気は通っているのですが、彼らは共通して電気をつけません。
余りにも暗すぎて何があるのかよく分からないままに、出されたプーアル生茶を頂きました。
家の中には「囲炉裏」があり、そこで鉄瓶風のヤカンを使いお湯を沸かしておりました。
家は板で張っただけのシンプルな作りで、どこで寝ているのかと聞いたところ、布団を出しその場で寝るそうです。
そうこうしている間も雨は益々激しく降り始め、気がつけば少数民族の方の家に2時間ほどお世話になってしまいました。また、帰りには、家で作ったお茶のお土産まで頂いてしまいました。
囲炉裏で湯を沸かし、お茶をいれてくれました。
少数民族の若者。こんなに山奥でも携帯電話はしっかりと普及しておりました。
結局、走って下山
雨は相変わらず止みそうにありませんでしたが、このままの勢いだと、彼らの家に泊まることになりかねないので、雨の中を走って山を下りることにしました。山道は予想以上に距離があり、しかも、一本道ではありません。「一時間ほどただ降りるだけ」と言っていたのに人の庭を越え、畑を越え、いくつもの小さな山を越え、あちこちの山岳民族に道を聞き、2時間ほどかけてようやく麓にたどり着きました。
そのときは、もやは汗だく、泥だらけで、私の南糠山競歩大会は終了したのでした。
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