柑橘系の香りがするプーアル生茶、武家寨古樹生茶2022(春)

[2024.01.13] Written By


武家寨古樹生茶 2022(春茶)の散茶を発売しました。

https://hojotea.com/item/d116.htm

1年半熟成させたことで、理想的な香りへと成長しました。柑橘系の甘い香りがする、とても飲みやすいプーアル生茶です。

「武」という名字の人だらけの武家寨

武家寨(中国語でウージャーチャイ)は、中国雲南省臨滄市南西部に位置する小村です。ここでの「寨」は小村を指すので、日本語的な表記では武家村となります。文字通り、村人の多くが、武(ウー)という名字です。実際、武家寨に行くと、会う人会う人、武さんばかりで驚きます。

標高2000m以上に広がる茶園は、日当たりの良い東向きのスロープに位置しています。武家寨は、臨滄の中でも非常に質の高いお茶が収穫される地域として、知る人ぞ知る名産地であり、私も2011年から毎年のように武家寨を訪問しております。

無肥料無農薬の自然栽培の老木産の茶葉

武家寨古樹生茶の原料茶葉は、私達が親しくお付き合いしている生産者一家が所有する茶園から仕入れております。茶園は、100歳〜数百歳のお茶の木から構成され、無農薬、無肥料、無剪定の完全な自然栽培で管理されています。

雲南省の古樹茶園のお茶の木は日本や台湾、ダージリンの茶園とは異なり、喬木形式と呼ばれるスタイルで栽培されております。喬木とは、日本のミカンや柿の木のように1本1本の木が独立して植えられた状態です。詳しくは、以下の写真をご覧ください。


喬木形式の古樹茶園

喬木形式の栽培法のメリットは、頂芽と側芽が明確に分かれており、収穫時期の始まりに頂芽だけを収穫した場合、非常に高い品質が得られます。

詳しくは以下のコラムをご覧ください。
https://hojotea.com/jp/posts-1192/


台刈りされた日本の茶園

一方、日本、インド、台湾、中国緑茶産地などに代表される低木スタイルの茶園では、「台刈り」と呼ばれるお茶の木の剪定作業が行われます。この作業により、お茶の木の成長点(頂芽部分)が切り取られ、その結果、新しい芽が側面から生えてきます。こうしてお茶の木は横に広がり、主に側芽を中心に形成されることになります。

柑橘類や花っぽい香りを伴うお茶

2022年産の春茶は、4月上旬に収穫されました。香りが明瞭で、花のような香りに加え、ポメロやグレープフルーツのような柑橘系の香り、グアバ、仄かに梅っぽい香りがするお茶です。香り的に当店で昔に販売していた梅蘭というプーアル生茶と香りが似ております。

4月の頭の比較的寒い季節に収穫されたお茶ゆえ、お茶の成長が遅く、その結果、高い割合で芽を含み、口当たりが柔らかい点が特徴です。飲みやすく、毎日飲んでも飽きないお茶です。プーアル茶を愛飲している方はもちろん、初心者の方にもおすすめの商品です。

香りの良いロットが非常に限られていたことから、本商品の在庫は非常に僅かです。早期に完売する可能性がございますので、興味のある方は早めに購入をご検討ください。

武家寨古樹生茶 2022 (春茶)のお買い物はこちらから

散茶 50g (袋)/ 価格 1,728円(税込み)

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散茶 100g (袋50g x 2)/ 価格 3,240円(税込み)

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散茶 200g (袋50g x 4)/ 価格 6,264円(税込み)

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散茶 お値打ちパック:600g(袋50gを12個) / 価格16,589円(税込み)

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