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  • プーアル茶(普洱茶)と黒茶

プーアル茶は機能性が注目されており、一般の人にも名前が知られております。ただ、プーアル茶には生茶と熟茶があることを意外に多くの人が知りません。

プーアル茶とポーレイ茶は同じ意味

プーアル茶はまた、ポーレイ茶ともよばれます。これはプーアル茶の広東語よみです。したがって、プーアル茶とポーレイ茶は同一のお茶をさします。ポーレイ茶という呼ばれ方は、広東語圏である中国広東省、香港、マレーシアクアラルンプールでのみ使われます。広東語圏ではない、雲南省で「ポーレイ茶」と言ってもだれも何のことかわかりません。

 

雲南省でプーアル茶と言ったら生茶

プーアル生茶は700年の歴史を持つ茶で、雲南省でプーアル茶と言ったら、プーアル生茶をさします。彼らにとって、プーアル熟茶は「輸出用のお茶」なのです。

それに対して、熟茶はと言うと、1970年代に広東人によって開発されたお茶です。

どちらも、雲南省で作られているためにプーアル茶と呼ばれておりますが、納豆と豆腐くらいのちがいがあります。

 

プーアル生茶は半発酵茶で、黄緑色をしているのにたいし、熟茶は完全発酵で茶色をしております。

プーアル生茶は酵素発酵のみで作られるのにたいし、熟茶は微生物による発酵がかんよします。

質の良いお茶を求めたら生茶

生茶は少数民族のお茶であるため、今も少数民族が作りつづけております。山奥へ行くといまだに自然に近いじょうたいでお茶が栽培されている場所もあり、驚くほどよい品質に出会うこともあります。

それにたいして、熟茶は工程が複雑ゆえに漢民族が経営する工場でつくられることが一般的です。このため、原料は茶園産であることがほとんどで、生茶とくらべると良い品質にであうことはまれです。

 

日本では熟茶の割合が多いようですが、より多くの人に生茶の素晴らしさを知ってもらいたいと思っております。

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