茶器・急須

[2012.03.30]
日本の紫泥と宜興の紫泥、言葉は同じでも全く異なる意味

萬古焼は朱泥を還元することで紫色に発色させている 私が取り扱っている急須・湯飲みの1つに三重県四日市市産の萬古急須があります。 萬古焼というと紫泥焼と一般に呼ばれておりますが、正確には紫泥ではありません。萬古の土は、あえ …

[2012.02.20]
良い茶器をプロデュースするための土探し

優れた土の焼き物を紹介しようと思った場合、各作家が伝統的に使っている土に頼るだけでは限界があると感じております。 日本の場合、素材と味の関係はさほど重視されておりません。どちらかというと見た目重視の作陶が中心です。 この …

[2012.02.04]
急須用の良質の土に自生する植物は、土と同じくミネラルが豊富

昨年佐渡島に出張した際に、野坂の原土がある場所、野坂地域を訪れました。 野坂は相川金山の隣に位置しており、その地域の多くが良質の朱泥で形成されております。 私が販売している野坂土の急須を体験された方には良く分かると思いま …

[2012.01.04]
食品やお茶の味を変える縄文人御用達の石

私の家の周りには縄文遺跡が沢山出土します。縄文人というと、原始的な人たちを想像するかも知れませんが、縄文時代と言えば中国は漢の時代でした。史記にでてくる時代であり、とうぜん縄文人も現代の私達と同じレベルの知能をゆうしてい …

[2011.12.19]
伝統工芸師、舘正規氏の萬古焼手作り湯飲み

四日市市指定無形文化財であり、伝統工芸師の舘正規氏の茶器が入荷しました。 https://hojotea.com/item/banko.htm 今回入荷分の殆どは湯飲みです。 萬古の土は、天然朱泥を2種類ほどブレンドし、 …

[2011.12.12]
鉄の摂りすぎが引き起こす味覚障害

ここ数ヶ月間、私はこれまでのような正確なテイスティングが出来なくなってしまいました。高品質のお茶を飲んでもあまり美味しいと感じないのです。いぜんは乾燥茶葉の香りを嗅いだだけで簡単にお茶の品質が判断できたのですが、しっかり …

[2011.12.06]
岐阜で朱泥の探索

先日、岐阜に朱泥を探しに行ってきました。 岐阜と言えば、美濃焼や瀬戸焼の原料が出土する場所でもあります。 美濃焼の1つの志野焼や瀬戸焼の黄瀬戸などは、美しく発色をするために特徴的な釉薬が用いられます。 ただ、これらの地域 …

[2011.11.21]
常滑作家 前川淳蔵氏

常滑の急須産地を訪ねました。 常滑の凄いところは、作家の層が厚いことです。 年配でベテランの作家だけでなく、若い人が多く育っております。 他産地と異なり、常滑の場合、急須流通のための仕組みが地域で作り上げられているため、 …

[2011.10.26]
佐渡の朱泥で宜興の朱泥と同等の性能の茶器をプロデュース

渡辺陶三氏の作品 私はこれまで日本の土で、中国宜興並みの優れた性能の急須を作れないか様々な試行錯誤を繰り返してきました。   優れた急須に求められるもう一つの機能 急須には2つの役割があります。1つめは言わずと …

[2011.10.17]
質の高い茶葉を香水に入れると香りに変化が!

お茶の香りを評価するときには、3種類の要素を評価します。 ① 香りの種類 ② 香りの強弱 ③ 香りの質 ①と③は全く別です。香りの種類と言うのは、桃の香りとか、苺香り、栗の香りと言った異なる種類の香りを指します。 香りの …

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大雪山野生茶(生茶)2023年・2024年産 同時発売
大雪山野生生茶の2023年産と2024年産を発売しました。 2023年産については、マレーシアの倉庫で1年間熟成しております。 https://hojotea.com/item/d27.htm   雲南省でも入 …
佐渡無名異焼作家の渡辺陶三作:野坂粗土還元急須が入荷
野坂粗土還元焼成の茶器を発売しました。 今回入荷したモデルは、茶壺(後手急須)、フリーカップ、マグカップの3点です。 https://hojotea.com/item/tozo_nosaka_reduction.htm …

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