
- ホーム >
- お茶の種類
雲南省 无量山にて野生のお茶の探索
- [2011.06.12] Written By 北城 彰(Akira Hojo)
雲南省の无量山にて野生のお茶を探しに行きました。
GPSを頼りに山道を数時間歩きました。野生のお茶が自生していたのは標高2000-2300m位の地点でした。
お茶の木を一本見つけると、周りにも何十本と群生しておりました。
人の手がかけられたお茶との違いは、山の中に生えているために、光を求め、上に向かって一直線に伸びている点です。
この為、お茶の芽も、まるで山菜のような生え方をしておりました。
正直、野生のお茶は非常に珍しく、実際に生えている状態を目にしたことのある人はもちろん、飲んだ事のある人も極めて希だと思います。
一般にプーアル茶を販売しているお店の多くが、「野生茶」という触れ込みで、プーアル茶を販売しております。
これらの「野生茶」と言う名称で販売されているお茶の多くは、野生茶ではなく、樹齢百年以上のお茶の木を指していることが多いようです。
野生のお茶=茶葉が大きいわけではありません。野生のお茶と言っても、複雑交配により、様々な形質へと多様化し、実際には、葉の形状、葉のサイズ、葉の色等々は千差万別です。
この特徴的な形状は野生のお茶ならではです。
因みに、味ですが、茶葉を噛むと極めて深い喉越しが感じられ、喉に吸い込まれるかのような深い味わいがあります。
ただし、野生のお茶の場合、香りも味も千差万別であるため、木によっては強い苦みがあります。
この苦みは、お茶の苦みではなく、まるで百草丸のような、漢方薬系の苦みです。野生のお茶を仕入れるときは注意深く苦みの有無を確認する必要があります。
野生のお茶ですが、山奥に住む農民が山で採集し加工した茶葉を仕入れることが出来ましたので今年から販売を予定しております。
野生のお茶の典型的な茶葉の形状:外観は山菜に非常に近い
野生のお茶の場合、緑の茎部分が非常に長いのが特徴
野生のお茶の木:外観はサルスベリの木に似ております。上へ上へと伸びるため、人工的に作られたお茶と異なりヒョロリとしており背が高いのが特徴です。
樹齢1000年もあるかと思われるお茶の巨木
私のガイドさんと、その隣にあるのはお茶の木
野生の木:野生の木だからと言って、巨木があるわけではありません。樹齢の若い木から、老樹まで様々な木があります。
斜面には沢山のお茶の木が自生しており、ビデオ撮影もたっぷりしました。写真は木の根元に生えているお茶の葉を撮影している私です。
雰囲気を伝えたくてこの写真を選びました。左下で手を挙げているのが私です。(心霊写真ではありません。)私の隣にあるのはお茶の木です。
野生のお茶の木の写真を撮っている私のガイドさん
1,Twitterをフォローする。2,FaceBookで「いいね!」を押す。3,メールマガジンに登録する。という3つの方法で、お茶に関する最新情報をキャッチすることができます。今すぐ下のツイッターフォローボタンや「いいね!」をクリック!
メールマガジン登録で無料サンプルをもらおう!
- メールマガジンにご登録いただくと無料のサンプル茶葉のプレゼントや希少商品の先行購入など様々な特典がございます。ソーシャルメディアの購読だけでなく、メールマガジンへのご登録もお忘れなく!
- ミャンマー国境隣接地域産 鎮康古樹熟茶2022 発売
- 鎮康古樹熟茶2023を発売しました。 普段飲みに適した価格帯のお茶を目指し、非常に僻地の産地から茶葉を仕入れています。 https://hojotea.com/item/d154.htm ミャンマーとの国境を接する鎮康県 …
- 祁門紅茶の再入荷
- 暫く品切れになっていた祁門紅茶が入荷しました。 https://hojotea.com/item/b01.htm 祁門紅茶工場産の祁門紅茶 祁門紅茶は安徽省祁門県産の紅茶で、世界的にも知られる銘茶のひとつです。祁門県には …
最新の記事 NEW ARTICLES
ミャンマー国境隣接地域産 鎮康古樹熟茶2022 発売
- 鎮康古樹熟茶2023を発売しました。 普段飲みに適した価格帯のお茶を目指し、非常に僻地の産地から茶葉を仕入れています。 https://hojotea.com/item/d154.htm ミャンマーとの国境を接する鎮康県 …
祁門紅茶の再入荷
- 暫く品切れになっていた祁門紅茶が入荷しました。 https://hojotea.com/item/b01.htm 祁門紅茶工場産の祁門紅茶 祁門紅茶は安徽省祁門県産の紅茶で、世界的にも知られる銘茶のひとつです。祁門県には …
フルボディの高級熟茶、忙肺古樹熟茶2023 200g餅茶を発売
- 忙肺古樹熟茶2023を発売しました。当店の熟茶の中でもトップレベルの非常に高品質な熟茶です。 臨滄市永徳県を代表するプアール茶の名産地 忙肺(Mang Fei)は、漢字の意味だけを見ると奇妙な地名ですが、もともと当地の少 …
火地古樹生茶 2022を発売
- 火地古樹生茶 2022を発売しました。 数年間の熟成を経て、爽やかで透明感のある甘い香りが際立つお茶です。 高山の自然栽培茶園産 火地は私達がお付き合いしている農家が保有する、臨滄市南西部に位置する永德県の標高2100m …
東山生茶 2024の散茶を発売
- 東山生茶 2024の散茶を発売しました。実は、東山の散茶を販売するのは今回が初めてです。 https://hojotea.com/item/d63.htm 雲南省臨滄市鎮康県の高山地帯で収穫された老樹茶 東山生茶2024 …
なぜお茶は渋いのか?渋味の原因と仕組みを紐解く
- お茶には渋味を全く感じないものもあれば、非常に強い渋味を持つものもあります。では、この渋味の原因は何なのでしょうか?ここでは、渋味の原因とそのメカニズムについて解説します。 渋味の原因 渋味は、お茶の成分が口腔内のタンパ …
鳳凰単叢老欉蜜蘭香 2023を発売
- 鳳凰単叢老欉蜜蘭香2023を発売しました。 https://hojotea.com/item/houou.htm 鳳凰単叢は広東省潮州市を代表する烏龍茶で、老欉は樹齢の高い茶樹から収穫された茶葉を使ったお茶を指します。 …
湯を沸かす熱源によって変わるお茶の味香り
- お茶を淹れる際に使うお湯ですが、やかんの材質によってお湯の味が変わることはよく知られておりますが、実は、やかんの材質以外に、湯を沸かす熱源の種類によっても味が大きく変化することをご存じでしょうか? 同じヤカンでも、熱源に …
棠梨山古樹熟茶2023を発売
- 棠梨山古樹熟茶2023年(とくりさん)を発売しました。 https://hojotea.com/item/d155.htm 棠梨山は中国語でTan Li Shanと発音し、永徳県の中心地である徳党鎮の北側斜面に位置する山 …
東山生茶・白毫銀針・茉莉銀針の3種類のお茶を発売
- 東山生茶2023、白毫銀針、茉莉銀針の3種類のお茶を発売しました。 東山生茶2023 https://hojotea.com/item/d63.htm 東山生茶2023を発売しました。東山生茶は当店でも非常に人気の高いお …
- HOJO通販新着
- 特集
- メールマガジンバックナンバー
- お茶の種類
- お茶の産地
- 茶器・急須
- お茶のコラム-雑学-歴史-文化
- お茶を楽しむ
- お茶の作り方-製法
- お茶の品質を決める各種要素
- お茶の成分と効能
- お茶の安心と安全
- 食品
- お茶ビジネスの運営・記録
- 趣味活動
- お茶のランキング-おすすめ
- お茶に関する動画
- お茶に関するQ&A
- メディア掲載

- an anにてジャスミンパールが紹介されました。
- an an 「マガジンハウス出版」 No.1865、2013年7月24日号「夏のお取り寄せ」特集で弊社のジャスミンパールが紹介されました。
- マレーシアの全国紙 “Star Newspaper”に掲載して貰いました。
- 先日、マレーシアの全国紙「Star Newspaper」でHOJOの特集をしてくれました。 Starはマレーシアで最も購読数の多い新聞で、マレーシアのメディアでは最も影響力の大きな新聞です。 新聞の内容は、茶器によりお茶 …

住所:Lot No. T-215, 3rd Floor, Mid Valley City, Lingkaran Syed Putra 59200 Kuala Lumpur