雲南省臨滄市永徳県産、稀少な野生茶の白茶と生茶を発売

[2021.10.18] Written By

雲南省臨滄市永徳県の標高2200mに自生する野生のお茶を原料に、プーアル茶と白茶を作り上げました。
このお茶は、人が栽培した茶園産では無く、自然に自生する天然の野生のお茶から作られた非常に稀少なお茶です。

2019年に新しい野生茶の産地を探索

HOJOではこれまで大雪山産の野生茶を販売してきました。
大雪山野生茶はHOJOの商品の中でも非常に人気があり、HOJOでは過去10年以上にわたって、仕入れ続けております。
ただ、大雪山産の野生茶以外にも、新しい野生茶の産地を開拓したいという願いをずっと持っておりました。
この思いを実現するため、2019年に雲南省を訪問した際、野生茶の情報を求め、生産者と共に様々な山村を訪れました。

野生茶の名称で販売されているカメリアタリエンシス

雲南省の人々は、カメリアタリエンシス種の木のことを「野生茶」と呼ぶ習慣があります。それゆえに、茶園や村周辺に植えられていても、「野生茶」と呼ばれます。
このような理由から、野生茶があるという村人情報を頼って遠くまで行っても、実は栽培物のカメリアタリエンシスという状況を多く経験しました。
従って、野生茶を探索する際には、村人がカメリアタリエンシスのことを語っているのか、本当の意味での野生に自生しているお茶なのか、現地にて見極める必要があります。

牛飼いからの情報で新しい野生茶の産地を発見

永德野生茶の産地は、牛を放牧している村人からの情報をきっかけに知りました。
牛の放牧のために、周りの山の木を切り倒したところ、野生のお茶の木が見つかったそうです。

永德野生茶の産地は大雪山と比べると、お茶の木の数が少なく、非常に規模の小さな産地と言えます。
野生茶は非常に稀少であり、産地情報は重要なため、具体的な位置情報は開示できませんが、永徳野生茶の産地は永德県の南部の標高2200mの山です。

HOJOでは収穫できるお茶を全量買い取り、白茶とプーアル生茶に加工したのですが、出来上がったお茶は非常に限られた量でした。

スッキリとして華やか、初心者にも楽しめる香り

大雪山の野生茶は森の中と言うことで日光があまり当たらないため、お茶は日陰のお茶の性格を呈します。
日陰のお茶の性格とは、香りは穏やかで、クリーミー、余韻が長く感じられます。

それに対して、永徳野生茶の木は日光が比較的当たることから、香りがより華やかで、透明感あるスッキリとした味・香りが特徴です。
永徳野生茶は、余韻が極めて長く、お茶を飲んだ後も喉の奥からゆったと香りが立ち上ってきます。

永徳野生茶は産地規模が小さいため、限られた量の在庫です。興味のある方は早めに購入をご検討ください。

永徳野生生茶

https://hojotea.com/item/d124.htm
永徳野生生茶の香りは、ブドウやリンゴのようなフルーツの香りに加え、若い木の皮、森の木に生えている苔のような森を連想する香りがします。
香りが非常にフルーティで、良さが分かりやすいお茶ですので、マニアだけで無く、初心者にも楽しみやすい甘い香りがするお茶です。

永徳野生生茶のお買い物はこちらから

50g(袋) / 価格2,592円(税込み)

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100g(50g x 2袋) / 価格 4,860円(税込み)

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200g(50g x 4袋) / 価格 9,396円(税込み)

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永德野生白茶

https://hojotea.com/item/w31.htm
鮮烈な花や、ブドウ、柑橘系、香草のような香りがします。
一般的な白茶と比べ、非常に香りが強く、爽やかな香りがするお茶です。
透き通るような透明感ある香りに加え、非常に長い余韻・濃い後味がするため、体の奥に染み入るような感覚を体感できます。

永徳野生白茶の購入はこちらから

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