10年ビンテージの雲南陳年紅茶を限定発売

[2020.09.11] Written By

10年ビンテージの雲南紅茶、雲南陳年紅茶を発売しました。
このお茶は2010年に生産され、雲南省の現地で有酸素保存で8年、日本にて無酸素保存で2年熟成させたお茶です。

産地はミャンマー国境の直ぐ近く

雲南陳年紅茶は以前にも8年物を販売したことがあり、非常に人気のあるお茶でした。
今回仕入れたお茶は前回販売した雲南陳年紅茶と同じ生産者、同じ産地である雲南省臨滄市鎮康県の火草山のお茶から作った物です。
火草山はお茶の有名産地である馬鞍山の隣に位置しており、茶園は標高2000m前後になります。完全自然栽培の原料のみを集めて作られており、農薬はもちろん肥料も全く使用されておりません。何れも100歳以上のお茶の木から収穫された原料を使用しております。
自然栽培のお茶は非常にゆっくり成長する為、普通の茶園と比べると単位面積あたりの茶葉の収穫量が1/4以下と非常に少なく、その分ポリフェノールとミネラルが非常に豊富に含まれます。その結果、余韻が非常に長く甘味が喉の奥にじんわりと広がり、香りにも深い奥行きが感じられます。

生産地周辺の風景

8年間の有酸素熟成 + 2年間の無酸素熟成

有酸素下で2010年から2018年まで雲南省の倉庫にて保存されており、2018年に私が雲南省を訪問した際に生産者から仕入れました。2018年の時点ではビンテージ茶らしい滑らかな味わいに感動しました、香りが控え目と感じました。そこで、更に香りを引き出すために、その後2年間、日本の倉庫にて無酸素保存をしました。無酸素熟成によって香りがより強くなり、飲み頃と判断したので発売することにしました。


香り的には熟した柿、あるいは、ビンテージ紅茶らしくベースノートがしっかりと感じられ、中国の乾燥棗を連想するような甘い香りがします。紅茶の個性と、プーアル熟茶のような滑らかで雄大な味わいを併せ持っており、陳年茶好きの人にはとても喜んで頂けるお茶だと思います。
後味の厚みが非常にしっかりとしたお茶ゆえ、何煎もいれる事が出来ます。濃いめなら5gで1リットル、薄めなら2リットルくらいのお茶が淹れられます。このお茶は春のお茶から作られているため、胃にも優しく、空きっ腹で紅茶を飲むと胃が辛いという人でも大丈夫です。

ブロークンリーフも販売

HOJOでは入荷したお茶は篩にかけ、また、手選別により異物除去をしております。本商品は雲南省にて何度も保管場所を移動した関係上、ブロークンリーフが多く含まれておりました。選別時に除去したブロークンリーフはサイズ形状が揃っており、ゴールデンチップも含まれており比較的良い品質ゆえ、安価に販売することにしました。ティーバック用あるいは、ミルクティ用に使用して頂くことを想定しております。ブロークンリーフと言っても微粉は篩で抜いてますのでダスト(粉末)では無く、ちょうどスリランカの紅茶のBOP(ブロークンオレンジペコ)程度の荒さですので、急須でいれるには問題ないかと思います。詳しくは以下の写真をご覧下ください。

雲南陳年紅茶10年のお買い物は此方から

限られた量のお茶ですので、在庫が終わり次第販売を終了いたします。

100g / 価格 4,212円(税込み)

売りきれ

200g (100gを2袋) / 価格 8,208円(税込み)

売りきれ

お値打ちパック :600g(100gを6袋)) /  価格 20,196円(税込み)

売りきれ

日本茶(緑茶)、中国紅茶、白茶、プーアル熟茶、プーアル生茶、ジャスミン茶、烏龍茶という厳選された茶葉7種のお試しセット

この記事に関連するHOJO Teaの商品


関連記事 RELATED ARTICLES

お茶に関する最新情報を確実にキャッチするには? SOCIAL NETWORK

1,Twitterをフォローする。2,FaceBookで「いいね!」を押す。3,メールマガジンに登録する。という3つの方法で、お茶に関する最新情報をキャッチすることができます。今すぐ下のツイッターフォローボタンや「いいね!」をクリック!

メールマガジン登録で無料サンプルをもらおう!
メールマガジンにご登録いただくと無料のサンプル茶葉のプレゼントや希少商品の先行購入など様々な特典がございます。ソーシャルメディアの購読だけでなく、メールマガジンへのご登録もお忘れなく!

HOJO TEAオンラインショップNEWS一覧を見る

東洞庭山産、無農薬無肥料の碧螺春を発売
碧螺春(Biluochun)は中国を代表する緑茶の一つで、その優れた品質と独特の風味で有名です。HOJOでは、無肥料無農薬栽培による、余韻の長い碧螺春をお届けします。 https://hojotea.com/item/g …
マレーシアで8年熟成の白鶯山古樹白茶2017を発売:トロピカルフルーツの香り
白鶯山古樹白茶2017を再度発売しました。同じ名称の商品をこれまでも販売しておりましたが、以前販売していたロットの商品は日本で熟成したお茶でした。今回発売する商品は8年間マレーシアで熟成をしたお茶になります。マレーシアの …

最新の記事 NEW ARTICLES

単株茶を含む2022年産の鳳凰単叢老欉を3種類発売
単株を含む、鳳凰単叢の老欉を3種発売しました。今回発売したお茶は以下の三種類です。何れも標高1200mの茶園産の茶葉原料から作られており、濃厚な香りと深い後味がする素晴らしいお茶です。 鳳凰単叢老欉夜来香 2022 鳳凰 …
東洞庭山産、無農薬無肥料の碧螺春を発売
碧螺春(Biluochun)は中国を代表する緑茶の一つで、その優れた品質と独特の風味で有名です。HOJOでは、無肥料無農薬栽培による、余韻の長い碧螺春をお届けします。 https://hojotea.com/item/g …
マレーシアで8年熟成の白鶯山古樹白茶2017を発売:トロピカルフルーツの香り
白鶯山古樹白茶2017を再度発売しました。同じ名称の商品をこれまでも販売しておりましたが、以前販売していたロットの商品は日本で熟成したお茶でした。今回発売する商品は8年間マレーシアで熟成をしたお茶になります。マレーシアの …
雲南省の稀少茶、大雪山野生白茶2024を発売
大雪山野生白茶2024の散茶を発売しました。 このお茶は、私達が実際に現地雲南省の産地に滞在し、現地で生産管理しながら作り上げたお茶です。 雲南省における野生茶の定義 これまで何度も説明しておりますが、雲南省 の人々は例 …
HOJO独自の新製法で実現した香り高い紅茶:雲南での挑戦
雲南省に1.5ヶ月滞在した期間中、良質な白茶やプーアル茶の生産はもちろん重要な課題でしたが、今回の大きな目標は、小ロット生産にも対応した新しい紅茶の生産方法を開発することでした。 一般的に雲南紅茶といえば、当店のラインア …
2024年の雲南省お茶シーズン:予想外の気温と収穫の混乱
長い雲南省の仕入れを終え、現在マレーシアのクアラルンプールに滞在しております。輸入したお茶の評価や海外用のお茶の発送など細かな手配が必要なため、クアラルンプールの会社に来月まで滞在予定です。 今年はシーズンの最初である3 …
2024年の白茶:理想的な天気と現地滞在で品質は上々
私たちが雲南省で力を入れているお茶の一つは白茶です。白茶は昔から、福建省と雲南省で作られてきました。 福建省の白茶は製茶はよく管理されている反面、慣行農園方式で肥料を用いた農業をしているため、原料の質に関して、私は満足で …
雲南のおもてなし文化:食事に込められた思い
中国では、挨拶代わりに「你吃饭了吗?」、つまり、「ご飯食べた?」と言うのが一般的ですが、雲南省にいると、色んな局面で、「吃饭」「吃饭」、ご飯食べていきなさいと言われます。ただ、長く雲南省に携わると、これらのご飯への誘いは …
野生茶を求め雲南省臨滄市南西部の山村へ
現在、雲南省臨滄市の南西部にてお茶の仕入を行っております。 当店にとって重要な商品の1つに野生茶があります。野生茶は製茶はもちろんですが、原料確保が一番大きな課題です。 今回、新たに野生茶が有る場所があるらしいと言う情報 …
雲南省のお茶産地にてプーアル茶、白茶、紅茶の生産
3月24日から中国の雲南省臨滄市の南西部、永德、鎮康県にてお茶の仕入れ、生産を行っております。 雲南省は世界一と言っても過言で無い極上の原料がある反面、生産に対する管理が甘いため、出来合のお茶を仕入れたのでは、理想とする …

PAGETOP