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初めての方にもおすすめ!安心・安全なプーアル茶6選
- [2019.03.22] Written By Hojo Tea Staff
本当に美味しいプーアル茶を飲んだことはありますか?
プーアル茶は、なんだか土臭い、カビ臭い変な味のお茶というイメージある人もいるかも知れません。しかし、上質なプーアル茶は甘味とコクがあり、とても美味しいものです。
日本でも広く流通しているプーアル熟茶も、山奥の厳しい環境で育った茶葉で作られたプーアル茶は驚くほど甘く、豊かな風味のお茶になります。
カビ臭いお茶は体にも悪影響の懸念がありますが、適切に作られたお茶は美味しいだけでなく、お茶本来の栄養素がたっぷり詰まっています。ここでは初めてプーアル茶を購入される方にも安心しておすすめできる飲んで楽しく体にも良いプーアル茶をご紹介します。
雲県普洱熟茶
今回ご紹介する6種類の中でHOJO TEAスタッフにも人気があるのが雲県普洱熟茶です。
価格がお求めやすいだけでなく、豊かな風味も堪能できます。乾燥フルーツのような香りとフルボディのコクのある飲みごたえが堪らないお茶です。「プーアル茶ってこんなに美味しいんだ!」と驚くこと間違いありません。
このお茶の産地は雲南省西部の臨滄・雲県という場所で標高2,000メートルの高地です。お茶は標高が高い場所のほうが苦みがなく甘みがある茶葉が育ち、価値が高い傾向があります。
さらに雲県は雲南省でも寒い地域で、寒暖の差がはっきりしています。この寒暖の差が旨いお茶を作ります。雲県プーアル熟茶は半分野生の状態の茶樹から採取された茶葉を使用しています。
高山古樹熟茶
高山古樹熟茶は上品な甘さとボディの強さが味わえる極上のプーアル熟茶です。煎が続き、10煎目でも楽しめるコストパフォーマンスに優れたお茶です。プーアル茶といえば食事前にがぶがぶ飲むイメージですが、高山古樹熟茶は丁寧に入れてゆっくり飲みたい、嗜好品としても優れたお茶です。
このお茶の特徴は以下の点です。
・樹齢数百年の古木から採取された茶葉を使用
・小茶頭と呼ばれる香りと味わいの豊な茶葉の部位を入れている
中国では樹齢が高い茶樹が珍重されますが、このお茶も樹齢数百年の古樹から採取された茶葉です。さらに発酵した直後のお茶(毛茶)にできるだけ近い味わいになるようにに工夫し、よりプーアル熟茶らしい風味に仕上がっています。
さらに、「小茶頭」という茶葉の塊がたっぷり含まれているのが特徴です。茶頭とはプーアル熟茶を発酵させたときに出来る茶葉の塊で、何年か寝かすことで熟成させるとフルーツのような甘い香りとなめらかな味わいのお茶に変化します。茶頭は中国で珍重され高値で販売されますが、ミニサイズの「小茶頭」を使い味わいを高めながらお値段をお手頃価格に抑えています。
无量山熟茶 小沱茶
无量山熟茶は、一口チョコレートのようにコロコロした外見が可愛い沱茶(とうちゃ)の形状をしています。中国や台湾のおみやげで頂いたことがあるかもしれません。プーアル茶は餅茶と呼ばれる円盤のような形に整形することが多いお茶です。昔は餅茶にして連ねたものをロバに乗せて、はるか彼方のチベットなどに運んで取引をしていました。しかし、餅茶は解体するの一手間が必要です。小沱茶なら1回1個と使いやすく、気が向いたその時にいれることができます。
无量山熟茶は2013年に作ったものと2015年に作ったものがあり、それぞれ若干風味が異なります。
无量山熟茶2013年の良さは「バランスの良さ」と「深い余韻」の2つです。プーアル熟茶らしいとろりとした味でありながら奥深い余韻が楽しめます。一口飲むとまったりとした円やかな甘味と香りが楽しめる、とても上品なお味です。しかも喉の奥まで染み渡る余韻もあり、他のプーアル茶とは一線を画します。初めてプーアル茶を飲む方はもちろん、通な方にもお薦めできるオールマイティーなお茶です。子供からお年寄りまで幅広い方々に楽しんで頂けます。
2015年はボディが軽めで、さらに飲みやすいお茶に仕上がっています。こちらも余韻が深く、何度でもじっくり味わいたいお茶です。あまり消化器官が強くない方、冒険せずにまずは堅実に試したい方にお勧めします。また、微生物発酵させていないプーアル生茶(2015年,2016年,2018年)もあります。
白鶯山古樹生茶
これまでご紹介したプーアル茶はプーアル熟茶と呼ばれるお茶で、実は1970年代に発明された新しいお茶です。
これからご紹介するのは古代中国から愛用され続けた「プーアル生茶」です。生の茶葉を萎凋し、釜で炒ってから揉み、天日乾燥したお茶です。とてもシンプルな製法なので原材料の良さで味が大きく左右されます。
白鶯山古樹生茶は、雲南省臨滄のお茶の名産地である白鶯山で採取した茶葉で作られました。茶カテキンとミネラルが豊富で、蜜のような甘い香りが楽しめます。嗜好品でありながら健康にも寄与する素晴らしいプーアル生茶です。
白鶯山は有名な産地なので近年は肥料で育てる慣行栽培が増えています。しかしこちらの茶は標高がより高い自然栽培の茶園を選んで仕入れています。透明感があり、清々しい印象があります。それでいてプーアル茶らしい滑らかな舌触りで、「緑茶とプーアル茶のいいとこ取り」といった風味が楽しめます。
価格も比較的安価で、味と価格のバランスが良いお茶です。初めてのプーアル生茶に如何でしょうか?
東山生茶
東山生茶は、通常より時間をかけてじっくり育った茶葉で作られたプーアル生茶です。ブドウのような香りと滑らかな舌触りが特徴です。中くらいのボディで比較的飲みやすい傾向があります。
このお茶は比較的若い茶樹から作られたお茶で、香りが強めでアロマ効果も期待できます。加工技術が高く、釜煎りを丁寧に行っているのも特徴です。厚みのある大きなフライパンで丁寧に加工されたので焦げ臭さがなく、お茶本来の良さを保持しています。
東山は雲南省臨滄県の西、標高2000-2200メートル一帯の地域です。茶葉の生育と美味しさは気温と雨で決まります。2016年の東山生茶は収穫直前の気候が寒く、乾燥していました。乾燥した環境だとお茶がゆっくりと成長するため鉄分が豊富で、とても美味しいお茶になります。
東山生茶は2016年と2017年の2種類がそろっています。その年によって気候が変わるので風味がそれぞれ異なります。
東山生茶2016年は柔らかい風味と余韻の深さが楽しめるプーアル生茶です。2017年は余韻が深いお茶に仕上がっています。出来ればそれぞれを購入して、2つの味のを比べてみてください。同じ産地のお茶でも気候ひとつで大きく風味が変わるのが実感できると思います。
プーアルジャスミンパール(普洱茉莉龍珠)
最後にご紹介するのはHOJO TEA独自のブレンド、プーアル生茶のジャスミンティーであるプーアルジャスミンパール(普洱茉莉龍珠)です。ジャスミン茶が好きな方はもちろん、少し変わったプーアル生茶を求める方、特別な方へのプレゼントにお勧めです。
茶葉の買い付けで雲南省に約2ヶ月間滞在し、プーアル茶に精通するHOJO TEAだから作ることが出来たユニークなジャスミン茶です。ジャスミン茶は、その香りが強調される製品が多い傾向にあります。しかし、プーアル生茶で作ると深いコクが生まれ、従来のジャスミン茶とは全く異なる風味が楽しめます。ミャンマー国境沿いの雲南省の奥地で採取された完全自然栽培茶に、広西ジャスミンという最高級品質のジャスミンの花で香り付けた贅沢なプーアル生茶です。
プーアルジャスミンのベースとなるプーアル生茶を栽培したのはラフ族という少数民族の方々です。森の中に点々と植えられた先祖代々の茶木で、年に一度だけ採取します。茶木は普段は手入れせず、自然に育つがままに放置されています。茶葉はゆっくり成長しますが、その代わりに素晴らしい風味が楽しめます。
肥料を入れて栽培すればすぐに成長しますが、旨味ばかりで鉄分が少なくコクがない茶葉になってしまいます。日本で流通するプーアル茶の大半はこのようなお茶です。
これが同じプーアル茶かと驚かされること請け合いです。
まとめ
プーアル茶といえば、主に中国原産のお茶ですが、茶葉が農薬などに汚染されているかと心配される方も多いのではないでしょうか?HOJO TEAは雲南省の山奥で自然に育ったお茶だけを使用しています。代表の北城彰が厳選した茶葉を使い、農薬汚染や環境汚染の不安がない土地で育った茶葉なので、安心して飲むことができます。
おいしさと安全の両立したHOJO TEAのプーアル茶を是非お楽しみください。
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