東洞庭山産、無農薬無肥料の碧螺春を発売

[2024.07.15] Written By

碧螺春(Biluochun)は中国を代表する緑茶の一つで、その優れた品質と独特の風味で有名です。HOJOでは、無肥料無農薬栽培による、余韻の長い碧螺春をお届けします。
https://hojotea.com/item/g52.htm

太湖

碧螺春の産地情報

碧螺春は江蘇省の洞庭山(Dongting Shan)を中心とした太湖周辺で生産されています。この地域は、温暖で湿潤な気候と肥沃な土壌に恵まれており、茶樹の栽培に最適な条件が揃っています。洞庭山は東洞庭山と西洞庭山に分かれており、特に東洞庭山で生産される碧螺春はその高品質で有名です。東洞庭山は「花果山」とも呼ばれ、楊梅(ヤマモモ)をはじめとする果物の名産地としても知られています。私達の碧螺春は東洞庭山産のお茶です。

東洞庭山の優位性

東洞庭山の気候は温暖で湿潤、特に春先には霧が多く発生し、茶葉に独特の香りと風味を与えます。東洞庭山はとくに霧が発生しやすく、昼間に霧が日光を遮ることで気温の過度な上昇が抑えられつつも、夜間には地面が急速に冷えるため、温度差が拡大します。この温度差の拡大が、茶葉を含む作物の品質形成に有利に働きます。また、東洞庭山の土壌は鉄分を多く含み、それが茶の余韻に寄与すると考えられます。

無肥料栽培の余韻の長い茶葉

碧螺春の茶葉は、早春に若芽が出始めたころに摘まれます。この茶は、その巻き込むような形状と細かい白毛で特徴づけられ、茶葉が緑色で細長く、渦巻き状に巻かれているため「碧螺春(緑の渦巻き春)」という名前が付けられました。香りは花のように甘く、味わいは爽やかで、ほのかな柑橘系の果実のような風味が感じられます。

 

当店では、無肥料栽培のお茶を仕入れており、農薬に関してはEU基準を遵守しています。無肥料栽培により茶葉はゆっくりと時間をかけて成長し、そのおかげで細胞密度が高く、後味が濃く、余韻の長い味わいをお楽しみいただけます。

製造過程

茶葉の製造過程は非常に繊細で、手摘みされた新鮮な茶葉は丁寧に手揉みされ、その後60〜70℃の低温で乾燥されます。このプロセスにより、碧螺春の特徴的な香りと風味が生まれます。特に、東洞庭山で生産された碧螺春は、その品質と風味が高く評価され、多くの茶愛好家に愛されています。

 

碧螺春の購入をご希望の方は、以下のリンクからどうぞ。

https://hojotea.com/item/g52.htm

2024年産の龍井茶と太平猴魁も発売

併せて、2024年産の太平猴魁と龍井茶も発売開始しました。以下のリンクをご覧ください。

⁂ 太平猴魁/太平猴魁特貢

https://hojotea.com/item/g07.htm

⁂ 獅峰龍井/西湖龍井

https://hojotea.com/item/g06.htm

日本茶(緑茶)、中国紅茶、白茶、プーアル熟茶、プーアル生茶、ジャスミン茶、烏龍茶という厳選された茶葉7種のお試しセット

この記事に関連するHOJO Teaの商品


関連記事 RELATED ARTICLES

お茶に関する最新情報を確実にキャッチするには? SOCIAL NETWORK

1,Twitterをフォローする。2,FaceBookで「いいね!」を押す。3,メールマガジンに登録する。という3つの方法で、お茶に関する最新情報をキャッチすることができます。今すぐ下のツイッターフォローボタンや「いいね!」をクリック!

メールマガジン登録で無料サンプルをもらおう!
メールマガジンにご登録いただくと無料のサンプル茶葉のプレゼントや希少商品の先行購入など様々な特典がございます。ソーシャルメディアの購読だけでなく、メールマガジンへのご登録もお忘れなく!

HOJO TEAオンラインショップNEWS一覧を見る

大雪山野生生茶2025年版 散茶少量入荷のお知ら
大雪山野生生茶2025年の散茶を発売しました。 https://hojotea.com/item/d27.htm 今年は生産できた量が非常に少なく、雲南省の標高2000mを超える山林に自生する茶樹から、毎年春にごく限られ …
白岩山古樹生茶2025 散茶|標高2300m・限定量入荷
白岩山高山茶2025の散茶を発売しました。 白岩山は、私たちがプーアル茶を製造している産地の中でも最も標高が高く、標高2300mの茶園から茶葉を収穫しています。 非常に限られた数量のみの入荷となっておりますので、ぜひお早 …

最新の記事 NEW ARTICLES

大雪山野生生茶2025年版 散茶少量入荷のお知ら
大雪山野生生茶2025年の散茶を発売しました。 https://hojotea.com/item/d27.htm 今年は生産できた量が非常に少なく、雲南省の標高2000mを超える山林に自生する茶樹から、毎年春にごく限られ …
白岩山古樹生茶2025 散茶|標高2300m・限定量入荷
白岩山高山茶2025の散茶を発売しました。 白岩山は、私たちがプーアル茶を製造している産地の中でも最も標高が高く、標高2300mの茶園から茶葉を収穫しています。 非常に限られた数量のみの入荷となっておりますので、ぜひお早 …
雲南省の自然栽培茶で作った釜炒り緑茶
雲南春尖緑茶を発売しました。 標高2100mにある自然栽培のお茶を原料とした、プーアル茶クラスの長い余韻が特徴のお茶です。 雲南省という比類なき茶葉原料の産地 私はお茶の会社を創業して20年間の間、あらゆるお茶産地を訪問 …
産地の潮州・汕頭で人気の鳳凰単叢八仙2022を発売
2021年以来となる鳳凰単叢八仙の新ロットを発売いたします。 今回発売するお茶は、2022年産のお茶です。数年の熟成期間を経て非常に良い状態に仕上がりましたので、販売することにいたしました。 https://hojote …
大雪山野生白茶 散茶 2025年産の新茶を発売
大雪山野生白茶2025を発売しました。 https://hojotea.com/item/w11.htm 雲南省の山に自生するカメリアタリエンシスを原料に、今年も現地で原料選別から製茶まで関わって生産しました。 野生茶な …
2025年産の古樹白茶と古樹白牡丹を発売
2025年産の古樹白牡丹と古樹白茶、2種類を発売しました。 いずれも無農薬・無肥料で作られたお茶です。 実は少し前から販売していましたが、公式にはお知らせしていなかったため、本記事を書きました。 生産者と共に作り上げるお …
東山生茶2024年産餅茶を発売
東山生茶2024の餅茶を発売しました。2024年産の東山は、以前に散茶を発売し、短期間で売り切れとなりました。今回発売する2024年産の餅茶は同じ原料から作られたお茶です。餅茶は作りたては香りが比較的穏やかな傾向がありま …
雲南省の自然栽培茶を使った薪火釜炒り焙じ茶の開発
現在、私たちは雲南省に滞在し、お茶の生産に取り組んでおります。シーズンも終盤に差しかかっていますが、この時期は特に成長が遅く、質の高いお茶が収穫期を迎えるため、最後まで気が抜けません。プーアル茶と紅茶の製造を主軸としなが …
料理から見る雲南の多様性:少数民族・四川料理の交差点
雲南省に長期滞在してお茶を作っているわけですが、雨の日や生産予定の無い日は、近隣の街のホテルに滞在しております。 ホテルに滞在しているときは、外食するのですが、私達にとって、現地での食事はお茶作りと同等に興味があり、非常 …
渡辺陶三作:秋津無名異、野坂粗土急須他入荷
佐渡島の無名異焼作家、渡辺陶三氏の茶器が多種類入荷しました。 今回は、特に、秋津無名異酸化焼成と野坂炭化還元の急須・茶壺が多数入荷しました。 https://hojotea.com/categ/teaware.htm 秋 …

PAGETOP